Our World Time

硫黄島をめぐる決心と約束、そして、「あと2日」

2009年08月28日 | Weblog



▼いま8月28日金曜の朝6時40分、新宿駅のホームにいます。
 これから、特急電車で長野県の松本方面へ出張に向かいます。
 あと2日に迫った総選挙の関連です。

 このホームは、学生時代にアルペン競技スキーに打ち込んでいたとき、合宿に向かうのによく特急を待っていたホームです。なんとも言えない懐かしさが込みあげてきます。
 今朝も、登山の格好をした乗客が沢山いらっしゃいます。
 当時のぼくは、2メートル15センチという滑降競技用の特注スキーを含め4台のスキーを抱えて、大きなザックのその上に担ぎ、このホームをうろうろしていました。

 大学時代のアルペン・スキー、それから中学・高校時代の陸上競技、いずれも下手くそなへっぽこ選手でしたが、それらを通じて培った足腰の強さ、それが今のぼくの極端な忙中の生活を、まさしく足許から支えてくれています。
 そのスキーで、ことし2月にはかなり無茶なジャンプをして、腰の骨を5本、折りましたが、足腰こそが支えであることは変わりません。

 だから、このホームの懐かしい光景にも、浅くはない感謝の気持ちを感じます。


▼きのう8月27日木曜は、東京の八重洲ブックセンターで、新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)の2回目のサイン会でした。
 今回は初めて、ミニ講演を致したあとにサイン会になるという設定でした。

 午後6時10分、都内からタクシーで八重洲ブックセンターの正面に着くと、PHP担当編集者の S さん、独研(独立総合研究所)秘書の M ( ちなみに、東京海洋大学で航海学などを学び、元は水泳女子個人メドレーの選手でもあった M には「さん」とか「ちゃん」とか付ける気がしないのです。うはは)、それに八重洲ブックセンターの幹部やスタッフ、PHPの幹部のかたがたなどがずらりと並んで待ってくださっていました。

 実は、約束は6時ちょうどだったので、まことにまことに恐縮しつつお詫びしつつ、珍しくほんの少し緊張感を感じながら、八重洲ブックセンター7階の控え室に入りました。
 そしてブックセンター副店長に「八重洲ブックセンターは学生のときも、記者時代も、よく通った書店です。まさか、ここでサイン会をする日が来るとは思わなかったので、すこし緊張しているんですよ」とお話ししました。
 もちろん本心。

 そして、八重洲ブックセンターに置くためのサイン本に10冊、サインをし、気を入れながら落款を押しました。きょうから八重洲ブックセンターに並んでいるはずです。

 開始時刻の6時半が近づき、会場の8階に上がると、ガラス越しにたくさんの読者のかたがすでに集まってらっしゃるのが見えました。
 うわー、沢山のひとだ。もう感謝でいっぱいです。

 司会の女性スタッフが開始を告げるあいだ、ミニ舞台の袖から、何人かの読者が見えます。思わず、にっこりして頭を下げました。

 そして、まずはミニ講演となり、最初に、おおむね次のように語りました。

「ぼくの講演はふだん、最短でも2時間、長いと4時間、話しています。きょうは、あとにサイン会が控えていますから、30分にせねばなりません。そこで、何を選んでお話しするかをずいぶんと考えました。みなさんが、今こうしてお手元に持っていただいている新刊は、タイトルに中国もアメリカもありますが、中国やアメリカを批評するためにそうしているのではなくて、中国の覇道、アメリカの、ぼくの造語ではありますが火道、それらを通じて考える、ではわたしたちはどう生きるのか、いかに生き、いかに死すのか、それをみなさんと一緒に考えたいというのが、新刊のいちばんの目的です。ぼくらは同じ立場です。この祖国の、最終責任を担っています。だから一緒に考えたいのです。きょうの、この短いお話も、ぼくらの生き方の根っこに通じることを考えるために、硫黄島のことを、選ばせていただきます」

 硫黄島のことは、ふだんの講演では、講演の最後の20分か30分をいただいて話しています。
 きのうのミニ講演では、ふだんの話の途中を端折(はしょ)って、その代わり、ふだんにはあまり話していない部分を話そうと思ったのですが、それはかないませんでした。
 事前に厳しく「30分だけですよ」と言われていたのに、50分ほどになってしまい、そのうえ、ふだん、硫黄島での出来事をかいつまんで話している、その内容に近い内容にとどまりました。

 ミニ講演を終えるとき、ぼくは「やはり、硫黄島のことも、もう書籍にして、みなさんにすべてを伝えるべきだ」と痛感し、ミニ講演でも「これまで硫黄島のことは、正直、辛すぎて、まだ本を書く気になれなかったのです。だけど、きょうは講演時間が短かかっただけに、もう決心して、本を書くべきだと痛感しました」と述べました。

 聞き入ってくださっていた、たくさんの読者のなかに、深く頷かれるお顔をいくつも見ました。
 これはもう、みなさんとの約束成立ですね。


▼八重洲ブックセンターでのサイン会は、午後10時を過ぎて終わりました。
 閉店時間は午後9時なのに、快く、時間を延長して支えてくださったブックセンターの幹部とスタッフのみなさん、PHPのみなさん、独研の社員たち(経理室の敏腕の総務部員 S も特別参加してくれました)、そして読者のみなさん、こころから、ありがとうございました。


