某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

昔の移民と今の難民

2015-09-04 15:31:11 | アイルランドの今日

 アイリシュ・タイムズ9月4日に載った写真。生きた3人は難民認定されたかどうか。後の像は160年前のジャガイモ大飢饉で命からがら移民した人々を悼む像。カスタム・ハウスの前、リフィー川に沿った道路にたてられている。何度も撮ったがうまくゆかなかった。いつも誰か通行人がはいってしまった。其れを逆にとって、意図しない生身の人間の登場を「難民」にすれば良かったのだ、と気がついた。インチキだけれど誰にもわからない。
 アイルランドでは、難民受け入れをいまは警戒している。長い事英米カナダ・オーストラリア等々へ移民していた国が今外国からの移民をあまり歓迎しないというのはおかしくはないか、という批判がある。しかし、人口の少ない国だから、ちょっと沢山来るとすぐ目立つ。北京オリンピックの前に大量の中国人が英語を習いにダブリンに来た。3万人と言われる。40万人の市街地に3万だから大変だった。レストランで私達にも「ニーハオ」。道を歩いていると中国語で何か聞かれる。多分同国人だと思って道を聞いたのだろう。日本人は皆中国人とみなされてしまった。こんなことがあるから、数がちょっと多いとおおごとなのだ。EUでは今難民受け入れをどうするかが大問題になっている。ドイツは各国が相応に負担しろと言い、他の国々はできるだけ減らそうと画策する。他人ごと見たいだが日本も「受け入れない非情な国」としてかなり非難の対象になっているのだ。
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