Our World Time

いまリアルタイムでシベリア上空です

2013年12月31日 | Weblog

 日本時間で、大晦日の午後3時半前後ですから、まだ旧年中ですね。
 この飛行機では、機中からネットに繋がります。
 値段も、24時間で19ドル強ですから、仕事上の利便性とは釣り合います。

 シベリアの大雪原の上から、メールなどを送り、受け取るのは、異次元の感覚があります。
 しかし…あ~ぁ、これで唯一、静かに原稿を書くことができた国際線機中も、原稿専念の場ではなくなってしまいました。

 同行秘書の公募には、さっそく反響が来ています。
 迷うのなら、応募は、されてはいかがでしょうか。応募の秘密は当然、永遠に守ります。誰にも知られません。独研(独立総合研究所)の社内でも、採用担当者以外に知られることはありませぬ。

 とはいえ、募集開始は、まだです。
 早くて1月の第2週以降です。
 どうぞ、この年末年始のお休み時期に、どなたもゆっくり考えてください。
 ぼくと同じく仕事が切れ目なく続いている方は、走りながら、一緒に考えましょうね。


 写真は、おとそを愉しんでご機嫌の繁子ちゃんです。(うそ)
 そして新しい年へ、真剣に駆ける姿です。
 ぼくらと、ぼくらの祖国も、この繁子のように前へ、前へ。
 繁子はいつだって真剣に生きて、世界を丸ごと素直に受け止めています。
 思わずぼくも、学んでしまうのです。




大晦日サプライズ

2013年12月31日 | Weblog


▼きょう12月31日火曜は今、成田空港にいます。
 と言ってもこれがサプライズじゃないですね。
 毎年この時期は、成田から海外出張に出ることが多いからです。
 欧米諸国は、1月2日からもうバリバリに働いている当局者や経済人がたいへん多くて、日本はまだお休みのために、国内日程を気にすることなく海外で議論や情報収集ができるのです。
 今回は昨年に続き、フランスとスイスに出ます。


▼サプライズというのは、実は、ぼくの同行秘書を独研(独立総合研究所)の創立以来初めて、公募するのです。
 独研はすでに創立から、およそ12年を経ていますから、その長いあいだで最初の試みです。

 現在の同行秘書(25歳の女性)は素晴らしい秘書として足かけ3年、働いてくれていますが、司法書士になるために勉強と修行に入ります。
 彼女を含め、これまでの同行秘書は一度も、公募で選んだことがありません。
 それは同行秘書の仕事が、ある意味でとても特殊だからです。

 独研で、自然科学部長とともに総務部長代理を務める青山千春博士はいつも、「秘書というより付き人です」と社内外で話しています。
 青山千春博士よりも、ぼくと一緒に居る時間がずっと長くなります。
 と言うことは、たとえば、体力が必要です。
 むちゃらくちゃらに詰まっているぼくの日程の多くに、同行するのですから。

 ぼくは移動中、不測の事態に備えるためにも、連絡を頻繁にとるためにも、両手を空けていなければなりませんから、ぼくの重い荷物を同行秘書が持つことも少なくありません。
 また、ぼくの仕事は多種多様、いや複雑怪奇と言った方がいいぐらい、さまざまな分野にまたがり、テロ対策をはじめ危機管理、あるいは資源調査などの最前線の実務から、メディアへの参加まで、まともに考えたら頭がくらくらするような具合ですから、同行秘書も、それに合わせて、と言うかほんとうは先んじて、頭を回していかないと仕事が滞ります。


▼だから公募ではなく、ぼくの周りで「これは」と思う人材に声を掛けて、勤めていただいてきたのですが、今回は総務部長代理としての青山千春博士から「公募したいのですが…」という相談があり、ぼくも同意しました。
 青山千春博士の予測では、倍率は200倍くらいになるのじゃないか、ということです。
 別段、根拠はありませんが、青山千春博士は科学者であるだけではなく天才肌のギャンブラーですから、当たる気がします。

 さぁ、しかし応募しないと何も始まりませんから、関心のあるひとは、応募してみてください。
 条件などは、独研総務部が年明けに、公式サイトなどに掲示することになると思います。
 これは総務部マターですから、ここには記しません。
 採用後は、独研の総務部秘書室第2課(同行担当)に属します。
 ちなみに秘書室第1課は日程調整の担当です。
 ほんとうは、それぞれ複数を置かないときついのですが、利益よりも国益の追求を社是としている独研としては、それぞれ1名づつで奮闘してもらっています。
 独研には、研究本部(社会科学部、自然科学部)や総務部などなどがあります。
 ちいさな組織ですが、いろいろなことにチャレンジしています。
 研究本部と、総務部では、採用の基準、応募の条件がまったく違います。


▼「どうしようかなぁ」と思う人は、たとえば2月2日の独立講演会に参加してみてはどうでしょう。(※註 同行秘書の募集の開始と終了が早くなったので、独立講演会に参加してからでは間に合わなくなりました。ご諒承ください。できれば、秘書募集とは関係なく、お出でください。お会いしましょう。1月7日、出張先のパリにて記す)

 この参加要領は、ひとつ下のエントリーにあります。
 直接、参加申込の画面に行きたいひとは、ここです。

 また、マスメディアには出ない、ぼくのほんとうの行動ぶりや情報収集の様子は、クローズドの会員制レポート、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)で読めます。問い合わせは、ここです。
 参考になさってみてください。