▼さて、投票まであと2日。
 8月30日日曜の当日は、前にお知らせした通り、関西テレビの選挙特番に参加(生出演)します。
 番組開始は19時58分、そして24時54分、つまり翌日の午前1時近くまで生放送が続きます。

 メインキャスターは、関テレの報道番組「アンカー」を支える山本浩之(ヤマヒロ)アナ、そして同じアンカーの村西利恵アナ、岡安譲アナが最前線の選挙事務所から生中継してくれます。

 解説は、風格ある政治評論家の森田実さん、公平で冷静な分析の政治アナリスト、伊藤惇夫さん、そしてぼくです。
 関テレ報道局の若手ディレクターに言わせると「今回の各局の選挙特番きっての重厚な布陣」ということになります。面と向かってそう言われたぼくは、森田さん、伊藤さんについては確かにそうでも、ぼくについてはあまりに照れくさいというのが正直な実感ですが…。
 それに、有権者目線でメッセンジャー黒田さんが参加され、関テレの懐かしい情報番組「2時ワクッ」で一緒だった藤本恵子アナがスタジオでデータ解説などを支えてくれます。

 今回は、ふだん水曜「アンカー」で放送している「青山のニュースDEズバリ」をこの選挙特番でも、放送します。
 選挙特番としては初めての試みです。
 さぁ何をテーマに話すか、キーワードは何か。
 それは刻々と開いていく票の行方、みんなの一票一票の行方をじっくりと見つつ、その場で深く考えさせていただきます。

 もしもよろしければ、視てください。待っています。




あー、いろいろとありますね

2009年08月25日 | Weblog



▼新刊の表紙、よーく見ると、千島列島北端の島々の一部が、白い色の日本領になっていないように見えます。

 ぼくは、この新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)を出すに当たって、版元のPHPに表紙の原案を示しましたが、その際に「樺太の南半分などと共に、千島列島については全島を必ず白い色の日本領にしてください」と明示しました。
 白い色は、もちろん日章旗の地の色です。
(ちなみに、前著の「日中の興亡」も、この新刊も、日章旗の白と赤を基調にしています。前著は白がベース、新刊は赤がベースで、対になっています。読者のなかには、お気づきのかたも多いと思います)

 そして、新刊の本文中にも、たとえば冒頭のp12に「千島列島の全島も、白い色の日本領だ」と明記しています。

 だから当然、千島の全島が白くなっていると思っていました。
 思っていただけじゃなく、正直、何度、新刊の表紙を見ても、そう見えていました。


▼しかし、これは目の錯覚ですね。
 ぼくはたまたま眼がよくて、近くも遠くもよく見えますが、気づかなかった。
 思い込みは怖いですね―。

 あらためてよーく見ると、千島の端っこだけが、わざわざ茶色になっている気がします。
 といっても、表紙の地図は縮尺の関係で、千島のちいさな島までは島自体が正確には表現されていません。それは本の大きさからして、まったく、やむを得ません。
 だけども、表紙の千島列島の端を見ていくと、明らかにカムチャッカ半島ではない島にも、茶色が着色されている。


▼何度も眼を凝らしたうえで、きのう8月24日にPHPの担当編集者に電話してみると、「あ、わたしも、てっきり白色のつもりでしたが、茶色に見えますね。まことに申し訳ないっ」ということでした。

 そして「3刷で確実に直します」とおっしゃいました。

 ただし、ぼくが読者にあえて付け加えれば、3刷が出るかどうかは、まだ分かりません。
 みなさんには、読者と千島の元島民のかたがたには、ぼくからも深くお詫び申します。


▼そして、先の書き込みで記しましたように、本は、増刷分で訂正があっても交換はできないのです。
 どうか、「初版本(あるいは2刷)を3刷に交換してください」と書店などで求められるのは、ご容赦ください。

 ぼく自身も、表紙の色修正は、増刷での出版社による修正を待たないとどうにもできません。
 初版本から2刷への文章の修正では、身を削ってでも(すなわち、手書きで修正を入れてでも)それを要望される読者については、読者の利益を護ることとしました。
 しかし、これは、まさか手で白色を塗るわけにもいきません。
 装丁上のミスがあっても、その修正はプロの装丁家のお仕事のテリトリーであり、ぼくはそれを侵すことはしません。

 諸事、いろいろとありますが、どうぞ、ご理解ください。
 PHPに電話した昨日は、ちょっとがっかりして、ここに書き込んでお知らせすることもできませんでした。
 きょう、気を取り直して、ありのままに、お知らせします。
 3刷が、無事に出ればいいなと、そう思います。




 

ふたつのこと

2009年08月24日 | Weblog



▼8月28日金曜の夕刊フジに、「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)の著者インタビューが掲載されます。
 インタビュアーの中田達也さん(産経新聞東京本社・記者)は、ぼくの活動と考えに、長いあいだずっと深い関心を寄せてくれている気鋭のジャーナリストです。
 ぼくがまだ三菱総研にいる頃からではないか、と思います。会員制レポートの「東京コンフィデンシャル・レポート」も草分けの頃からの会員です。

