Our World Time

もう既に…

2013年06月30日 | Weblog
…「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)が本屋さんの店頭でもネット書店でも手に入らない、という声がたくさん届いています。
 ごめんなさいね、みなさん。
 ただ、すでに3刷の検討には入っているようです。「これから新聞広告を打つので、その反応を見てから」という連絡が編集者から入り、正直、「そんなに、おっかなびっくりでは、読者に迷惑を掛けてしまう」と思いましたが、それでもジリジリと前へ進んでいると、ポジティヴに考えましょう。

 たとえばアマゾン(*アマゾンをはじめ多国籍企業は税をきちんと払ってください)は、「入荷予定は7月14日」となっていたのが、「7月1日の入荷」に、すなわち明日の入荷に変わっています。

 さて、ぼくと青山千春博士は、無事に羽田空港に着いて、たった今、八重洲ブックセンターに向かっています。
 会えますね、みなさん!

博多から八重洲へ飛びます

2013年06月30日 | Weblog


▼今日2013年6月30日の日曜日は、いよいよ青山千春博士とぼくの、初めてのジョイント・トークショー&サイン会です。
 青山千春博士が意を決して国民に問う書、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)の出版を記念して、東京の八重洲ブックセンターで開きます。

 ところが、いまは福岡空港にいます。
 実は、独研(独立総合研究所)が自主開催している「独立講演会」を初めて、九州で開催することに決したのです。
 それも福岡の名高い神社、「筑前国一之宮 住吉神社」の境内にある能楽堂で開くのです。
 九州で独立講演会を開くのが、これが最初になるだけではなく、能楽堂をお借りしておこなうのもまったく初めての試みなので、下見に福岡入りしました。

 ぼくらは基本的にぶっつけ本番が多いので、こうした下見はまことに珍しいのです。
 しかし、貴重な日本の文化遺産でもあり、生きている文化の現場でもある能楽堂を、神社の理解を得てお借りするのですから、いささかの迷惑をかけることがあってもいけないと考え、事前に見せていただきました。
 この能楽堂は、戦前からの由緒正しい能楽堂がそのまま現在も使われています。舞台の下には、いくつもの瓶(かめ)が埋め込まれ、マイクなどを使わずとも音響が美しく響くよう工夫されています。


▼福岡では、ことし10月19日の土曜に、九州を代表する放送局、RKB毎日放送の「ラジオ祭り」が開かれます。
 ぼくも参加して、RKBのキャスターとトークショーなどを行います。
 これに合わせて、これも九州初開催の「インディペンデント・クラブ」(IDC)会員集会を福岡で、同じ日の夕方に開く予定です。
 そして明けて10月20日の日曜には、能楽堂で独立講演会を開きます。

 さらに、その10月19日土曜は、博多のライブハウスで、IDC会員対象にギター弾き語りのライブをやる計画です。久々に、歌います。IDC会員のなかにいらっしゃるプロのギタリストに加わっていただく予定です。
 この弾き語りライブは、独立講演会のあと能楽堂でそのまま、独立講演会の参加者を対象に行うことも検討中です。

 ライブは、第1回を京都のライブハウス「都我都我」(とがとが)でおこない、第2回を博多のライブハウスで開きました。
 今回は上記の計画通りに開けば、第3回、第4回の連続になるわけですね。


▼詳しい予定が決まれば、またお伝えします。
 みなさん、元気なオモシロ文化の花が開いている博多で会いましょう!

 今日は、東京の玄関口の八重洲ブックセンターで会いましょう。
 このトークショー&サイン会では、ロングセラーになっている根本の書「ぼくらの祖国」(扶桑社)をめぐる現在についても、すこし話したいと考えています。

 さぁ、飛行機への搭乗です。

朗報と言ってはおこがましいですが…

2013年06月28日 | Weblog
…独研(独立総合研究所)の会員制クラブ「インディペンデント・クラブ」(略称IDC)の追加募集をする基本方針を決しました。
 担当責任者の青山千春博士(独研の自然科学部長だけではなく、人手不足のいまは総務部長代理を兼任しています)から「その基本方針だけは、社長の個人ブログに書かれてもOKです」という話がありました。
 IDCの事務局としてはまだ、「いまは募集していません。募集があるときは独研の公式HPでお知らせします」としか、お問い合わせに答えられませんが、追加募集の知らせを近日に、独研公式HPにもアップすることになります。