*写真はサービス写真なのであります。
 ごくごく最近の青山繁子です。
 繁子ちゃんが、もしも日本語を喋れたら、真っ先に同行秘書に応募する…いや、それはないナァ。
 自分こそがホンサイだと思っているから。(漢字では書かないのだ)





*ことしの冬はとても寒いですね。繁子が実はぶるぶる震えているので、もっと陽が当たらないかなぁと思わず、ぼくは空を見上げました。
 ちなみに、これらの写真は、プロ写真家の手になるものです。

書きたいこと、書かねばならないことは山ほどあるのですが…

2013年12月27日 | Weblog
…この師走、とにかく表現できないほど、時間が足りません。
 いちばん急ぎのお知らせだけ、まず書いておきます。

 時間無制限(いまはお聴きになる方の健康を考えて、原則、4時間半から5時間)、そして質問どんどんOKの、自主開催の講演会「独立講演会」の次回の募集が、きょう正午に始まりました。
 一緒に、新年の祖国とアジアを考えましょう!

 以下、独研(独立総合研究所)の公式HPから抜粋です。

第25回 独立講演会@東京 (講演日は2014年 2月 2日ですが、開催は 1月分です)

【講演日】
2014年2月2日(日)

【講演時間】
開場:13時05分
開演:14時00分 ~ 18時30分 予定

【講演内容】
「2014年の展望」

【場所】
日本科学未来館 みらいCANホール(7階)

135-0064 東京都江東区青海2-3-6
TEL:03-3570-9151
新交通ゆりかもめ 「船の科学館駅」下車、徒歩約5分/「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
東京臨海高速鉄道りんかい線 「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分
詳細は、こちらへ。

【受講料】
一般 5,000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4,000円

【定員】
300名
※定員を超えた場合、抽選となる場合もございますのでご了承ください。

【申込期間】
2013年12月27日(金)正午~ 2014年1月8日(水)正午 
※申込期間内のみ、申し込みを受付致します。

【申込方法】
「申込フォーム」ボタンをクリック(ここにあります)し、リンク先のページよりお申込みください。

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、1月8日(水)申込締切り以降、メールにてご連絡致します。

【禁止事項】
※参加資格の譲渡
※講演の撮影・録音・録画
※講演中のパソコンの使用
※事前にお申込をされていない方の入場


 新年最初です!
 会いたいですね。

まもなく生放送です

2013年12月18日 | Weblog
▼安倍総理は、「水曜アンカー」の番組が始まる午後4時48分から、午後5時5分までの登場です。
「それ以降は、次の総理日程が待っていて、すぐに移動せねばなりません」と内閣官房から繰り返し、番組スタッフが言われていますから、時間との闘いです。
 それも非常に厳しい闘いになります。

 現職の総理ですから、聞きたいこと、聞かねばならないことは森羅万象と言っていいほどたくさん、山積みです。
 全部を聞くのは自ずから無理ですが、打ち合わせ無しの正真正銘のガチンコ生放送でやりますから、総理の答えぶりなど場合によっては、ひとつ、ふたつのテーマで時間終了になるかもしれません。


▼総理とのやりとりが時間が満ちて終わったあと、ぼくなりの逐語解説を、やります。
 そしてさらに、いつもの「青山のニュースDEズバリ」も、やや短めになりますが、やります。

これです

2013年12月17日 | Weblog

▼あす12月18日の水曜アンカー、その冒頭のささやかなサプライズは何か。

 みなさんから頂いた書き込みでは…
「大阪イルミネーションイベントに便乗する」
「青山サンタの登場」
「まさか岡安ちゃんが、カツラ愛用者で、カミングアウトする」

 え~、大阪イルミネーションって、正直、ぼくは知らないです。すみません。
 青山サンタ、え~、いちおうアンカーは報道番組だったりします。
 岡安ちゃんカミングアウト、うぉ~、ばれたか、じゃないよっ。岡安アナはカツラじゃありませぬ。


▼あすの朝刊テレビ欄に出ますから、関西テレビ報道部の了承のもと、まずはこの地味ブログでお知らせします。
 水曜アンカーの生放送の始まり、午後4時48分から、現職総理の安倍さんが登場します。
 安倍総理に都内のある場所へ来てもらい、大阪のスタジオと生で繋いで、ぼくらと一問一答を打ち合わせ無し、ガチンコでやります。

 ローカルのテレビ局に、総理に生で参加してもらうのには、安倍さん本人ではなく周りから、ずいぶんな抵抗もあり、それ自体、ぼくには勉強になりました。
 在京のキー局というものが、どんなに権力を持っていても、タレントじゃない、テレビ評論家でもない、それが食い扶持のコメンテーターでもない、ぼくには一切、関係ありません。

 伝えるべきを視聴者・国民に伝えるという本来の目的のために、水曜アンカーはふさわしい場と考えるから、安倍総理ご本人に電話で要請をしました。それが始まりでした。

 明日の生放送が、第二次安倍政権が既得権益にまみれず、敗戦国日本からフェアに脱していくという、あるべき志に向かっていくために、わずかながらでも役立つように願っています。
 

明日12月18日の「水曜アンカー」は番組冒頭から必ず見てください!