 記事の最後には、間近に迫った総選挙にわたしたちがどう臨むかについての一問一答もあります。


▼それから、このひとつの前の書き込みで、「たとえば大阪・伊丹空港のJAL側の搭乗口17番の前にある書店コーナーでは、たくさん平積みになったまま売れずにいる感じです…から穴場です」と書きました。

 この書き込みを眼にしたPHP担当編集者が、すぐに問い合わせてくれたそうです。
 すると「事実はまったく逆で、これまでの分がすべて売れてしまったので、書店の方が一所懸命に手を尽くして補充したところだった」とのことです。

 書店のかた、担当編集者、ありがとうございます。
 いずれにしても、いろんな書店で売り切れてはいるようです。
 こうした「補充する努力」をされる書店は、ちいさな書店でも、まだ残部があるようですから、やっぱり「穴場」ではありますね。


邂逅が始まりました

2009年08月23日 | Weblog



▼新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)のサイン会が、きのう8月22日の土曜に、大阪・梅田のジュンク堂大阪本店でひらかれました。
 東京(8月27日)、京都(9月1日)と続くサイン会の始まりです。
 東京では初めて、トークショーとセットになっています。


▼きのうの大阪会場には、びっくりするぐらい沢山のかたが来られました。
 それでも、おひとりおひとりとの時間を、考えていたより短くしたり、おろそかにしたりはできません。
 列をつくって待たれるかたがたの辛抱や疲れとのぎりぎりの兼ね合いを深く考えつつ、できる限りのことを尽くしたい。

 そのためには、まず落款を押すときに、おひとりおひとりに、ぼくの全身全霊を込めて気を贈ること、そして読者のお名前を丁寧に真ん中に大書すること(一般的に言えば為書きですが、為書きのように端っこに書くのではなく、真ん中に大書する)、またぼくなりの座右の銘のひとことも、ありったけの心を込めて書くこと。
 それを、いつものように、全員のかたがたに実行しました。

 書店は、来場のかたがたに整理券を発行してくれます。
 その整理券はグループに分けてあって、グループごとに店内放送で呼び出しをしてくれるから、お待ちになるかたも、ただ列を作るのではなく、店内で本を見て歩いたりはできますから、すこしは、ぼくも気が楽になりそうで…いや、正直、内心は楽にはなりませんでした。
 だって高齢のかたも、ちいさな子ども連れのかたも、いらっしゃいますからねー。
 待つのは、たいへんだと思います。

 しかし、これはやはり邂逅(かいこう)です。
 本という素晴らしきものを通じて、不肖ぼくと読者が出逢うのですが、ただの出逢いよりもっと意義の深い邂逅に思えます。
 また、サインをするぼくにとっては、きのうで言えば170回ほど繰り返されるサインですが、サインを受けとられる読者にとっては、生涯でただ一度のことかも知れません。
 だから、簡素化するわけには、やはり、いかないのです。


▼予定では、午後2時の開始でした。
 関西テレビの情報番組「ぶったま」への参加(生出演)を終わって、そのあとまず、ネットテレビの「たかじんのそこまでやって委員会」の2回目の収録に臨みました。
 前回の初回のアップを、たくさんのひとが視てくれて反響も大きかったそうで、この2回目の収録となりました。
 今回のテーマは「総選挙」です。
 間近に迫る総選挙を正面から考えようという試みですから、すぐにアップされると思います。

 それを終えて、もうすぐにサイン会場へ向かいました。
 まだ時間は早すぎるけど、参加される読者のなかにもきっと、早々と会場入りされるひとがいる。
 そう思うと、早く向かわずにいられません。

 ジュンク堂大阪本店は初めてでした。すばらしく大きな、きれいな、店員さんの陣容も充実している書店です。
 サイン会場へ続くエスカレーターの踊り場で、同行の独研(独立総合研究所)秘書 M と「でっかい本屋さんだよね―」などと話していたら、やっぱり参加者がぼくを見つけて近寄ってこられます。
 そこでプレ・サイン会?の握手や会話や、それからお手紙を受けとったりを少ししているうちに、PHPの担当者が2人、ひとりは京都から、ひとりは東京から大汗とともに登場、ジュンク堂大阪本店の幹部や、社会科学の書籍担当スタッフもいらっしゃって、みんなで控え室へ。

 控え室ではまず、ジュンク堂大阪本店に並べるための本に、何冊かなぁ、かなりサインしました。
 そしてサンドイッチをつまんでいると、書店幹部の O さんが「もうずいぶんと並んでらっしゃるんですが、時間より早く始めてよいでしょうか」

 もっちろん!
 お待たせするより、そのほうが絶対いい。
 即、控え室を出発です。

 サイン会が初体験の秘書 M は緊張の顔つきです。東京海洋大学で船に乗っていた M は、水泳部出身の体育会でもあり、女子ながらそんじょそこらの男より頼りになるやつ。
 ぼくの秘書になってから、初体験の出来事が多くて、そのたびに大喜びしたり、はしゃいだり、緊張したり。
 新婚さんですが、旦那さまはきっと、この明るい人柄をみて結婚しようと思ったのだろうナァと書店ビルのエレベーターのなかで、ぼくはあらためてふと、考える。

