某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

砂浜の足跡

2009-12-28 17:21:34 | ぼやき
 アイルランドの「祈り」にこんな話がある。

 ある男が、砂浜に二人分の足跡が長く続いている夢を見た。それは男がそれまで辿ってきた生涯の足跡だった。4っの足跡が続くのだが、ところどころ一人分の足跡しかないところがある。それは男が辛い目にあった時であった。男は怒る。「キリストさんよ、あんたはいつも一緒に歩いて、俺の苦しい時は助けてくれる筈だったのに、何故そういう時だけ、俺を一人にしたんだ」と。
 キリストは答えて言った「その時、いつも私が貴方を背負って歩いたんだよ」

 日本と違って向こうでは神様も弁解するんだ、と私は感心した。
 今年は私の生涯最悪の年だった。こっちが入院してる時に弟が亡くなった。「成人病」が全部いっせいに見つかった。放射線治療まで始まった。来年2月まで連日朝早く病院に通はねばならない。
 こういうときになると、友達が良くわかる。元気ずけてくれる人、自分の経験を教えてくれる人。有難いことだ。しかし、前には定期的に電話のあった人で、こっちの辛い話が出てきた頃から、ぱったり何も言ってこなくなった人もいる。「困難な時の友が真の友だ」と言われるが、その反対。忙しくて他人のことなどかまっちゃいられない、まして具合の悪い人など、と言うところだろうか。 
 
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