2013年12月17日 | Weblog

▼いま都内の総合病院を出て、羽田に着くところです。
 ゆうべは人間ドックを受けている最中にテレ朝の「ワイドスクランブル」から電話があり、「張成沢の処刑を受けた中朝関係の変化について、明日の昼(つまり今日17日火曜の昼)にスタジオで生放送に出てほしい」という依頼でした。
 だけど、ドック2日目の17日は、内臓への内視鏡検査やカメラ検査が控えていたので、これは無理。
 そこでコメント収録ということになって、病院が手配したホテルからいったん抜け出して、テレ朝で収録し、またホテルに戻りました。

 まぁ、これも無茶といえば無茶な動きで、寝間着からスーツに着替えるのも、ちょっと正直、面倒くさかった。
 胸には、1日の心臓の動きを検査するために、大きなホルターが貼り付けられていて、胸のあちこちに電極も貼り付けられていたのです。
 しかし中国の北朝鮮に対する変化は日本国民がぜひ知っていてほしい情報ですから、迷いなく、引き受けました。
 ただし、顔は思い切りむくみ、話もふだんよりさらに下手になりました。


▼きょう2日目の検査は、かつて大腸癌も見つけてくれた検査です。
 大腸癌はきれいに完治していることが、きょうの内視鏡検査であらためて確認されたけど、ほかのところで生体検査に回ったところ、つまりその臓器からすこし切り取って精密検査に回したところがあったので、病院は「まだ飛行機に乗るのは早い。1日、安静にしてほしい」と心配してくれました。


▼しかし今日はすぐ、病院から羽田へ直行しないといけない。
 ひとつは近畿大学経済学部の講義があります。
 ぼくは、どうしても休講にせねばならない公的な日程が入るときもあるので、こういう自分の体の都合だけで休講というのはしないです。

 そして、今日のうちに関西テレビ「水曜アンカー」のスタッフと議論をしておきたい。
 ふだんからいつも、前日の火曜にこうして議論しているけど、明日18日の水曜アンカーは、特にたいせつなサプライズがあるのです。
 それは番組の冒頭から始まって、あっという間に終わります。
 
 よければ冒頭から注目してください。

そくほう、というほどのことでは全くありませんが…

2013年12月17日 | Weblog
…2013年12月中旬のぼくの「体内年齢」は36歳という医師の判定となりました。

▼実はきのうから、1年に1度の人間ドックのために、都内の総合病院に来ています。
 先週の土曜日、早朝から、出張先の長野県→社有車を運転しいったん帰京→新幹線に乗り換えて名古屋。テレビ愛知で韓国の「反日」を問う番組に参加→新幹線と特急を乗り継いで、深夜に大分県内入り→日曜の朝6時すぎ、自衛隊の部隊に合流→終日、自衛隊のオペレーション(作戦任務)に同道→列車を乗り継いで深夜に福岡まで戻り、月曜の始発フライトで帰京、自宅に戻っていると間に合わないのでそのまま総合病院に入り、人間ドック開始…というわけです。

 この人間ドックは、独研(独立総合研究所)の総務部が、検査てんこ盛りのフルメニューを病院と調整しているので、朝から夕刻までしんどい検査の連続で、正直、自衛隊のオペレーション同道よりも疲れました。
 検査は2日がかりで、今朝は5時20分に起きて、病院指定の記録メモに自分の状況を書き込んだり、内視鏡検査に備えて大量の下剤を飲んだりしているところです。
 病院は工事中でベッドがないということで、近くのホテルに泊まっています。
 日本の首都の夜が、すがすがしく明けていきます。
 きのうの朝陽は、自衛隊の最前線で旭日旗を透かせて昇ってきました。
 あの自衛官の目には見えない献身があって、この東京も、諸国の首都に比べれば安全度が高い。


▼きのうの段階の検査で、「体内年齢」の判定が出て、上記の通りでした。
 ぼくの健康を心配してくださるメールや書き込みが多いので、これを報告しておきますね。
 人間ドックを受け始めてから、毎年いつも体内年齢は30歳代で変わりません。

 おのれでは、不満です。当然20歳代になるべきで、やはり基礎トレーニングをはじめとする運動量が少なくて、壁を突破できないでいると考えています。
 きのうも、この病院のドックの特徴でもある「運動指導」を受けました。

 昨日の段階で、大半の検査は終わっているのですが、ほとんどの項目で去年より良くなりました。
 ぼくのウルトラ多忙をよく知る医師や看護師さんたちが驚いていましたが、これはぼくも、すこしびっくりしました。
 生活ぶりそのものは、去年よりさらに格段に、ひどくなっているからです。
 たとえば、ぼくのことしの毎日の日程からは、朝食、昼食、夕食、いずれの時間も姿を消しています。あるとしたら、ワーキング・ランチ、ワーキング・ディナーだけ、つまり、役職の重い官民の人々と昼食や夕食を共にしつつ議論をするときだけです。
 こうしたとき、味もほとんど分かりません。議論に集中しているからです。

 ふつうの意味の食事の時間は、みごとに無くなっています。
 なぜ、こうなるか。
 早朝から深夜まで、ぼくの日程表に空きがあれば、すかさずそこに、新しい日程がどんどん入っていくからです。それが、どんな空きであっても、ほんらいは食事の時間であっても、そうなります。
 したがって、ことしの人間ドックでは、基礎代謝と筋肉量で決まる「体内年齢」は変わらなくても、睡眠や食事、休息の取りぐあいが響く、さまざまな数値は悪化しているだろうと覚悟していたのです。
 ところが、どんどん良くなっています。