 そして会場に近づくと、なるほど!
 もう、静かなる熱気が充ち満ちています。
 ぼくは、ひとりもいない会場しか頭に浮かばなかったから、胸のうちで両手を合わせて、みなさんに深く感謝しました。

 お待たせしました、どうぞっ。
 そう大きな声を出して、テーブルへひとりづつをお招きします。
 それからぼくは着席し、まずは整理券に記されたお名前を読みあげます。

 そして…「深く淡く生きる」
 ぼくの仕事と思索の生活のなかから自然に生まれてきた、この言葉を、右上に記します。日付も入れます。
 それから、真ん中に読者のお名前を、大書。

 次に左下に、ぼくの名を小さめに記します。
 読者のお名前を書き終われば、間違う心配がなくなるので、ぼくの名をサインしながら、ひとことふたこと読者に語りかけます。

 読者が、ちいさなお子たちを連れていたり、それから、お母さまとか旦那さまとか奥さまとか兄弟とか友だちとか、サイン会に一緒に来られなかった人のことを話されれば、そのお名前も聞いて、そのお名前も記します。

 そして落款を手に取り、インクを付けて、もう一度、お名前を呼びます。読み方を正確に確認して、呼びます。間違えば、違う人に気が行ってしまう感じがするからです。
 名前を書いたかた全員分の気を込めます。
 だから家族連れには、時間がさらに長くなります。

 ほんとうに全身全霊の気の力を使うので、思わず自然に声が出ます。

 それからテーブルから立って、両手でそのサイン本を差し出し、ぼくなりの思いとともに堅く握手をし、希望されるかたには一緒に写真を撮ります。
 写真が無事に撮れていることを、読者に確認していただくと、残念ながらお別れです。

 そして、お待たせしたことをほんとうに申し訳なく思いながら、ふたたび「お待たせしましたっ。どうぞ」と次のかたのお顔をみます。
 みんな、いいお顔です。


▼予定は2時間でした。
 ひとりひとりと向かいあっているぼくには、全体で何時間が経っているのかよく分かりません。

 すると秘書 M が「社長、休憩を取ります」
 え?
 読者を待たせたまま休憩なんか取れないよ。
 M は「書店のスタッフもみんな疲れてますから」
 そりゃ、そうだ。
 そこでスタッフにはいったん、休憩に入ってもらって、ぼくはお待ちの読者のなかへ入っていきました。
 そこで、みなさんと少し話していると、眼の前の若い女性が涙されていることにも気づきました。
 中学生から、高校生、大学生、若いひと、働き盛り、高齢のかた。
 ひとりで遠くから来られたかた、カップル、ご夫婦、親子、兄弟、一家総出。
 近所から自転車で来られたひとから、岐阜県大垣市から、あるいはカナダのバンクーバー(ちなみにアルペン・スキーヤーとしてのぼくはウィスラー・スキーエリアへの拠点都市バンクーバーが好きなのです)から来られた母と子。

 ほんとうは、みなさんひとりひとりと別れ難かったのですよ。


▼ぼくが読者のなかをウロウロするので、スタッフもろくに休めないようだし、まもなく再開!
 最後のおひとりにお渡しして、秘書 M に時間を聞くと、ちょうど4時間が経過していました。

 控え室に戻ると、サイン会に並ばれていながら時間切れで帰られたかたの整理券と、短い手紙のメモがあり、そのなかには、長いお付き合いのエネルギー企業幹部の名もあって、びっくり。
 それらのかたにも、サインし、気を込めて落款を押し、これで大阪会場は終了。

 ぼくのためにエライ目に遭わせてしまったスタッフのかたがた、ジュンク堂大阪本店のみなさん、PHPのおふたり、そして M 、ありがとうございました、こころから。
 ジュンク堂大阪本店のみなさん、ひとりひとりと握手をして、PHPのおふたりとも握手を交わして、空港へのタクシーに乗ったら、どおーと疲れが来ました…が、大丈夫です。


▼実は、この書き込みは、岩手県の大船渡線というローカル電車に揺られながら書いています。
 きのう土曜は、関テレの「ぶったま」の生放送、ネットTV「たかじんのそこまでやって委員会」収録、そしてサイン会4時間と、例によって盛りだくさんの日程から帰京しましたが、明けたきょう日曜は、早朝に東京を出て、東北の漁港、気仙沼に向かっています。
 日本は海の邦、水産業を盛り返すことも、われら独研の願いのひとつです。
 その願いにかかわる出張です。


▼「書店に買いに行ったけど、売り切れだった」というEメールを良くいただくようになりました。
 急速に増えています。

 だけど増刷は版元のPHPが決めることで、ぼくにはどうにもなりません。
 担当編集者の努力で、すぐに5千部の増刷になり、合計で1万5千部が発刊されています。
 かつての感覚からすれば、とても少ない部数だけど、この厳しい出版不況のなかでは、PHPは頑張ってくれていると思います。

 サイン会のあったジュンク堂大阪本店では、発刊してすぐは、ぼくたちが待機していたエスカレーターの踊り場の大きなディスプレイに、一面にたっぷりと並べていて、それがとっくに全部、売り切れたそうです。

