2020年3月14日、JR常磐線の佐貫駅が「龍ヶ崎市駅」と名前を改めた。
改称が決まったのは5,6年ほど前であるが、そのためには改称に伴う多
額の費用を市で負担しなければならないが、JRの運賃改正があるときに
改称すると負担する費用が少なくなるというので、消費税の改正の時に
改称することになった。
当初の8%→10%の消費税の改正は、3年ほど前であったが、不景
気で税の改正が昨年10月に伸び、それに伴う運賃改正が今回の3月14日
となり、ようやく駅名の改称が実現した。
旧名「佐貫駅」は常磐線開通以来の歴史ある名前であるが、佐貫とは
龍ヶ崎市の西端にある集落の名前であり、いわば一家の表札として、姓で
はなく息子の名前を使っているようなもので、知らない人はその地名がど
こに属しているのかわからないまま通過していたことになる。
改称によって市の存在位置が龍ヶ崎市駅のあるところと乗客に理解し
て貰えるので、「龍ヶ崎市」の名前がよく知られるようになると市では期
待している。
予定では、駅名改称の日に、駅でいくつかのイベントが予定されてい
たが、コロナウイルスの蔓延に伴い、それは中止になった。
当日、雨が降っていたが、何か新しい変化があるかを確認するため、
駅へ行ってみた。
駅東口入口
階段下駅名表示版:写真を撮っている人がいた
階段を見上げると、こんな表示が
改称予告版:初日で0に
階上駅の駅前風景
新しくなった駅の入場券
ホームはいつもと同じ
駅のメイン出入り口の東口前の風景
この改称により、龍ヶ崎市の名が広まることを期待したい。