 ぼくの生活で、ひどくなっているのは、食事の時間も無いというだけではなく、食事の質もそうです。
 この人間ドックには、「いちばん平均的な1日を選んで、食事の時間と内容を記録し、提出する」という決まりがあります。
 そのように記録してみると、今のぼくは昼食も夕食も移動中、すなわち機中か、車中か、列車内かで、機内食や、駅で買ったおにぎりや弁当ばかりでした。
 さすがに飽きちゃいますし、食欲もなくなります。

 この記録を見た医師は「う~ん。ひどい」とうなりつつ、検査結果の数値の改善を見て、「なぜ、こうなるんでしょうね」。
 笑っている場合じゃないけど、わはは。


▼何年か前に、両手の平に突然、大量の水泡が現れました。
 痛がゆくて、けっこう大変でした。
 第一、手が痛くて使えなくて、パソコンのキーを打つのが難儀で、原稿を書くのに四苦八苦する。

 診察した医師から「仕事のし過ぎ。仕事を減らさないと、どんな治療も無効。仕事を半分どころか、3分の1以下に直ちにしないと、死ぬまでこの水疱の痛みやかゆみに苦しむことになる」と断言されました。
 独研の総務部とも話し合い、悩んだあげく、ようやく減らした仕事は1つだけでした。
 それは「花泉」という、華道の志ある機関紙への寄稿でした。
 頑張り続ける女性編集長から依頼を受けて始めた寄稿で、これを中断するだけでも、ほんとうの断腸の思いでした。

 しかし医師には、「それじゃ仕事は99.999%、同じじゃないですか。後悔しますよ」と叱られました。
 叱ってくださるのはありがたかったけれど、現実には、それどころか仕事はそのときより、逆に今、300%前後になっている、つまり3倍ほどになっていると思います。

 手に水疱はその後、まったく現れません。
 一時期は、手の平が実は痒(かゆ)くなることがあって、あ、いよいよ医師の予言通りになるのかなと覚悟していたら、そのうち、こうした警告のような痒みもなくなって、今は何もありません。

 こないだ、青山千春博士とこれを話していて、「あの頃より、体質がもう一段、強くなったよね」と言うと、青山千春博士は、それをとっくに確信している表情で、「そう、そう」と同意します。彼女は、独研の自然科学部長に加えていま、総務部長代理も兼務していて、ぼくの日程づくりの責任者でもあります。
 だ、だめじゃん。
「そんな過信はいけません」と言ってくれなきゃ。


▼体内年齢が30歳代のままであっても、重症肺炎になって死の一歩、手前まで行きましたし、大腸癌にもなって、その手術の直後にもう仕事を再開したために重い腸閉塞を引き起こして、「死ぬまでにあと、40分ほど」と医師に明言される事態にもなったことは、よく自覚しています。

 青山千春博士や、独研総務部の秘書たちは「社長は超人だから」と、ふつーに言います。
 外の世界でも水道橋博士は「超人あおやま」と呼んでるようです。ニッポン放送のスタッフたちもそうです。
 いや、超人なんて、この世にいません。
 ぼくは、ただの原始人です。
 
 原始人だから、環境の激変に合わせようと、心身が自然に変化する。
 マジで、そうなのかもと、考えているのです。

 以上、速報と言うほどでもない、そくほうでありました。
 みなさん、心配してくれて、こころからありがとう。大丈夫ですよ。

新幹線ホームは、なかなか寒いなぁ。名古屋から長駆、大分へ向かいます。

2013年12月14日 | Weblog
*いま師走14日土曜の夕刻。
 ゆうべは出張先の長野で、伝説の編集者、花田紀凱さんが率いる論壇誌「WILL」(月刊ウィル)2月号のために、特定秘密保護法について張成沢処刑、中国の無法な防空識別圏の設定などを通じて考える原稿を書いていて、徹夜。
 この頃、トレーニングができていないので、スキージャンプで墜落して折った左腰が調子悪い。分厚い筋肉で守っていないと、痛みが出てくるうえに、ホテルで徹夜になると、あまり仕事向きじゃない椅子でさらに辛くなる。
 困ったなと思いつつ、もう校了の時間だとWILLの編集部から聞いているから、とにかく書き続けていると、なぜか自然に痛みが去っていった。ふひ。

 きょう未明2時15分ごろに全文を送稿し終わると、明け方に、花田編集長から電話があり「ページ数に制約があって、やむを得ず、原稿を一部、削って掲載します」ということだった。
 そしてゲラも届き、眠くてふらふらのなか、チェック。
 確かに、かなり短くされていた。
 削除されたなかに、ぼくとしては、たいせつな部分だったところもある。

 しかし、番組の編集権がテレビ局にあるがごとく、雑誌の編集権は出版社にある。
 書籍を出すときは、おのれの原稿のまま出してもらうけど、雑誌については、よほどのことがない限り、スペース不足が理由の削除なら受け容れる。ただし、原稿のそうした短縮はあっても、文章や内容の改変は決して受け容れない。

 ことしの11月が過去最高の忙しさだったと思っていたら、12月はもっと上だった。
 あちゃ~。
 そのなかで花田さんからの原稿依頼を引き受けてしまった。
 花田さんとはお付き合いはないけれど、いつも原稿依頼の電話で、申し訳なさそーに「ひょっとしてお願いできませんかねぇ」という感じで仰るので、つい、引き受けてしまう。

 今回はとりわけ、書く時間をひねり出すのに、ほんとうに苦労はした。
 だけど、それは読者には何も関係ない。
 書く以上は、最高の品質の原稿を生み出さなきゃいけない。