 だけども、たとえば大阪・伊丹空港のJAL側の搭乗口17番の前にある書店コーナーでは、たくさん平積みになったまま売れずにいる感じです。
 場所によって、なぜかずいぶん違うのかも知れません。
「探してるけどないナァ」というかたは、できれば、こういう「穴場」に行ってみてください。

 それから前述しましたように、ジュンク堂大阪本店にはサイン本もかなり置いてあります。
 よろしければ、見てみてください。


▼ぼくがサイン会で、ざっと340回か350回か、立ったり座ったりするのをみて、「骨折した腰は大丈夫ですか」と聞いてくださったかたがた。
 ありがとう、だいじょうぶダァ。




あすからの出逢い

2009年08月21日 | Weblog



▼あす8月22日土曜は、新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)のサイン会の最初です。
 大阪・梅田のジュンク堂大阪本店で、午後2時からです。

▼東京(8月27日木曜)、京都(9月1日火曜)もあわせて、どれぐらいのかたが来られるのか、当日にならないと正確には分からないし、ぼくは事前の申し込みで、どれほどの数になっているかも、まったく知りません。

 ただ、誰かが譲らないとみんなが入れないぐらい混んでいるとは、ぼくにはとても思えないですねー。
 むしろ、サイン会場に行ってみたら誰もいないという白昼の悪夢は、よく頭に浮かびます。
 それはまぁ、いくらかジョークっぽいとしても、どなたも、まさか遠慮はなく、ぼくとたった一言か二言ですが話したい、握手したい、サインが欲しいな、というひとは、どんどんおいでくだされ。



みなさんへ、たいへんに取り急ぎ

2009年08月19日 | Weblog



▼PHPによれば、この個人ブログで新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」の第2刷での修正を事前にアップしたあと、書店のレジに初版本を持参されて、「交換して欲しい」と求められた読者が、複数いらっしゃるそうです。

 編集者もとても悩んで、きょう8月19日水曜の午前、ぼくに連絡してこられました。この個人ブログに「交換はできません。ご了承ください」という一文をアップしてくれませんか、という打診です。

 出版物に関しては、乱丁本でない限り、交換するという制度や慣習はないのですね。
 乱丁本というのは、たまたまその本に限って、たとえばページが飛んでいたり、つまりページがまとまって抜けていたりすることを指します。
 増刷にあたり初版本を修正した、今回のケースとは、確かに違います。

 しかし、ぼくとしては読者に「できません。了承してください」で済ませるわけにいきません。
 きょうは水曜日、関西テレビの報道番組「アンカー」の生放送が刻々と迫るなか、正直、かなり苦しみました。
 きょうの放送内容をめぐって大切な補足取材もしなければならないし、視聴者や番組スタッフはぼくがいま、これで悩んでいることなど知るよしもないし…。
 そして先ほど、PHPに次のように提案をしました。

(1)サイン会に幸いにして来られるかたは、漏れなく、そこでぼくの手から正誤表を受けとってください。サイン会で購入される本のほとんどはまだ、初版本です。
(2)そしてサイン会に来られないかたがたのうち、希望されるかたは、初版本をPHPに送ってください。交換はできない代わりに、ぼくが一冊、一冊、手書きで修正して、PHPから読者へと返送してもらいます。ただし写真の差し替えは、手書きではどうにもできないので、諒解してください。
 こんなことをぼくが言うのも、まことに僭越ですが、著者の手書きの修正が入った初版本というのは、まず間違いなくレアものです。


▼日本の出版界で、おそらく一度も前例のないことだから、版元の反応が心配でしたが、編集者からすぐに、受け容れてくれるという返答がありました。
 希望される読者は、「PHP研究所 学芸出版部宛て」に送ってください、とのことです。

 希望のある初版本がどれほど多くなろうとも、一冊ごとに心を込めて手書きで修正し、それからサインもさせていただきます。

 また、サイン会に来られて正誤表をぼくから受けとられたかたで「手書きの修正も、欲しい」と希望されるかたも、上記PHPに送ってください。やはりぼく自身が手書きで作業し、PHPから返送してもらいます。

 サイン会のその場で、この手書き修正をやれば、ひとりに時間がかかりすぎて、並んでいる多くのひとに迷惑になりますから、手書き修正を希望されるかたでも、どうぞこのように後でPHPに送ってください。

 ぼくのサイン会はもともと、自分の名前をサインするだけじゃなく、あなたのお名前を真ん中に大きく書き、座右の銘のひとことも書き、それから落款も気を入れながら押しますから、ひとりひとりに時間がかかり、列が長くなります。
 だから、この手書き修正については、特に希望されるかたでもどうか「サイン会の後で版元に送付、そして返送」でお願いします。


▼前著の「日中の興亡」でも、今回と同じように増刷の際に、この同じ個人ブログで事前に告知したのですが、このようなことはまったく起きませんでした。
 それだけ、読者の層が広がったのかもしれないと、前を向いて、考えています。

 さぁ、アンカーの準備に戻ります。あとわずかな時間でスタジオ入りです。


▼あ、それから8月30日の総選挙当日は、例年と同じく、関西テレビの選挙特番だけに参加(生出演)します。
 ことしは、アンカーでいつもやっている「青山のニュースDEズバリ」のコーナーを、選挙特番でも展開する構成になっています。
 この選挙特番については、またあらためてお知らせします。

 みなさん、選挙に行って、われらの主権を行使しましょう!