 IDCは、ぼくと一緒に総理官邸や国会を廻って、日本オリジナルの民主主義を考えたり、「IDC雪上集会」としてぼくと一緒にスキーをしたり、あるいはぼくの運転するレーシングカーの助手席に乗って特設コースを周回したり…といったイベントもありました。
 ぼくのギター弾き語りを含めたトーク&ライブも、京都や博多で行いました。
「IDC祭り」という全体イベントも年に一度はあって、ぼくとほんとうに丸一日、一緒にいて、特別講演を聴いていただき質疑応答をしたり、バーベキューを食べながら質問を受けたり、2次会で見晴らしのいい夜景を見ながらバーで、さらに質問を受けたり、という朝から深夜までずーっと一緒、という日もあります。

 ご関心のかたは、やがての公式のお知らせを待ってくださいね。

それなりの即応

2013年06月28日 | Weblog

▼「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)がさっそくにネット書店で「在庫切れ」となった問題について、それなりの即応があり、たとえばアマゾン(*アマゾンをはじめ多国籍企業は税をきちんと払ってください)では「在庫切れ 入荷未定」という無念の表記から「7月14日入荷」へと変わりました。
 読者の手に届くのがまた遅れたのですから、たいせつな読者に迷惑をおかけしていることに変わりはありませんが、在庫切れよりは、はるかにマシです。

 読者の声のおかげだと思います。
 しかし発刊の絶対数がそもそも足りないことが変わらないと、ですね。

無念ふたたび

2013年06月28日 | Weblog

▼「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)が、既にして、たとえばアマゾン(*アマゾンをはじめ多国籍企業はきちんと税を払ってください)で「在庫切れ」となってしまいました。

 版元や編集者に「この印刷部数では、きっと在庫切れになって、読者に迷惑をかけます」と最初から申してきたのに、さっそくこの現実です。
 発売前の増刷、という異例の措置はありましたが、それを合わせても1万3千部。日本国民の「建国以来初めての自前資源」への願いと、ほんものの希望への渇望、そしてメイン著者の青山千春博士の新しい生き方へのフェアな関心、それらの強さを、ぼくは実感しています。
 この書の後半、「希望の現場とは何だろう」を苦しみつつ書きながら、それをありありとぼくは身近に感じていました。

 発売日は、きのう6月27日。しかし、たとえば上記のアマゾンの入荷日は「6月30日」となっていて、さらに本日6月28日、すでに「在庫切れ」です。


▼ほんとうは、根本の書、「ぼくらの祖国」(扶桑社)で、まったく同じ「読者の求めに応じられない無念」、「本を読みたい、という国民がそこにいらっしゃるのに、本がなかなか印刷されない」という悲痛を、特に出版の初期、読者の要望がいちばん強かったときににこそ、さんざん味わいました。
 その無念を、青山千春博士にも繰り返させるのは、辛いことです。
 悲痛というのは大袈裟じゃないか、と感じるかたもいらっしゃるでしょう。分かります。しかし、一字一字に魂を入れて書きあげた本は、書き上げただけでは「本」ではありません。読者の体内に入って初めて、「本」になることができるのです。
 読者がいないのなら、もって瞑すべし、印刷部数がどれほど少ないままでも、一切何も言えない。
 しかし読者がそこに、そんなに沢山いらっしゃるのに、なぜか印刷されない。
 これほど残念無念、悲しいことはありませぬ。

 まだ見ぬ読者のみなさまがた、こころの底から、ごめんなさい。
 いつか、こういう壁が倒せる日も来るでしょう。
 待ってください、どうかお待ちください。
 版元や編集者のせいにするのではなく、「こんな本はこんな程度にしか読まれない。多くの関心は写真集やタレントの本、あるいはハウツーもの」という日本の出版界の思い込みを、わたしたちの静かな、たゆまぬ努力で、きっとすこしだけは変えてみせます。


▼そして真の力は、やはり読者です。
「ぼくらの祖国」が現在、ささやかなりにロングセラーになっているのは、たびたび繰り返された、すこし前まで果てしなく繰り返された「在庫切れ」にめげずに、負けずに、待ってくださった読者のおかげ、ただただ、みなさん自身のおかげなのです。
 社交辞令など、もちろんカケラもない。
 読者こそが創る「本」という文化。だから、書き手のぼくも、また書こうという気がするのです。

…青山千春博士は船乗りです。
 船乗りという、にんげんは、「過去の波は一切、考えない。いま乗り切りつつある波も、もはやあまり考えない。考えるのは、ただ、次の波だけ」というオモシロイ性質があります。
 だから、日本女性で大型船船長の資格をとるファーストランナーであった青山千春博士はもう、次の本を書いています。
 それは…うーむ、内容は、彼女が書き上げてから紹介しましょう。ぼくも読んでいないのですから。しかし、そのコンセプトは、客観的にすごく興味深い!
 上記ですこし触れた、「新しい生き方」をめぐる本です。


遅くならないように、取り急ぎ!