 とにもかくにも雑誌に穴をあけずに、ぎりぎり原稿が間に合ってホッとしつつ、そして辛抱強く原稿を待ってくださった花田さんとその部下の編集者たちに感謝しつつ、夜が明けて、社有車を運転して長野を出発。
 モータースポーツに復帰して良かったと思う点のひとつは、ドライビングのときの集中力が高まり、どんな状況のドライビングでも眠くならないことだ。


*さて、関越道などは割とスムーズでよかったけれど、首都高に入ると高速を降りたり、地道からもう一度高速に乗ることを考えたり、大渋滞をくぐり抜けて、どうにかこうにか予定時間内に帰着。
 大急ぎで荷物の作り替えをして、新幹線に乗り、名古屋へ。
 車中では資料を読んでいたら、名古屋駅に着く直前に、死体のように眠り込んでしまった。

 これもどうにかこうにか、名古屋駅で寝過ごさずに飛び起きて、テレビ愛知へ。
 テレビ愛知が「命運をかけて取り組んでいる」という番組、「激論!コロシアウム」の収録。
 生放送ではなく収録だけど、ほとんど編集しない、いわゆる「撮り切り」で放送される。
 放送は今日の夜7時半からだそうだ。

 この番組は、以前にNSC(国家安全保障会議)を取りあげたときに、一度、参加したけど、そのあと何度オファーがあっても、もう変更できない仕事の予定と全てぶつかり、恐縮ながらお断りしてきた。
 今回は、これまたどうにかこうにか、予定のなかに挟み入れることができた。

 テーマは、韓国の反日について。
 と言うか、反日をいい加減やめなさいという切り口。
 こうしたテーマをフェアに取りあげようとすることは、エライと思う。
 ただし、話しやすかったわけじゃない。
 間違いは間違いとして正さなきゃいけないので、内心ちと辛く思いながら、発言した。


 テレビは正直、あまり出たくない。
 それは、前から言っているとおりだけど、「出ないと、青山さんの最新の話を聞く機会がない」というメールと書き込みは、増えているので、努力はしたいと思います。


(ここまでは独り言)


▼最近の書き込みのなかに、「テレビ朝日のワイドスクランブルなどに出るときは、必ず、個人ブログで教えてくれるべきです。滅多に話を聞けないのに…」という趣旨の書き込みが、いくつもあります。

 このところ2回ほど、ワイドスクランブルに参加したからだろうけど、実はこの番組も、オファーを受けるたび、海外にいたり、他の動かせない予定が入っていたりで、大半、断ってばかりなのです。
 今週の金曜日というか昨日に、このワイドスクランブルに出たときも…かなり無茶な日程でした。

 前日の木曜は、まず独研(独立総合研究所)の本社に、駐日オーストラリア大使館から公使(安全保障と政務担当)や安全保障の専門家らが「日本にNSC(国家安全保障会議)や機密保護法ができたから議論したい」という趣旨でお出でになり、かなり濃密jな議論を、先方の要望ですべて英語で交わしてから、そのまま独研の社長室で、チャンネル桜の「青山繁晴が答えて、答えて、答える」の収録。
 合間にシンクタンク社長としての、さまざまな仕事をこなしつつ、夕方4時からは、ニッポン放送のラジオ生番組「ザ・ボイス」に参加、そして深夜に社有車を運転して、東京から出張先の長野に入って泊まり、翌日の朝にその長野から新幹線で東京へいったん戻ってテレビ朝日に入り、生放送に参加してから、東京駅へ飛び出していき、ホームへの階段を駆け上がっているときにもう発車のベルが鳴っていた新幹線に、これもどうにかこうにか乗って、長野へ戻り、出張先でやるべきことを全部やり、そして長野の宿泊先で夜、前述の「WILL」の原稿執筆に戻り…ということだったのです。

 ワイドスクランブルという番組は、まさしく生の情報を追っているから、いつもオファーは直前で、ブログに書いている余裕もなかなかありません。

 それと、いったん番組参加が決まってから、「テーマが変わった」とテレビ局からドタキャンになるケースも、この番組の宿命なのか、たいへんに多いのです。
 番組参加のために、ぼくだけではなく、独研(独立総合研究所)の秘書室と、このごろ自然科学部長に加えて総務部長代理を兼務している青山千春博士が、ちょっと書けないぐらいの苦労と工夫と調整をして、ようやく番組に参加できるよう時間をつくって、さぁ着替えも用意して、というところでドタキャンの電話が入るということも、珍しくはないのです。

 したがって、この地味ブログで告知しても、「ドタキャンになりました」という書き込みをアップすることが、きっと起こります。
 それは、やりたくないですね。
 それに、そもそもこの地味ブログをお知らせサイトみたいにしたくないのです。


▼上記にも関連して、「有料でいいからメルマガを発行してほしい。もっと考えや情報を知りたい」という書き込みもありました。
 いわゆるメルマガではないですが、会員制のレポートをもう13年8か月、続けています。
 これまでに計658本のレポートをメールで(特に希望の方にはファクシミリや郵送で)会員に配信しています。

 レポートの1本、1本に、分厚い、手厚い情報収集を尽くして、特に当事者たち本人に直当たりをしてから、丁寧に文章を練って書いています。
 だからメルマガみたいに毎日は決して出せませんが、契約では毎月4本のペース、実際はもっと多く、配信しています。

 この書き込みを書き始めたのはホームでしたが、いまは新幹線の車中です。
 これから小倉で特急に乗り換えて、大分に着くまで、ずっと、この会員制レポート「東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)」を書きます。