64年目の敗戦記念日に

2009年08月15日 | Weblog

 黙祷を捧げつつ、なんとも胸苦しく、祖国の先達に、お詫びを申しあげます。
 わたしたちはいまだ、公正なる主権の恢復に至りません。
 われらの王道の、そのただ一筋の道を造るために、天命のみに従います。

 ひそかなる友よ、いまは草に伏しても、やがては渡河の日が来る。

増刷分の手直しを、今回も事前にアップします

2009年08月15日 | Weblog



▼最新刊の「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)は、去る8月11日の火曜に増刷(第2刷、5千部)が決まりました。
 その増刷分で、すこしだけ手直しをします。
 この2刷は、まもなく書店に現れるでしょう。

 この書き込みの末尾に、その手直しの一覧を掲げますから、初版本(1万部)を買ってくださったかたは、まことに恐縮ながら参照なさってください。ほんとうに申し訳ないですが、手書きで書き入れてくだされば、うれしく思います。


▼発売(実際に書店に並び始めた日)が8月7日でしたから、4日間で増刷となり、読者のかたがたに、こころからお礼を申します。
 ぼく自身の感覚としては、売れている感じはまったくなくて、編集者の苦労や、ファン、という言い方は僭越ですね、古くからの読者のみなさんの期待を裏切って、売れずに終わるのではないかと今も心配しています。

 だけど、たとえば今週8月12日の水曜の夕刻に、関西テレビの報道番組「アンカー」に参加(生出演)したあと、関テレの報道局でぼくを担当してくれているアシスタントのT さん(すらりと背が高く美しいのでスッチーというニックネームです)が「大阪・梅田のブックファーストで、ランキング1位でしたよ」と教えてくれました。

 そこで、関テレから空港へ向かう途中、同行している独研(独立総合研究所)の秘書 M と相談して、ちょっと、その梅田のブックファーストに寄ってみることにしました。
 この頃ますますスケジュールがタイトに厳しくなっていて、Eメールも返信はおろか、ろくに読む時間も失われているのですが、それでも、ぼくも 秘書M も確かめてみたかった。


▼すると、ベストセラーを載せる飾り棚のランキング1位のところに、赤っぽくみえる新刊が飾ってあります。
 ぼくは、へへへ―という変な声しか出なかったけど、秘書M が弾むような声を出して、自分のことのようにまた喜んでくれました。まったく、いい性格をしています。

 ぼくは、その M をみて、内心でふと、幼い頃を思い出したりしました。武家のひとであると同時にクリスチャンでもある母から、「聖書には、人の悲しみを共に悲しむのは易しい、しかし人の喜びを共に喜ぶのは難しいとある。だから、人の喜びや愉しみこそを喜びなさい」といつも言われて育ちました。

 そして、売り場の書棚に行ってみると、前作の「日中の興亡」と一緒にきれいに並べられています。
 ときには命のあるのが不思議だったりの現地取材とか、揺れるタクシー車内での目が回る執筆とか、徹夜また徹夜で目がかすんで、もう開かないゲラ直しとか…「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」も「日中の興亡」も通じての、そうした記憶がほんのちょっとだけ甦りかけたら、白いポロシャツの男性が、にこにこしながら「頑張ってください」と声をかけてこられました。
 携帯電話で写真も撮っておられたようです。まったくOKです。いくらでも撮ってください。

 そして、もう一人の黒っぽいシャツの精悍な男性は、まさしく新刊を手にとってレジに向かわれるところだったので、失礼ながら、レジの横っちょでサインをさせていただきました。秘書さんが落款を持っていたので、それを押すこともできました。
 また、書店のスタッフと素早く相談して、ほかに3冊、サインをして、落款を押してきました。
 お求めになりたいかたは、ブックファースト梅田店06-4796-7188に早めに行ってみてください。

 ごく短い時間でしたが書店の現場にいて、ぼくの書いた本を、ご自分の身銭を切って買ってくださるひとを直に見ることができたのは幸せでした。
 こころの底から感謝します。


▼サイン本と言えば、アンカーで募集したサイン本20冊のプレゼントに、全国から791通もの応募はがきをいただいたことは、前に記しました。

 全国というのは、ほんとうに北海道から九州まで、つまりは関テレの視聴地域じゃないひとからも沢山いただいたのですが、関テレのスタッフは一切、差別することなく、一緒の袋に入れてくれて、ぼくが袋の中を見ないで、指に触れた葉書を取り出しました。
 当選者には、遠い地域、視聴地域じゃないところのかたが複数、いらっしゃいました。

 そして、今週の火曜日、いつもの放送前夜の打ち合わせという名の討論会のとき、プロデューサーが、残りの葉書すべてをいったん貸してくれました。
 葉書の多くに、番組への率直な想いや、ぼくたちを激励する言葉が、実名を記した上でていねいに書いてあるからです。

