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深きも深き敬意 (書き加えました)

2014年07月06日 | Weblog
▽この「地味ブログ」に「水曜アンカー」(関西テレビ)のこともすこし記しました。
 すると、胸の底から勇気づけられる書き込みを、信じられないぐらい沢山いただいています。
 みなさん、ありがとうございます、こころから。

▽ただ、「政治を扱っている他の番組より視る人が少なくなっているのだろうから、アドバイスをしてあげる」という趣旨の長い書き込みもやって来たりしますが、それはまるまる、事実に反します。
 政治やニュースを扱っている番組やコーナーよりも、生放送で「水曜アンカー」の「ニュースDEズバリ」コーナーを視ている人が少なかったということは、ただの一度もありません。
 あくまでお相撲か、芸能・芸人に関する話に比べて、のことです。

 そして、生ではなく録画視聴で「水曜アンカー」を視てくださっている方々、すなわち夕方5時前から6時前までは働いたり、学校に行かれている方々は、(相撲や芸能・芸人に関する話も大好きな方々でも)水曜アンカーで政治やニュースを視たいという幅の広いみなさんらしいということは、現段階で分かっています。
 これは、毎週必ず録画視聴なさっている方々の、この地味ブログへの膨大な書き込みでも分かります。
 ご自分の好みや思い込みをもとにした「アドバイス」は、できればご遠慮ください。あなたさまに何かを指示していただく理由もありません。
 櫻井よしこさんが、あなたさまの「葉書によるアドバイス」で話し方を変えたと受け取れる趣旨もお書きになっていますが、櫻井さんにそれを確かめられましたか? ぼくが直に存じあげている限りでは、そのような事実は知りません。
 あなたさまの豊かな感覚を、どうぞ大事になさってください。他者への「アドバイス」よりも、存分に、ご自分自身にこれからも活かしてください。


★それと、この方のおかげでむしろ良く分かったことがあります。
 だからこそ、こうやってエントリーを書き込んでいます。

 誤解があるのですね。
 生放送を視る方々であっても、お相撲や、芸能・芸人に関する話より「水曜アンカー」を視る人の方がずっと多いことも良くありますし、特に「ニュースDEズバリ」のコーナー中は、あんな堅い話なのに、いわば圧倒的にこちらが多いことが普通です。
 生放送を視ている方だけの集計でも、コーナーに入ると、文字通り1分ごとに、視る人が強烈なペースで増えていき、最後には目を見張るほどになっているのが、およそ400回の放送を通じて変わらない基本です。

 またテレビ局の側がぼくに「生放送で視る人が少なくなった」と言ったりすることは、まったくありません。
 あくまで、ぼくが「日本の地上波のテレビがやらずに来たタブーの話を、ここまで毎週やる以上は、沢山の人が視ている客観データがないと、テレビ局にとって、いずれは苦しくなりはしないか。録画視聴でわざわざ視てくださる人たちの意思を活かすためにも、生放送、録画を問わず、視てくださる人をありのままにカウントすべきだ」と勝手に思慮し、テレビ局に提案しているだけのことです。
 テレビ局が視る人の多寡(たか)について、タレントじゃないぼくに何かを言うことは、一度だってカケラもありませんでした。これからも、ないでしょう。それが関西テレビ報道部の諸君の心意気です。
 こうした誤解があるらしいことについては、すべての責任がぼくにあります。


▽そして、深い関心、多くの関心を寄せていただくことに、番組のスタッフたちのためにも、あらためて感謝します。
 ほんらいはローカル番組の、派手さも何もない報道番組の、そしてタレントでもテレビマンでもない不肖ぼくの小さなコーナーが、全国どころか世界中の邦人の方々に、これほどまでに関心を持っていただき、みなさん、苦労もされながら視聴されていることに、驚きつつ、その根っこにある、よりよく生きようとする意思、自分のことだけではなく祖国とアジアと世界をよくするために考えたい、関わりたいという自然な、無理のない、みなさん視聴者、日本国民の姿勢に、本気で申します、海より深い敬意を捧げます。

 あの小さなコーナーを支えてきた、ちいさな志は、もう充分に果たされているという感もあり、一方で、これからこそやるべきことがあるという感もあり、考えどころですね。

▽そして「水曜アンカー」をめぐる書き込みはここで、いったんおしまいにします。
 不肖ぼくは、仕事と生活の中心がテレビ番組への参加では、まったくありません。
 著名人のなかには、もともとはある分野の専門家であるのに、自分がいかにテレビ番組に沢山出ているか、出ようと努力しているかというメールマガジンを沢山、ぼくにも送ってこられる人もいます。
 別の分野の専門家で、実際、何よりもテレビ番組に「出演」することを仕事と生活の中心にいつの間にか据えている人もいます。
 それらは、その人々の選んだ生き方ですね。そのまま尊重します。
 けれども、ぼくの生き方は違います。

 ぼくの仕事と生活の中心は、実務だけを遂行している独立系のシンクタンクの社長・兼・首席研究員であり、ひとりの物書きであることです。
 たとえば週1回の「水曜アンカー」のためにも、非常に多くの時間を割いて情報収集と、いったん入手した情報の確認、確認、また確認をします。しかし、それは正確な情報の把握が、ぼくの仕事全てを通じて本質的に重要でもあるからです。

 ぼくにとってメインの仕事のひとつが、上記のシンクタンク、独研(独立総合研究所)が完全会員制で配信している東京コンフィデンシャル・レポート(TCR、ここです)であり、独研が自主開催している独立講演会、時間を5時間前後も確保してあらゆる質問を受ける独立講演会(ここです)ですが、これらのための情報収集は、意外かも知れませんが、また視点が違うので、同じ情報収集ではありません。
 しかし当然ながら、通底はしています。

★もっとも大切なことは、テレビを何気なく視たひと、ラジオをたまたま聴いたひとにであっても、ぼくが発信した言葉についてはいつも、死ぬまで、重い責任を負えるだけの確たる、当事者じか当たりの、生きた根拠を持っていることです。
 これは有償でデリバリーしているTCR、独立講演会での情報も、同じです。
 その意味で、根本的に、通底しています。