2013年06月26日 | Weblog


▼次の独立講演会の募集がきょう正午から、始まりました。
 参院選後のすべてを語り尽くしたいと思いますから、どうぞ、お集まりください。
 独立講演会は、時間無制限(ただし聴衆のみなさんの限界からして原則、連続4時間半)でおこなう、わたしたち独研(独立総合研究所)の自主開催の講演会です。

▼以下に、独研公式HPから抜粋してアップします。

第19回 独立講演会@東京 (2013年 7月28日 : お申込み受付を開始しました)

【講演日】
2013年7月28日(日)

【講演時間】
開場:13時05分
開演:14時00分 ~ 18時30分 予定

【講演内容】
「参院選後をめぐって」

【場所】
タイム24ビル 5F南
135-8073 東京都江東区青海2-4-32
TEL:03-5531-0024
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅下車徒歩約2分
詳細は、こちらへ。

【受講料】
一般 5000円 / IDC会員 4000円

【定員】
250名
※定員を超えた場合、抽選となる場合もございますのでご了承下さい。

【申込期間】
2013年6月26日(水)正午~ 2013年7月5日(金)正午
※申込期間内のみ、申し込みを受付致します。
「申込フォーム」ボタンをクリックし、お申込み下さい。

独研ホームページからのお申し込みに限り受付けます。

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、7月5日(金)申込締切り以降、メールにてご連絡致します。

【問い合わせ先】

独立講演会 運営事務局
※電話でのお問い合わせは対応しておりませんので、ご了承下さい。
※独立講演会については、独研(独立総合研究所)総務部では対応しておりません。


見てもらえる!

2013年06月26日 | Weblog

 

 

▼きょうは「水曜アンカー」(関西テレビ)の生放送の日。
 いつものように前日から大阪に入り、関テレ報道部との討議を経て、いまも最終的な情報の確認などに努めているところです。
 今週は、きのうに京都で、どうしてもやらねばならない講演(自衛隊と自衛隊OB、そして自衛隊離職者を受け容れている経済人らへの講演)があったために近畿大学経済学部の講義(国際関係論)を休講にせざるを得なかったのが無念でした。


▼ぼくも身体はひとつだけですから、さまざまに錯綜する仕事あるいは、一民間人ながら任務だと思っていることの両立、いや何重もの同時進行を、きのうのように物理的に一部は断念せねばならないことも起きますから、独研(独立総合研究所)の秘書室にも明かしていない胸の内では、とても辛いものがあります。

 今朝の、大阪のホテルでの仮眠のとき、たぶんそのせいで、とても苦しい夢を見ました。
「自分の通う大学の学園祭で自転車を盗まれ、それを探しているうちに、大学の試験日程を忘れていて、気がついたら得意科目の試験が幾つも終わってしまっていた!」というやつでした。
 ふはは。
 ぼくは慶應義塾大学文学部中退、早稲田大学政経学部卒業なのですが、この夢に出てきた大学、慶応にも早稲田にも似ても似つかない。しかも、ぼくは明らかに中学生なのに大学に通っている!
 ぼくが苦しい夢を見るとき、だいたいがこの、「大学の試験をうまく受けられない。卒業できない」というやつなんです。

 今は近畿大学で学生諸君に試験を行っている立場ですが、試験の日、つい学生たちに「ぼくもこんな悪夢をいまだに見るぐらいだから、試験の出來が良くなくても、あまり気にしないでね」という話をしてから、出題しています。
 学生諸君がいつもと違って緊張した顔をしているからなのですが、学生にしてみれば、「今、この場でそんなことを言われてもナア」という感じでしょうね。ふひ。

 今朝は、RKB毎日放送(福岡)の「スタミナラジオ」の朝の生放送に電話で参加するために、短い仮眠から起きて、悪夢が終わって、よかったです。ホントに、ホッとした。


▼さて、さて、「水曜アンカー」の生放送が次第に迫ってきます。
 きょうは、青山千春博士が意を決して書いた「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)の実物を、「長すぎる後書き」を書いた(実質的な)共著者として初めて、紹介できます。