 こうした応募はがきは、プレゼントの贈呈以外の目的に決して使ってはなりませんから、すぐに関テレに返さねばなりません。
 そこで火曜の夜から水曜の朝にかけて、徹夜状態でまず読み、それから番組が終わってからタクシーに乗るまでのわずかな時間にも懸命に読んで、すべて読み終わりました。
 胸を打たれる、というより、胸を強く揺さぶられるような、視聴者のかたがたの言葉を、ぼくは生涯、忘れません。
 感激し、深く感謝し、そしてそれだけではなく、限りなく重い責任をあらためて胸に刻み込みました。

 なかには、「あのコーナーが元気の素です。青山さんが出張や取材で番組に出ていないと、がっかりして、その週は一週間まるまる元気がなくなります」と書かれていた男性もいらっしゃいました。
 ぼくは、取材だけではなく、独研(独立総合研究所)の研究プロジェクトのための海外調査も、研究員だけに任せず、今年度はぼくも積極的に復帰・遂行しようと考えていますから、コーナーが録画になることは、増えるかもしれません。
 いまは海外出張も5日間か6日間以内に収まるように、つまりアンカーを欠席しないように、無理にでも日程を短縮していますが、それでは海外での日程が収まらないことも、とくに来年の年明けから年度末3月までの季節には出てくると思います。
 それでも、どうか元気をなくさないでください。お願いします。


▼それから、サイン本が当たったらいいなぁ、という気持ちがストレートに強く伝わる葉書も、ほんとうに多くて、ざっと500通以上も、そこに書いてある電話番号に今すぐ電話したいと思いました。
 葉書には、手書きの住所が読めなかったときなどに問い合わせができるように、必ず電話番号が書いてあります。

 ぼくが読んでいるのは、791通のうち、当選した20通を除いた771通、もう外れたと分かっている葉書でしたから、外れた代わりに電話したいと、ほんとうに腰が浮くように思いました。
 電話したいと思うほどに熱意の溢れた葉書は、さまざまな年代のかた、ずいぶんと高齢のかたから高校生、中学生までいました。
 中学生が「小遣いが毎月、千円だし、当たって欲しいなぁ」と書いているのを読んで、ぼくは思わず「そりゃ、当ててあげたいよ」と声に出ました。だから、せめて電話したかったです。

 しかし、個人情報保護法のからみもあって、それは決してしてはいけない。プレゼント懸賞以外には使ってはならない葉書ですから、不可能なことでした。
 当選しなかったかたは、できれば、これから始まる東京、大阪、京都でのサイン会を活用なさってください。
 本は有償になりますが、その代わり、握手もできるし、短いやり取りだけですが、話もできます。

 あ、それから、若い女性のかたで、ひとりで2通に、アンカー出演者の素晴らしい全身像の似顔絵を描いてくれたひとがいました。
 もしも、この個人ブログを読んでくれているのでしたら、あなたです。
 ヤマヒロさん、利恵ちゃん、岡安ちゃん、そしてぼく。なんにも説明が書いていないのに、全員、誰がどれか、すぐに分かりました。
 素晴らしい絵です。プロを目指してほしいとすら思いました。
 力作を、ありがとう!



【2刷での加筆・修正の一覧】

▼p14 前から4行目

▽「示していない。」の後に続けて、次の一文を挿入。

なお台湾は、その民主主義で選択している中華民国としての自立を尊ぶ。


▼p45 真ん中あたり

▽訂正

メラニン→メラミン


▼p221 揚陸指揮艦マウント・ホイットニーの写真

▽写真の出典を明記。(出典は、NavSource Naval History PHPが申請し掲載許可を得た)


▼p311 写真の下段 および p317 写真

▽ぼくの提供したカラー写真が、カラー印刷されず白黒で印刷されているのは、コスト上からやむを得ないことですが、黒く潰れすぎていて分かりにくい写真になっているので、PHPに白黒トーンの修正をお願いしました。

▼p313 写真の説明

▽写真説明の末尾に、以下を追加。

(隠岐郷土館・竹島展示室の写真を接写)




a day in Osaka with my little book

2009年08月08日 | Weblog



▼いま、関西テレビの情報番組「ぶったま」への参加(生出演)を終わって、空港にいます。

 ゆうべは心身ともに、か~な~り~調子が悪かったので、われながら、きょうの「ぶったま」はどうなるかと思いました。
 いつもの「ニュース深読み」コーナーが近づき、フロア・ディレクターたちが「5、4…」とカウントダウンしているとき、『調子が悪かろうが何しようが、ひたすら、視聴者が知るべきことを伝えるだけ、その本来の目的に集中するだけ。おまえの調子なんか関係ない』と胸のなかで念じていました。

 コーナーで隣にいてくれる林弘典アナは、テレビに映っているときだけじゃなく、ふだんから、ほんとうに爽やかな奴です。
 ぼくがお世辞を言わないことを、ささやかな信念の一つにしているのは、たぶんもう多くのかたがご存じの通りです。

 林アナは、ぼくの新刊 「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)をさっそく、買ってきてくれていました。
 番組がどうにか無事に終わった(のかなぁ。自己評価は、いつものように不満いっぱい、すこし不安)、そのあと、ぼくがその新刊に僭越ながらサインをして、林アナのブログのために一緒にケータイ写真に収まりました。

