Our World Time

生と死を考えたいひとには、すこしだけ参考になるかもしれません。

2014年07月23日 | Weblog


(画像は、ゲラ確認のために編集部から送られてきたものを基に、この地味ブログのアップロード制限内に収まるよう縮小しました。実際の雑誌はもう少し情報量があるだろうと思います。文章やコピーにも、印刷され書店に並ぶものと、いくらか違いがあるかも知れません。これはあくまで、仮のイメージ画像です。
 なお、この画像は、雑誌の表紙ではなく、ぼくをめぐる記事の扉、最初のページです。この写真の表紙で書店に並ぶわけではありませんから、誤解なきよう)


▼ぼくが以前に大腸癌を手術し、そのあとの腸閉塞で死に直面したことは、この地味ブログにお通いのかたなら、ご存じだと思います。
 たとえばイラク戦争で死に直面したときとは違った意味で、生と死の境界を、それと自覚しつつ行ったり来たりしました。

 ぼくの意思や努力でと言うより、天の計らいでたまたま死地を脱して、まだすこし活動しているわけです。
 大病院の医師から癌を告知されたとき、それから信頼する近所の開業医から腸閉塞について「まず小腸から破裂して、まもなく死に至る」と告げられたとき、そのいずれにおいても、おのれの気持ちがぴたりと鎮(しず)まっていて、やるべき仕事、任務を遂行することを気負いなく、いささかの迷いもなく、ただ淡々と優先させている自分が正直うれしかったことを、いちばん、思い出します。
 父と母に受けた家庭教育は、嘘ではなかったと感じました。


▼なぜ、こんなことを突然に記したかというと、先日、「がんサポート」(エビデンス社)という雑誌からインタビューの申し入れがあり、それをお受けしたからです。
 たまに、意外な雑誌などからインタビュー依頼があります。まえに、クルマの雑誌もありましたね。
 今回も、こうしたインタビューを受けることがあるとは思っていませんでした。

 この頃の日程が異常にタイトなので、インタビュー時間はとても短くなってしまって申し訳なかったのですが、送られてきたまとめ原稿を見ると、感心するぐらいきちんとした原稿でした。
 この専門誌のライターや編集者の方々が、さまざまな癌克服の体験に、インタビューを通じて真摯に向かい合ってこられたからではないかと思います。

 関心のある方は、手に取ってみてください。
 ぼくの本ではないので、立ち読みではなくて、買ってあげてください。
 8月16日発売の9月号です。


✶エビデンス社の編集部は…
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-11-8淡路町UKビル3F
TEL 03-3526-5022 FAX 03-3526-6303

 担当の編集者は、 白石彩さんです。Eメールアドレスは shiraishi@evidence-inc.jp
 この雑誌のHP はここ、「情報センター」というのはここです。