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某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

またまた誤記事の訂正 「水割り」

2012-12-05 22:44:34 | ぼやき
 申し訳ありません。「水割り」の話のなかで、映画「ライアンの娘」の監督をアメリカ人と記しましたが、デイヴィッド・リーン監督はイギリス人でした。アメリカ人だから、まちがってウイスキーの水割りを出した、と思っていましたが、友人から、リーン監督はイギリス人だよと教えられて愕然としました。思いこみで書くと間違えますね。
 この監督の映画は何本か見ています。「アラビアのロレンス」「戦場にかける橋」。寡作だけれど良い映画を作っている、といわれますが、その通りで、私でも少なくとも4本は見ている。「逢引き」という映画もあって、これは中身を全然覚えていないのに、題名だけ記憶しています。大学の英語の授業で、先生が Brief Encounter(映画の原題)を「逢引き」と訳したのは名訳だね、とおっしゃったのを何故か鮮明に覚えているからです。私なら「短い逢瀬」とか「つかの間の出会い」などと直訳して、「芸がねえな」と笑われるところです。
 それにしても、イギリス人の映画監督が、何故1916年のアイルランド西海岸という辺鄙なところの昔の話に、いきなり水割りを登場させたのか、不思議です。ひょっとして、アイルランドでは昔から水割りを飲んでいて(貧乏だから?)、それが移民を通してアメリカではやったのか?まさか、そんなことはないですよね。
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会津の女性たちと徳富蘇峰、蘆花。

2012-12-03 00:00:11 | ぼやき
 来年のNHK大河ドラマが会津武士の娘新島八重の物語になるというので、早速書店に彼女の伝記風読物が並んでいる。それらを眺めながら思いだしたことがある。
 同志社の学生たちの中には尊敬する大先生新島襄と対等に暮らす夫人、八重をけしからんと思う者が多かった。人力車には先に乗るし、日ごろ全く平等で、普通の日本女性のように亭主をたててその陰にひっそりと暮らすという可憐な風情が全くない(と学生には見えた)。弁論大会で、学生だった徳富蘇峰が言葉を極めて八重を罵倒し、新島大先生をコケにする天下の悪女と酷評した。蘇峰は国家主義のまやかし右翼歴史家だと私は思っているが、まさか、これほどでたらめだとは思っていなかった。本当の理由は何だかわからない。熊本人だから、九州の男尊女卑をそのままひけらかしたのかもしれない。しかし当の新島は、八重のそうした自立した女傑ぶりが大変気に入っていたらしく、美人ではないが大変立派で私の一番気に入っている女性、とアメリカの友人に書き送っている。
 同じ会津武士の娘でアメリカ留学の女性第一号になった山川捨松(津田梅子らと一緒に、岩倉具視の使節団に同行してアメリカに留学した)は蘇峰の弟蘆花にひどい目にあわされている。蘆花の小説で有名なのは『不如帰』(ほととぎす)だが、あの女主人公浪子の義理の母親で、まるで鬼婆のように権柄づくで人情味のない、嫌味な女性は、山川捨松(大山巌元帥夫人)がモデルだと、当時は誰にでもわかった。したがって山川(大山)の行った大変に多くの新しい良い仕事(例えば日本最初のバザー、看護婦の養成、津田塾を梅子ととともに作り、女子英語教育に大変な貢献をしたこと等々)も山川の仕事としては殆ど無視されてしまっている。
 何故徳富兄弟があれほどひどく会津の女性を貶めたのか。昔から気になっているが、今だに理由は分からない。

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福島県立双葉高等学校―82歳の同期会

2012-11-27 14:24:39 | ぼやき
 中学同窓会の新聞に私どもが毎年行っている同期会のことを書けというので、次のようなものを綴った。没にならなければ印刷されるだろが、直接関係の無い方々には読んでいただけないので、此処に載せることにした。原稿料は頂いてないから良いだろう。字数制限600字なので舌足らず。元にはない註を念の為少しつけた。