 実物を、みんなに見てもらえる。
 今からわくわくして、正直、嬉しいのです。
 このちいさな一冊の、ほんとうの深い意味を実感しているからです。

 根本の書「ぼくらの祖国」(扶桑社)を「水曜アンカー」で紹介したときもわくわくしましたが、この新刊書は、学界内で嫌なことがこれで起きても…という青山千春博士の決意が背景にあるから、また違う感慨です。ちなみに、「ぼくらの祖国」も「希望の現場 メタンハイドレート」もタイトルと、表紙と裏表紙のデザインの原案はぼくが考え、青山千春博士や編集者と相談してみんなで練りあげていきました。

 きのう、前述した京都での講演の後の懇親会でお会いした山田京都府知事も「読み始めていますよ」ということでした。山田知事ともすべてが意見一致というわけでは、もちろんありませんが、ことメタンハイドレートをめぐっては政府を動かす「日本海連合」を創ってくださった全国知事会長です。
 山田知事は懇親会で冒頭の挨拶に立たれ、不肖ぼくと出逢って「そんな自前資源があるのか」と驚かれて日本海連合の結成を決意したと、時間を割いて語られました。
 そのいきさつも、この「希望の現場 メタンハイドレート」に、簡潔にではありますが、大切なことのひとつとして出てきます。

 …と言っても、まさか「水曜アンカー」の冒頭から紹介するわけにいきませんから、番組の最後(正確にはアンカーの前半最後)、午後6時前に、わずかな時間で紹介することになると思います。

 それまでに時間がなくなっていたら、できない!
 そ、それは、ほんものの悪夢だぁ。


▼写真は、「日本海連合」の一員、兵庫県の漁業調査船「たじま」の船尾です。
 独研の青山千春博士やぼくが、日本海のメタンハイドレート調査を初めて自治体と連携して行った最初の航海で撮った一枚です。
 この時は日本海連合はまだ生まれていなくて、兵庫県の井戸知事の英断で先行調査が始まり、それもテコに日本海連合の誕生に繋がっていったのです。

 祖国の旗がはためく船尾の写真は、「希望の現場 メタンハイドレート」の裏表紙の写真に使いました。
 ここにアップしたバージョンよりもっと、船に乗っている気分になれる、全体の写真です。
 本を手に取られたら、一度、帯を外して、裏表紙をご覧になってください。
 あなたも一緒に航海に出てている気がきっとします。ほんとうはみんなと一緒にわれらの日本海に出ているのですから。

 


教育三題

2013年06月25日 | Weblog

 

▼きょう6月25日火曜は、朝5時に、どうにか資料を完成。
 それは、5月中旬にインドに行ったとき、インドの要人に提案した「チャンドラ・ボース・ジャパン大学」の創立をめぐる資料です。
 きょう文科省の首脳陣にサシでお会いする約束が、きのうに急に成立したから、ほかの仕事に夜更けに目鼻を付けてから、朝までにその資料を作ることになったのです。

 おととい6月23日の日曜日に、神戸で開いた「第19回独立講演会」(*註)で質問に立った35歳の男性が「ぼくは意志が弱い。青山さんのように頑張るにはどうしたら?」という趣旨の質問をなさった。

(*註 独立講演会とは、独立総合研究所が自主開催している原則、時間無制限のスーパー講演会です。あ、スーパーと言ってしまった。しかし、最短でも4時間半、最長では実に6時間半のロング講演を倦まずに聴いてくださるみなさんは、スーパー・オーディエンスなのです)

「ぼくも意志が弱いんです」と答えました。謙遜じゃありませぬ。「気は、凄く強いけど、意志は弱いんです。酔って帰ると、今でも歯磨きせずに寝ちゃいます。子供の頃、遊んで帰ると親に叱られても歯磨きせずに布団に入っちゃったのと、何も変われない」
 そして、こう続けました。
「意志が弱いのなら、それを無理に強くしようとはしないでいいです。それよりも、あなたの意志が強かろうが、弱かろうが関係なく、あなた以外の人があなたに何かを期待するように、してください。それは期待に応えるために、いい格好しようとか、そういうことじゃない。逆です。人に何かを、かすかでも期待してもらって、自分のためじゃなく、まさしく自分以外の誰かのためになろうとする。そうしたら意志が弱くても、やるべきことをどうにかやれます」