 このTCRこそ、ぼくの発信という発信のなかで(書籍を別にすると)もっとも中身の濃い、中心のなかの中心です。
 たとえば、猪瀬知事の5千万円受領について、10月16日の関西テレビ「水曜アンカー」で、「現職の有名知事」という形で、みなさんに伝えました。
 現在の騒ぎになる1か月以上前です。
 そして、翌々日の10月18日に、猪瀬さんらの実名を記した東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)第648号を配信しました。
 TCRはクローズドの完全会員制ですから、TCRだけ、この時点での実名明記が可能でした。
 関心のあるひとは、ここです。



▼さぁ、そのTCR執筆に戻ります。
 夜遅めに大分県内の目的地に着き、そこに泊まり、あすの朝は午前5時半ぐらいには宿を出て、ある自衛隊基地に入ります。・
 あす12月15日日曜は、その基地を拠点に、日本の防衛の最前線をこの眼で見るために、終日、自衛官たちと行動(オペレーション)を共にします。
 月曜は、福岡から羽田へ飛びます。
 そして帰京はしていても自宅へは帰れないまま、火曜に大阪入りし、近畿大学経済学部での講義などを致し、翌12月18日水曜は、「水曜アンカー」です。

 先週は、サンフランシスコでの国際学会(AGU/アメリカ地球物理学連合)出席のためアンカーに参加できませんでしたが、次は参加します。
 そして実は、あるビッグイベントがあります。
 まだ公表できませんが、無事に実行できるよう、願っています。

(全国の)誰でも参加できるイベントふたつともチラシがありました。シスコの空港でアップします。

2013年12月11日 | Weblog
▼夢トーク



▼サイン会
(*このチラシでは「ぼくらの祖国」と「希望の現場 メタンハイドレート」のサイン会となっていますが、ほんとうは、この2冊に加えて「海と女とメタンハイドレート」の3冊のためのサイン会です)





※この下のエントリーを見てください。

小さな大ニュース

2013年12月10日 | Weblog

*いまサンフランシスコの真夜中、12月10日火曜の午前3時45分。
 ことしはあまりに忙しくて、国際学会AGU(地球物理学連合)への出席もあっという間にいわば途中退席となり、あと5時間後には、帰国へ向けてホテルを出発します。

 正直、疲労はとっくに極限を超えている…。
 ふつうは身近にいる人ほど、この現状を心配するだろうけど、独研(独立総合研究所)の秘書さんをはじめ、ぼくの場合は話が逆で、毎日のぼくを見ていると心配しなくなるらしい。
 て言うか、心配してもしょうがないという心境になるみたいだ。
 ふひ。
 休みたいわけじゃない。
 ほんとうは、腰を据えて「書く」ということをしたい。
 書く以外には、ただ「するスポーツ」をやるという日々が理想だなぁ。富士スピードウェイでレーシングカーを人馬一体で駆り、雪山に入って急斜面から中斜面までスキーを滑りに滑り、陽光の馬場に通ってここでも人馬一体で馬を走らせ、走ったあと馬の首やたてがみをゆっくりと撫で、海へ出て、アクアラングを担いで潜って、海深くの高い崖を漂い、すこし浮上して魚と遊び、いったん浜に戻ってから今度はサーフボードで波に乗り、そうやって心身を切り替えながら、ひたすら書く。
 うーん、それって最高。

 ただね、やっぱ書けなくなるかな、むしろね。
 心身だけ爽やかになって、原稿の枚数はちっとも増えないことになりそうだ。
 今のように凄絶にして多様な忙しさだからこそ、わずかな時間を活かしてでも書こうとするのかもしれない。


▼さて、いずれにせよ間もなく帰国すると、たとえば12月20日金曜には、ぼくは東京を出発して朝から和歌山に入り、1日で5つのイベントやアポイントメントをこなします。
 そのなかに、誰でも参加できるイベントが分かりましたっ。
 これこそが、ぼくにとっての、ちいさな大ニュースです。

 ひとつは、昼間の「きらめき夢トーク」です。
 日本の和歌山県庁の志ある担当者から届いたメールを見ると、この「きらめき夢トーク」は実に1千人の一般参加が可能だということです。しかも「申込不要」。もちろん参加無料。
 すでに確定している参加者は、理系の高校生がざっと500人、そして先生方が数十人ということです。
 これ以外に、文系の高校生やお父さん、お母さんらも参加されますが、「一般の自由参加者の受け入れ」にも充分な余裕をつくってあるそうです。

 和歌山県がこれまで15年間も続けている「夢トーク」は、上記のメールによると「ふるさとの豊かな自然・文化を誇る態度と科学技術に対する探究心を育て、国際社会に生きる文化力を高めるために、様々な分野のオピニオンリーダーを招き、教育講演会を行う」という目的で始まったイベントということです。
 さらに、「講師と参加者の質疑応答の時間を設け、講師との直接的な交流を図る。これらを通して大人と子ども、親と子が共通のテーマに関心をもつことで心の結びつきを育み、将来について語り合う機会とする」とあります。

 これまでの講師には、脳神経医学の教授や自動車会社の社長からオリンピック選手などなど多彩にいらっしゃいます。
 今回は会場を、これまでよりずっと大きくしたそうです。