 82歳の同期会
 双葉中学第22回・双葉高校第1回卒業生(昭和23年と24年。学制改革で旧制中学から旧制高校等に進学した者は23年卒、残って高校3年生に移行したものは24年卒。元は同じ学年だった)の同期会を11月21日に銀座の三笠会館で行った。参加者11名。案内は主に首都圏在住の諸君25名位に送り、返事が殆どすべての諸君から来た。皆、出欠だけでなく近況も知らせてくれるので、これをコピーし会の報告として毎回送っている。昨年2月には80歳の記念に『傘寿を迎えて』という文集を出した。16名の諸君が力作を寄せてくれた。戦中戦後の中学生生活や、これまでの長い年月の回顧など楽しいものに仕上がった。これは、消息のわかっている52名の同期生全員と双葉高校図書館などに送ってある。
 同期会はこれまで九段会館で花見を兼ねて春に行っていた。しかし、昨年は開催直前の大震災と原発爆発で出席出来ない人が多くなり、加えて予定会場の九段会館が壊れて死者まで出たため延期し、秋に有楽町の成城クラブで開催した。今年の春には同じ有楽町の「あづま」で行った。その折、1年では間が空きすぎるから半年ごとにしようという提案があり、三笠会館で今年2度目の開催となった。
 みな口々に近親者や友人の厳しい現状を語り、また、中学時代を懐かしく思い出して語り合った。遠い避難先の「いわき」から石田好君が駆けつけてくれ、頑張っている新山の酒「富士」を二本も寄付してくれた(新山は学校のある双葉町―元は長塚―の地区名、酒造家は移転して別の土地で昔ながらの酒を作っている。)一同大いに喜んで味わい、飲み尽くしたのは言うまでもない。

 
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忘れられはじめた福島

2012-11-20 02:40:14 | ぼやき
 朝日歌壇俳壇に、ひところはかなり、あの事故が顔を出していた。次第に減った。今日は、僅かに二首。「フクシマの骨突き刺さる海鼠かな」と「新聞の拡散予測地図の上音なく注ぐものを見ており」。関心が薄らいでいるように思える。もっと悪いのは、原発賛成が増えていることだ。流石にまだ歌壇俳壇には選ばれないが。
 橋下某が、始めは原発反対、間もなく再開容認、そして今度は原発賛成の石原と合併。変節漢と言ったら、「変節漢」に叱られそうなほどひどい変節。あれも、原発に賛成しても怖くない、票は減るまい、と推測して本音を出してきたのだろう。嫌な奴らだ。
 駅の近くでビラを配っていると、ちかごろは「原発で電気が充分出来たから日本の繁栄があったんだ。お前は日本を駄目にする気か」とか「原発無くして中国に負けたいのか」などと怒鳴る中年男が出てきた。喉元過ぎれば、というがもっとひどい。最初から何も感じないし、原発事故を何とも思っていないのだ。自分には関係ない、痛くもかゆくもない、どこかの馬鹿が騒いでいるだけ、と思い、根拠なしに威張っている。日本の中年男は駄目だね。会社では奴隷。家庭では裸の王様(威張っているが、妻子に馬鹿にされているのが分からない。)定年近くなれば面と向かって馬鹿にされ、熟年離婚の危険にさらされるのに、それまで全然気がつかない。まあ、自業自得だが。
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カラスの足跡・目尻のしわ

2012-11-20 01:31:35 | ぼやき
 目尻のしわを「カラスの足跡」というらしい。女のひとについてだけかもしれない。
 中国人の女性の顔に目尻のしわ、つまり、「カラスの足跡」の出来るのはヨーロッパ系の女性より10年遅く、それだけ若く見える、とテレビの人類史で言っていた。今の人類は皆アフリカ南端に10万年前頃生まれたホモ・サピエンスの子孫と確認されているそうだが、御先祖が同じと言いながら、中国人や日本人などは何故ヨ-ロッパ系と違う顔立ちになったのか、色々な説明を見てもまだもう一つはっきりしない。そんなことから、中国では、ご先祖はもっと古い北京原人つまりホモ・エレクトスの子孫だと言う説が主流らしいが、それはDNA鑑定などで完全に否定されている。いずれにせよ、事実として、ヨーロッパ系よりアジア系、特に中国や日本の人が若く見えるのは確かだ。アイルランドの男性が日本女性にいう褒め言葉に「『どうすればいつまでも若くいられるか』という本を書け」というのがある。誰にでも言うから「良くまあ露骨にお世辞を言えるものだ」と私はその都度思うが、言われた当人は本気にして凄く喜ぶ。確かに、遅くとも30代になると日本女性とヨーロッパの女性の見た目の違いは大変なものだ。日本の女性は50代でも20代に見られることが珍しくない。男性もそうで、10~20歳は若く見られる。
 或る時、何を見て年齢を推測するのか、と聞いた。答えは「顔のしわ」。なるほど、と思っていたが、今度それがテレビの人類史で裏打ちされた。
 「カラスの足跡」というのは英語のCrow's-footの直訳だという(「カラスの足」だが。)江戸時代から日本で言われていたのかと思っていたが、新しい輸入品だった。しわの出来るのが遅いのだから、それを苦にする言葉は生まれなかったのだろう。電車の中でそれとなく観察してみると、たしかに、カラスの足跡はあまり見つからない。目のせいかもしれないが。
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