 これは、まさしく本音です。ぼくの意志弱き人生、そのままです。
 独立講演会でも、チャンネル桜の「答えて、答えて、答える」でも、いつでも同じ、本音のままで、すべての質問に答えています。

 昨夜から今朝にかけて、たぶん30回以上ぐらい、「もう、どうでもいいから横になりたい。この頃、筋力トレーニングの時間がゼロになっていて、スキージャンプ墜落で骨を引きちぎっちゃった腰も、腰回りの筋肉が分厚さを失って、痛むんだからさぁ、とにかく眠くて眠くて吐き気がするしさ、いったん横になりたい。横になろう。そのあと、どうにか、仮眠10分ぐらいで、起きてさ、仕事を再開できるよ、きっと」と、意志弱きぼくが、ぼく自身に繰り返し、繰り返し、囁(ささや)きました。

 しかし、「水曜アンカー」という関西テレビの生放送で、この「チャンドラ・ボース・ジャパン大学」を創立して、アジアと世界に正しいフェアな歴史観を打ち立てるという提案をインドでしました、という事実を話したら、そのあと驚くほど沢山の視聴者、国民から「必ず、下村博文・文科大臣らに直接、伝えてください」というメールや書き込みをいただきました。
 日本があまりりに不当に貶められてきたことに、じっくり向かい合って、名誉ある祖国にして子々孫々に手渡したい。その期待をぐいと胸に刻んでいる以上は、意志の弱いぼくもどうにか、文科省首脳陣に手渡す資料を作るまでは、寝っ転がらないで、耐えて、作業を続けられる。


▼そして資料は、夜明けと、そのあとの清涼な気配を窓の外に見ながら、おのれでも一応は納得できるレベルまで完成。「いったん横になる」というのをやっていたら、間違いなく完成しないままだった。

 ほんのすこし仮眠をして、携帯電話にセットしたアラームで飛び起き、イヤイヤをする心身を熱めの短い朝風呂で叩き直して、文科省へ向かいました。
 話の詳細はまだ明かせないけど、たとえば一対一で向かいあった下村博文・文科大臣の、歴史への確固たる、フェアな認識は素晴らしかった。

 下村さんはまた、文部科学省、つまり旧科学技術庁サイドから、メタンハイドレートの真っ当な研究開発に深い関心を寄せて、ふつうの政治家にはあり得ない努力をなさっているひとです。
 政治家はいろいろな面を持っているから、下村さんについても様々な意見、見方、情報をぼくに伝えてくる人は少なくありません。
 しかし、前述の独立講演会でも、あらためて確信を持って述べたことですが、ぼくは日本の国内外を問わず、その人材の良き面と、連携すべきを連携し、祖国とアジアにささやかに寄与できるよう生きて、死にます。
 おのれ自身が、おかしな利権に一切、関わらず、私心(わたぐしごころ)を脱するよういつも努めていれば、相手も、良き面だけを出してこられます。日本人でも外国人でも、それはまったく同じです。


▼下村文科大臣はすでに、独研(独立総合研究所)自然科学部長の青山千春博士が意を決して初めて一般国民のために書いた「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)を読み始めておられました。
 下村さんは東京選出の代議士です。都議選を挟んで、まさかもう、この書に目を通しておられるとは思わなかった。じっくり読み込む本だというお考えが、伝わってきました。

 この書をアシストし、そして「長すぎる後書き」を書くために、この6月、ぼくの無茶も極限を超えてしまいました。
 しかし、国民から沢山の予約が殺到していることと合わせて、正直、嬉しく思いながら駅に向かい、そして今は新幹線の車中です。
 これから京都で、自衛隊と自衛隊OBのかたがたらに講演です。
 そのあと大阪へ向かい、今週も、関西テレビ報道部の諸君と、「水曜アンカー」のための、ちと苦しい討議が待っています。


▼そして、駅に向かうタクシーの車内で、同行のYO秘書から、「社長!」と弾む声がかかりました。
 彼女はこう言いました。
「ぼくらの祖国」(扶桑社)がまた重版になったと編集者からメールが入ってます!

