龍ヶ崎市が市として発足したのが、64年前の1954年
であり、龍ヶ崎ニュータウンの工事開始が1977年、龍ヶ崎市
文化会館が完成したのが33年前の1985年である。
文化会館は、その後、市の文化芸術活動の中心として、
市民の発表会や展示会、各種催し物などが行われてきた。
最近ではNHKから、のど自慢大会、BS日本の歌、コロ
ッケの歌謡笑劇団などが来た。また人気歌手やグループに
よる歌謡コンサートなども度々行われてきた。
そしてこのたび、テレビ東京の人気番組「出張!なん
でも鑑定団 in 龍ヶ崎」の収録が7月1日文化会館で行われた。
お宝や骨董品などを持っているわけでもなく、また、そ
れらに特に興味があるわけではないが、最近、そのような収
録の様子を見ていないので、どのようにするものか関心があ
ったので、行ってみた。
ロビーで開場を待つ人々
会場の大ホールは1200人の収容能力があるが、ほぼ満員
であった。司会は、石田靖さん、アシスタントは奈津子さん、
鑑定士は、森由美さん(陶磁器)、増田孝さん(書)、北原勝久
さん(模型や玩具)であった。
観客席前部の風景
順次登場する6人の鑑定依頼人に司会の石田さんがいろ
いろ質問し、鑑定士が評価をする形式で、2時間にわたり行
われた。
会話はユーモアを交えて念入りにいろいろと行われたが、
放送では、通常、全てで20分くらいであり、長い収録結果が
どのように編集され、どう放送されるのか、興味のあるとこ
ろであった。
司会と依頼人との会話の様子
鑑定風景
この番組は、依頼人と司会者との会話、鑑定結果の意外
性などを楽しむようで、2時間の収録時間中、十分に楽しめた。
予想外だったのは、大きなカメラを肩に乗せたカメラマ
ン2人が会話中の人の前1、2mの近距離で撮影することで、
主役がカメラマンの陰に入って観客席から見えないことが頻
繁にあった。
しかし、撮影中の画面が舞台脇のモニター画面に映し出さ
れているので、直接は見えなくても画面を通じてわかるように
なっていた。
もう一つの予想外は、通常、このような場合に禁じられて
いる観客が自分のカメラで撮影することが認められていること
だった(もっともビデオ撮影、フラッシュ撮影は禁じられてい
た)。
この番組は、ときどきテレビで見るが、収録風景を見て、
多少見方も変わるかも知れない。
テレビ放送は、8月14日午後8時54分からテレビ東京で行
われた。
放送されたものを見たが、最初は龍ヶ崎の紹介があり、鑑定
品の紹介と評価結果は出ていたが、雑談風な会話の多くはカット
され、短時間にまとめられていた。そんなまとめ方が妥当そうで、
カットはされているが会話などの流れに不自然さは感じられなか
った。