 メールには、今回の詳細について、こう記載してあります。

~親と子どものためのきらめき“夢”トーク~
 平成25年12月20日(金)和歌山県民文化会館
 14:00~15:00講演
 15:00~16:00ごろ質疑応答

 講師 青山繁晴
 (株式会社 独立総合研究所 代表取締役社長・兼・首席研究員)
 演題 「祖国にはきみしか居ない」

【主催者が希望する講演内容】
 ・子ども時代に夢みていたこと、憧れていたことなどをどのようにして実現させたか。
 ・各専門分野の中で研究・開発し続けることの意味や面白さ。
 (※調査中のメタンハイドレートや和歌山県の沖合での調査状況についても話していただきたい)
 ・和歌山の若者たちを元気にさせるメッセージなど。


▼つまり、ぼくのふだんの講演とは違う中身も話せるということでもあり、ふだんにない質疑応答があるということでもありますね。
 ぼく自身も愉しみです。
 平日の昼間ではありますが、どうぞ、都合のつく方はお出でください。


▼そして昼間にお出でになれない方は、夕刻からのサイン会にお出でください。
 同じ12月20日金曜の午後6時からミニ講演会を始め、そのあとサイン会になります。
 こちらは100人になると締め切ってしまいますから、早めの申込がいいかもしれませんね。電話で申し込めます。073-422-2151です。
 もしも当日、空きがあれば、飛び込みでも参加はできるそうです。
 会場の宮脇書店和歌山支店は、ここです。


▼さぁ、帰国です。
 まだ夜は明けていませんが、部屋中に広げた資料を含め、もうそろそろ荷造りをしないと帰れないや。

こんなこともあるのですね。

2013年12月09日 | Weblog

▼いまも、地球物理学やエネルギーをめぐる世界最大級の学会「AGU」に参加するためサンフランシスコにいるのですが、日本から連絡がありました。
 その連絡とは、以前にこの地味ブログですこしだけお伝えした「硫黄島、小笠原諸島をめぐる、にっぽん丸クルーズ」について「詳しい情報が公開になりました」ということです。
 すなわち受付が始まったのですね。
 クルーズは来年の5月です。

 関心があるひとは、ここを見てください。
 そして、お申し込みやお問合せ先は、0120-791-211(商船三井クルーズデスク)、携帯やPHSの場合は、03-5114-5280 だそうです。

▼この航海中、ぼくが3回、連続して講演し、みなさんと一緒に深く考える予定になっています。
 これはある日突然、商船三井から申し出がありました。
 商船三井のなかで、硫黄島の英霊のために何かできないかという志を持つようになった人々がいて、この企画が始まったようです。

 硫黄島は、今も変わらず立ち入り禁止の島ですから、にっぽん丸は硫黄島にできるだけ近づいて、そこから祈りを捧げます。
 また、このにっぽん丸クルーズはふだん、エンタテインメント中心のクルーズだということで、パンフレットを見ると、参加者の全員紹介のページには確かにぼくの名と写真もあるのですが、肝心の小笠原諸島と硫黄島クルーズのページには、ぼくの写真はなく、フランス人のエンタテイナーの方の写真だけがあります。「あくまでエンタテイナーの紹介で、青山さんはエンタテイナーではいらっしゃらないから」という趣旨の説明がありました。
 もちろん、ぼくはエンタテイナーでは、まったく、ありませぬ。
 ただ、ひょっとしてパンフを見て「あれ? 青山サンがいない」と混乱するひともいらっしゃるのではないかと、すこしだけ危惧するのですが、ぼくは間違いなく乗船し、みなさんとお会いします。


▼こうしたクルーズで硫黄島が初めて取りあげられることには、おおきな、深い意義を感じます。
「こんなこともあるのか」という驚きが、正直な気持ちです。
 船乗りでもある青山千春博士は、強く支持しています。

 洋上に出る講演会ですから、さまざまな面で余裕のあるひとでないと、なかなか参加できないと思います。
 ぼく自身も、多くの日程を犠牲にせねば実行できません。

 しかし、後世のわたしたちのためにこそ落命された硫黄島の英霊のみなさまのすぐ近くで、それも深きも深い記憶が眠る海から、数多くのみなさんと共に祈りを捧げる機会が、まさか生まれるなどと想像もしていませんでした。
 英霊を取り戻すための最大の力は、日本国民の関心の高まりです。
 全くおつきあいの無かった企業にも、こうした関心を持って、ご自分の仕事を通じて貢献しようとする人々がいたことには、勇気づけられます。


▼硫黄島はほんらい、美しき日本の島々、小笠原諸島のひとつです。
 小笠原諸島が2011年に世界遺産に指定(登録)されたのは、国民のひとりとして大きな喜びですが、そのとき硫黄島のことがほとんど語られなかったことを、無念にも思っていました。
 まるで、その無念を天がちらりとだけご覧になって用意してくださった珍しき機会のようにも、こころの内で感じています。
 参加されるかたがたには、小笠原の島々と海の豊穣(ほうじょう)な、日本らしい麗しさも、ゆっくりと味わっていただきたいと願っています。

 フェアな愛国者で知られる作曲家のご夫妻が、すでに申し込まれたとも聞きました。
、このかたは、かつては日本のポップスの代名詞のようだった作曲家にして、現在は壮大なゲーム主題曲で若い世代にも隅々まで知られた作曲家です。
 この一身が縮むような光栄ですが、硫黄島のみなさまに、この日本を代表する愛国者を間近にご紹介できるのを、夢のように、うれしく思っています。