 そう、これで13刷に達しました。
 なんと、「希望の現場 メタンハイドレート」が世に出て行くのと合わせて、「ぼくらの祖国」(*註)も、びっくりするぐらい多くの読者が、あらためて増えているのです。

(*註 青山千春博士命名の通称では、ぼくそこ。読者の命名では、赤本。それなら、この「希望の現場 メタンハイドレート」は、対談本の「青山繁晴 反逆の名医と日本の歯を問う」(ワニプラス)などと並んで、白本かな…)

 そんな宣伝はしていないのに、「希望の現場 メタンハイドレート」と「ぼくらの祖国」が根っこでは、底流では、しっかりと繋がっていることを、どうして読者は、かくも正確にご存じなんでしょうか。
 日本の読者のレベルの高さに、いま一度、感嘆します。


▼この「ぼくそこ」は、ぼくらの祖国という言葉が、父や母と子供たち、小中高の先生と生徒たち、そして大学や大学院での教員と学生たちの間でふつうに使われるようになることを、根本の願い、祈りとして書き上げました。

 きょう25日火曜は、文科省を訪ねました。ぼくは6月に文科省参与にも就いています。
 そして22日の土曜は、大阪のある幼稚園で父兄のかたがたに講演し、その前日の21日金曜は島根県の松江で、中高の校長先生らに講演しました。
 そのあいだに、23日・日曜の独立講演会が挟まっているわけですね。
 独立講演会を挟みつつ、いわば「教育三題」の数日間です。

 この松江と大阪では、それぞれ忘れがたい体験もしました。
 それは別のエントリーで記します。

 新幹線は講演地に近づいています。
 さぁ、集中心を高めて、眠気も何も身体から叩き出せ。

 


実物

2013年06月20日 | Weblog


▼きょう6月20日木曜は、朝に防衛省へ向かい、幹部研修の講義から1日をスタート。
 この防衛省(かつては防衛庁)の幹部研修の講師は、共同通信政治部の防衛庁担当記者だった当時からずっと現在まで、実に19年ほど続けているのです。
 防衛省で講義のあと、硫黄島の遺骨を取り戻すことに努力してくれている良心的な内局幹部と昼ご飯を食べながら、すこし議論し、都内のホテルへ。
 そこで開かれた「先見社長会」という勉強会で講演し、質問をたくさん受け、そして有楽町のニッポン放送へ。
「ザ・ボイス」の生放送に参加です。

 この途中、先見社長会の会場のホテルに着いたとき、独研(独立総合研究所)のYO秘書から、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)の実物を、初めて渡されました。
 わお、手に取る、実感。

「ぼくらの祖国」(扶桑社)の実物を手にしたときの、やっと念願の書を出せた、根幹をささやかに問う書を出せたという実感とはまた違う、なんだか自分でも、現場をもう一度手で触っているような感じがしました。


▼その「ザ・ボイス」のエンディングでもお伝えしましたが、6月30日の八重洲ブックセンターでの青山千春博士とぼくのジョイント・サイン会&対論講演会は、もう満員御礼になっているそうです。
 次の機会もきっと、各地であります。そのときにも、会いましょうね。


これぞまさしく、みんなの力

2013年06月19日 | Weblog

 

▼「水曜アンカー」の生放送を終わって、伊丹空港へ向かうタクシー車中でEメールをチェックすると、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)をめぐって「急ぎ、重版を決めました」という版元からの知らせがありました。

 出版前から増刷になるという異例のグッドニュースになったのは、掛け値なしに、みなさんの力です。
 なぜなら、ネット書店で、たとえばアマゾン(*アマゾンを含む多国籍企業は、タックスヘイヴンなど使わないで、ちゃんと税を払いましょう)の全書対象のランキングで、「希望の現場 メタンハイドレート」が、まだ発売前なのに実に25位、そして「ぼくらの祖国」(扶桑社)が2011年12月の発刊なのに88位(いずれも2013年6月19日水曜夜9時現在)となっているからです。

 版元の編集者のEメールには、「2冊ともすごいことになっています。私もいまアマゾンをみて、背中がゾクッと、感動しておりました」とありました。


▼みんなの応援に、強い責任を感じます。
 これからも一緒に考えましょう。


月曜の夜明けから水曜の午後へ、そして木曜には…

2013年06月19日 | Weblog

 

▼いま雨の大阪にいます。
 今週は、6月17日月曜の夜明けからすぐ都内の自宅を出て、6時20分羽田発の始発便で沖縄に飛び、仲井眞知事らとお会いして普天間問題や、中国からいかに沖縄県を護り抜くかというテーマを自由な立場で話し合いました。
 疲れた眠い眼をこすりながら見ても、つゆあけの沖縄の空と海は、こころに染み入って青かった。

