某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

カラスの足跡・目尻のしわ

2012-11-20 01:31:35 | ぼやき
 目尻のしわを「カラスの足跡」というらしい。女のひとについてだけかもしれない。
 中国人の女性の顔に目尻のしわ、つまり、「カラスの足跡」の出来るのはヨーロッパ系の女性より10年遅く、それだけ若く見える、とテレビの人類史で言っていた。今の人類は皆アフリカ南端に10万年前頃生まれたホモ・サピエンスの子孫と確認されているそうだが、御先祖が同じと言いながら、中国人や日本人などは何故ヨ-ロッパ系と違う顔立ちになったのか、色々な説明を見てもまだもう一つはっきりしない。そんなことから、中国では、ご先祖はもっと古い北京原人つまりホモ・エレクトスの子孫だと言う説が主流らしいが、それはDNA鑑定などで完全に否定されている。いずれにせよ、事実として、ヨーロッパ系よりアジア系、特に中国や日本の人が若く見えるのは確かだ。アイルランドの男性が日本女性にいう褒め言葉に「『どうすればいつまでも若くいられるか』という本を書け」というのがある。誰にでも言うから「良くまあ露骨にお世辞を言えるものだ」と私はその都度思うが、言われた当人は本気にして凄く喜ぶ。確かに、遅くとも30代になると日本女性とヨーロッパの女性の見た目の違いは大変なものだ。日本の女性は50代でも20代に見られることが珍しくない。男性もそうで、10~20歳は若く見られる。
 或る時、何を見て年齢を推測するのか、と聞いた。答えは「顔のしわ」。なるほど、と思っていたが、今度それがテレビの人類史で裏打ちされた。
 「カラスの足跡」というのは英語のCrow's-footの直訳だという(「カラスの足」だが。)江戸時代から日本で言われていたのかと思っていたが、新しい輸入品だった。しわの出来るのが遅いのだから、それを苦にする言葉は生まれなかったのだろう。電車の中でそれとなく観察してみると、たしかに、カラスの足跡はあまり見つからない。目のせいかもしれないが。
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