ほんとうの空

2013年12月08日 | Weblog

*いまサンフランシスコの午前4時42分。
 きのうの朝、太平洋を越えてシスコに着くと、空が、まるで久しぶりにほんとうの空が現れたようだった。

 毎年この季節には、地球物理学やエネルギーの国際学会(AGU/American Geophysical Union)に参加するためにシスコに来ているから、見慣れたベイ・エリアの光景、カリフォルニアの空なのに、魂に染みいるように澄みわたっている。

 学会に来たのだけれど、飛行機に乗るすこし前から、小説新作について、まったく新しいヒントが生まれている。
 空は、朝も夜も、その奥に、無を湛(たた)えている。
 あなたよ、無が怖いか。
 おのれに問う、無が怖いか。

*ことしのシスコは、いつもより寒いから、あの空だったのかな。
 太平洋の真ん中、ハワイの北を飛んでいるとき、ちょうど真珠湾攻撃の刻(とき)、ハワイ時間の12月7日に重なった。
 ひそかに、暗い海に、敬礼を捧げた。


(…ここまでは、独り言)


▼さてさて、いまは夜明けに向かって、学会参加の準備と、完成を越年させた小説新作、そしてこれも越年させた「ぼくらの祖国」(扶桑社)の新編、いずれにも同時に取り組んでいます。

 帰国後の12月20日金曜に、和歌山市内の宮脇書店で開くサイン会に「参加しますよぉ」という書き込みをいくつか頂いています。
 宮脇書店は、会場がいつも超がつく満杯になるから、参加される場合は早めに申し込んで頂いた方がいいかもしれません。
 ここです。

 ぼくは青山千春博士と一緒に、このサイン会に臨み、ロングセラーになっている「ぼくらの祖国」と、青山千春博士との共著の「希望の現場 メタンハイドレート」、「海と女とメタンハイドレート」(いずれもワニブックス)に、自作の銘などを記し、それから、読者おひとりおひとりの名前を敬意を込めてまず真ん中に書き、ぼくらのサインをしたため、握手し、そして希望されるひととはハグします。

 会いましょうね、冬の紀ノ國で。
 そのとき空が日本晴れならいいし、雨でも、またそれもいいし。

おはようございます

2013年12月07日 | Weblog

▼祖国とアジアへの志あるみなさん、健康な土曜の朝を迎えられているでしょうか。
 ぼくはまもなく、毎年恒例の国際学会、AGU(アメリカ地球物理学連合)に参加するためサンフランシスコへ向けて出発します。
 72年前の12月に帝国海軍が真珠湾攻撃をおこなったハワイを、今回は越えて、明るい陽光のシスコまで行きます。


▼したがって12月11日水曜は、「水曜アンカー」(関西テレビ)を、毎年の12月と同じように、やむを得ず欠席します。
 その代わり、という訳ではないのですが、25日クリスマスの水曜はもう年内の放送が終了している予定だったのが覆り、スペシャル版としていつもと同じ時間に生で放送されます。

 つまり年内は、「水曜アンカー」の生放送が18日と25日の2回あります。
 放送のたびに、視聴者、国民の豊かな関心と、ぼくなりの重い責任を感じているので、1回でも欠席があるのは残念です。


▼しかし、次のニッポン放送「ザ・ボイス」の生放送までには、帰国できます。
 この、ぼくも楽しんでいるラジオ放送は年内、12日、19日、26日いずれの木曜日も生で参加できます。

「水曜アンカー」は残念ながら、シスコと大阪を繋いで放送することはしないのですが、RKB毎日放送(福岡)の「スタミナラジオ/インサイドショック」は国内にいるときと同じようにシスコからも電話で参加します。
 こちらも欠席無しです。


▼ところで、帰国後の12月20日金曜には、ちょっと久しぶりにサイン会を開きます。
 和歌山市内の宮脇書店が会場です。
 ここです。どんどん申し込んでください! 握手しましょう、希望のかたには男女を問わずハグしましょう。
 17時から20時ごろまで、青山千春博士と一緒にミニ講演会、そしてサイン会です。

「ぼくらの祖国」(扶桑社)と、「希望の現場 メタンハイドレート」、「海と女とメタンハイドレート」(いずれもワニブックス)のためのサイン会ですね。
 この宮脇書店の店長さんは、積極果敢な志を持つひとだし、穏やかな土地柄の紀州なのにいつも和歌山のサイン会は、みなさんの熱気で盛りあがるので、楽しみです。

 この12月20日は、和歌山県庁の要請もあって、朝から夜まで和歌山でいろいろなイベントに参加し、一緒に考えます。
 たとえば、14時から15時までは和歌山県民文化会館で、「親と子どものためのきらめき“夢”トーク」に参加し、和歌山県庁によると「理系の高校生」、すなわちハイレベルな科学教育を受けている高校生をはじめ、父母のかたがた、こどもたちに語り、質問を受けます。
 和歌山では、青山千春博士が県庁と県民の船、「きのくに」に乗って先日、太平洋側では史上初めて、実用化しやすいタイプと考えられている「表層型メタンハイドレート」を発見したばかりです。
 わくわくします。

 この和歌山から21日土曜にいったん帰京すると、翌22日は東京から神戸へ向かい、ことし最後の独立講演会(独研が自主開催している原則、時間無制限!で、ありとあらゆる分野の質問をどしどし受ける講演会。情報はここです)に臨みます。



 希望の年明けに繋げていこうと決意しています。
 さぁ、太平洋の向こうへ、出発です。

 …て言うかぁ、まだ何にも荷造りしてないや。
 ふひ。