 翌18日火曜は、ふたたび早朝のフライトに乗って那覇から関空に飛び、大阪の経済人らとたいせつな意見交換をし、そして近畿大学経済学部で国際関係論の授業をふたコマ、連続3時間強を講義し、正直やや表情に乏しい学生たちを、ぼくなりに懸命に鼓舞し続け、ちと挫折感も味わいながら関西テレビに向かって、「水曜アンカー」のために、いつもの、ちょっと辛い議論を交わしました。

 明けて今日、19日水曜は、朝にRKB毎日放送(福岡)の「スタミナラジオ」の生放送にいつも通りに電話で参加し、企業の広報誌に載る予定のメタンハイドレートをめぐる原稿のゲラ直しを急ぎつつ、水曜アンカーのための最後の情報集めを電話やEメールでおこなって、今は午後1時半です。

 これが梅雨かと思うような異様な空梅雨の最後には、いきなり、ひどい大雨が来る。
 この頃の日本の現実ですね。
 今年もそうかどうかは分かりませんが、紀伊半島をはじめ無残な被害をもたらした豪雨災害が起きないように祈りつつ、まもなく関西テレビのスタジオに入ります。アンカーが終わると伊丹から羽田に飛び、夜半に政権中枢と包括的な意見交換をします。


▼さて、八重洲ブックセンターでは、明日20日木曜には1階店頭に「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)の出来たてほやほや200冊が並び、先行販売されるそうです。
 たった今、その知らせがありました。

 これがどんな新刊かは、この下や、そのさらに下のエントリーを見てくださいね。
 初版わずか8千部のうちの200冊ですから、すこし大袈裟ですが貴重と言えば貴重です。
 ふひ。


夜半に「日本の出番」を考える

2013年06月19日 | Weblog


▼独研(独立総合研究所)の自然科学部長をつとめる青山千春博士が意を決し、初めて一般国民に向けて、日本初の自前資源メタンハイドレートをめぐる真実を明らかにした本「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニプラス)の初版発行部数が決まりました。

…わずか8千部です。

 予想というか、覚悟はしていましたが、す、すくない。
 ネット書店で予約を受け付けていますが、その予約はたいへんに多いので、たぶんあっという間に在庫切れになると思います。
 増刷されるかどうかは分かりません。

 ぼくにとって根本の書である「ぼくらの祖国」(扶桑社)も、わずかづつ増刷を重ねながら、ささやかにロングセラーになっています。この書も、着実な歩みを辿(たど)ってほしいですね。

 

▼この本の著者名は「青山千春 アシスト・バイ青山繁晴」となっています。

 その通りの本です。
 本の後半は、ぼくの書き下ろしです。

 青山千春って誰?というかたで、ぼくのつたない書物は読んだことがあるというひとは、できれば一度、書店で手に取ってみてください。
 6月27日から書店に並ぶはずです。
 ただし、この部数ですから、まったく置いていない書店が多数だと思います。置いてないときは、どうぞ、書店に問い合わせてみてください。

 学界のなかで生きるプロの科学者でもある青山千春博士が、学界の狭い世界で不利になることも承知のうえで国民への書を出す、その志が、せめてすこしでも生きることを、ぼくは願っています。
 ぼくの配偶者であることは関係ありません。
 国士という言葉は、男性のためだけにあるのではありませぬ。

 これだけは日本にはできないと、みんなが思い込まされてきた「自前の資源産業」を興す、それこそが日本の新しい出番を促します。


これも現場です

2013年06月14日 | Weblog

みなさ~ん、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニ・プラス)をめぐって、以下のポスターにあるイベントが決まりました。

以下は、八重洲ブックセンターに貼り出されたポスターの画像を、そのまま貼り付けています。

よろしければお会いしましょう!


驚き

2013年06月14日 | Weblog



▼「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニ・プラス)のことに、この地味ブログですこし触れ、ニッポン放送「ザ・ボイス」木曜版ではアンカーマンの飯田こうちゃん(飯田浩司アナ)が積極的に取りあげてくれました。
 だけどまぁ、それだけ。
 そして、本はまだ出ていない。予約の受け付けだけです。
 今月の27日になると、みなさんに書店で手にとってパラパラ見ていただけるけど、今はね、見ないで「読むに値する」と信頼していただくしかない。

 それなのに、たとえばアマゾンのランキングで75位!(14日の早朝の段階)
 わぁ。


▼これが物語るものは、ぼくがどうとかじゃありませぬ。
 さらに青山千春博士がどうよりも、日本国民が「日本が永い歴史でついに手にする自前資源」の意味をいかに知っているか、メタンハイドレートの希望と可能性をどれほど考えているか、それを指し示していると思います。
 アベノミクスの第三の矢、成長戦略にマーケットは疑問を持っている。そこに、この「資源産業の勃興」をぶつけてほしいと、考えます。「日本には、資源産業だけは無理だ」と世界と、日本みずからが思い込んできたことを、覆すのだから。
 マーケットは「織り込み済み」の話に反応しない。逆に言えば、いつもサプライズを待っている。「日本が資源大国への新産業を、過疎に苦しんできた日本海側から興す」という、ちゃぶ台返しは、マーケットにも効きますよっ。
 日本、にほん、ニッポン!


*写真は、兵庫県の漁業調査船「たじま」に乗り込み、尾崎船長らと連携しながら、日本の自治体の歴史で初めて、自治体独自の海洋資源調査に出航していくときに撮りました。
 こんな風に、波を蹴立てて、祖国を前へ進めたいという気持ちが、この「希望の現場 メタンハイドレート」の出足を見て、あらためて湧いてきます。


もう予約開始してるっ!

2013年06月13日 | Weblog


▼本を出版するということでは過去もっとも難行苦行だった、メタンハイドレートをめぐる書籍の作業、すなわち原稿完成はもちろんゲラ直し、再校ゲラ直し、タイトル(書名)の考案と決定、表紙デザイン決め、帯(おび)の言葉とデザイン決め、使う写真の提供とキャプション(写真説明)の作成、写真の著作権の確認、そして編集者との度重なる議論…などなどが、ようやく完了しました。

 なんともう、6月27日には書店に並び始めます。
 そして、さっきちらりとネット書店を見たら、もう、予約の受付が始まっているぞっ。
 知らなかった。
 思わず、自分で予約しちゃいそうになった。


▼題して、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニ・プラス)。
 メタンハイドレートの学術論文はたくさん発表してきた科学者である青山千春博士が、初めて国民向けにメタンハイドレートの真実が誰にも分かるように、一般書を書きました。
 ところが、あっさり、さっぱりした性格と、数式をそのまま文章に置き換えたように簡潔な原稿であるために、編集者から「原稿が足りません。青山(繁晴)さん、長すぎる後書きを書いてください」と提案があり、青山千春博士もOK。

 ぼくも快く引き受けて書き出したものの、これが…書いては消し、書いては消し。
 なぜか。
 この本を出すこと自体が、青山千春博士の学界での立場を、か~な~り大変にすることが明らかだからです。
 学者の世界、すなわち学界は、狭くて難しいところです。
 そこで困難が生じることは承知で「国民に、もうメタンハイドレートの研究開発の真実を知ってもらうべき時です」と決心して原稿を書いた青山千春博士の志に、ぼくも共鳴するから、アシストしています。
 しかし同時に、彼女はこれからも必ず学界で生きていかねばなりません。
 保身のためなんかじゃない。
 青山千春博士の研究や、特許使用料を取らない特許技術「AOYAMA METHOD」をこれからも活かしてメタンハイドレートを実用化し、日本の国家国民のものにせねばならないからです。

 ぼくは原稿を書きながら、正しいバランスをとるために、これまで一度も味わったことのない困難に突き当たりました。
 それに加えて、ぼくの現在の仕事の状況、日程がめちゃんこ、ほーんとにめちゃんこ厳しいなかだから、ついに過去最長、5日間をほぼ寝ないという、まぁいくらなんでも無理だろーということもやらかしました。
 その地獄の5日間のさなかに、講演会や、テレビ、ラジオでぼくに接したかたがたは、「大丈夫かな。今度こそヤバイ」と思ったひとも少なくないでしょうね。
 うん、大腸癌の手術の時とはまた違った、クライシスではありましたね。

 しかし、ついに完成!
 ぼくの原稿は当初、65枚の予定でしたが、結局100枚近く書いちゃいました。


▼そして今は、東京は有楽町のニッポン放送にいます。
 これからラジオ番組「ザ・ボイス」の生放送です。

 ニッポン放送では、6月16日の日曜日に、18時から21時30分までの3時間半、水道橋博士と特番「青山繁晴・水道橋博士のニッポンを考えナイト」もやります。
 これも、生放送だよ~。
 水道橋博士から、何度も盛りあがって?電話がかかってきてますよ~。