▽林 弘典のHAPPY VOICE!
http://www.ktv.co.jp/ktv/ann/cafe/hayashi/index.html

 あ、番組のエンディングで、約束通りにサイン本20冊のプレゼント募集をしました。(メインキャスターの大平サブローさんや宇都宮まきさんが、恥ずかしくてできないぼくの代わりに、やってくださいました)
 どうぞ、応募をお待ちしていますね。
 当選されたかたは、お名前を真ん中に入れて、その左横にサインを致して、お贈りします。


▼きょうは、そのあと、ひとつ新しい仕事がありました。

 インターネットテレビの「TVTVTV社」(けっこうすごい社名ですね)のネット番組「そこまでやって委員会」の収録です。
 テーマは、「オバマは日本と中国どちらを選ぶか?」

 ぼくは心身の疲労でテンションが実は低かったのですが、アクセスするひとの気持ちに集中するようにして、正直、懸命に力をふり絞ってお話ししました。
 30分、話していたそうです。
 もちろん編集されることになりますが、幾週かに分けて、アップしてくださるそうです。

 このネットテレビは有償とのことです。

▽ネットテレビ 「週間!たかじんのそこまでやって委員会」
http://ex-iinkai.com/


▼それが終わると、伊丹空港へ。
 きょうは夏休みシーズンで早いフライトがとれず、フライトまで珍しくすこし時間があったので、空港内の書店へ向かいました。

 前著の「日中の興亡」(PHP)を出したとき、ふらりと空港内の書店に立ち寄ったら、店員さんに本へのサインを求められた記憶があるからです。
 きょうは、こちらから申し出て、伊丹空港内の2か所の書店のために計14冊、サインをさせていただきました。

 まぁ、すぐさばけるかどうかは分かりませんが、欲しいなと思われるかたは、なるべく急がれたほうがいいのかも知れません。(ぼくの感覚としては、そんなに早く売れる気はしませんが…)

 それから、書店の関係者のかたで「ウチの書店の店頭に並べている分や、在庫にサインが欲しい」というかたがいらっしゃたら、ご連絡をください。
 できるかぎり、お応えします。


▽スカイブック大阪空港店
【場所】伊丹空港・中央ブロック 1階
【営業時間】6:30~20:30
【URL】http://www.osaka-airport.com/osaka/00021.html

▽ブックショップ
【場所】伊丹空港・中央ブロック 2階
【営業時間】6:30~20:00
【URL】http://www.osaka-airport.com/osaka/00020.html

※1階のお店に10冊、2階のお店に4冊、サインしておきました。
 ちなみに、1階のお店は飛行機に乗る乗らないに関係なく、入れます。
 2階のお店は、飛行機に乗るチェックインをした後の通路にあります。
(しかし事情を話せば、乗らない人でも入れるのかも?電話で問い合わせていただけますか)

 

アップされていますね。そして明日はサイン本プレゼントの告知です。

2009年08月07日 | Weblog



▼版元のPHPからは、まだ何もその後の連絡はないのです。
 しかし、ぼくに関連するミクシィのコミュニティ「深淡生」(しんたんせい、ぼくの造語です)で、モリミックさんというHNのかたが親切に投稿してくださって、わかりました。
 八重洲ブックセンターのHPにすでに以下のようにアップされました。



八重洲ブックセンター 特別講演会
青山繁晴 講演会&サイン会
 PHP研究所『王道の日本、覇道の中国、火道の米国』刊行記念
『王道の日本、覇道の中国、火道の米国』
 発行:PHP研究所
 定価:税込1,575円
 ISBN: 9784569703190 (ISBN_10: 4569703194)


日 時:2009年8月27日(木) 18:30~20:00(開場18:00)
会 場:八重洲ブックセンター 本店8階ギャラリー
募集人員:100名(申込先着順)
参加費:無料
申込方法:申込書に必要事項を明記の上、1Fレファレンスコーナーまで。申込用紙は同コーナーに用意しております。また、電話 03-3281-8201 にても承ります。
主 催:八重洲ブックセンター /協 賛:PHP研究所

アップされているサイトのURLは、http://www.yaesu-book.co.jp/events/index.html


▼ぼくも、きょう8月7日金曜の午後、伊丹空港内の書店で、新刊が平積みされているところを初めて見ました。

 あす8月8日土曜の朝に、関西テレビの情報番組「ぶったま」に生出演するために、前日に大阪入りしたのです。
 飛行機は、夏休みの混雑でみなさんの搭乗に時間がかかったりして、たいへんに遅れ、ぼくはある財界人と会う約束の時間に遅れそうで急いでいたのですが、通路の途中にある書籍コーナーに思わず、一瞬だけ足が向き、そこで「発見」しました。
 出張に同行している、独研(独立総合研究所)の秘書 M が「わぁーっ、あったー」と、自分のことのように感激してくれたのが、嬉しかったです。

 彼女は、ぼくの産みの苦しみをいちばん間近に見ていますからね。


▼そして、あす土曜の「ぶったま」では、20冊のサイン本のプレゼントを告知します。
 先日は、関西テレビの報道番組「アンカー」で、おなじく20冊のサイン本プレゼントを告知しましたが、全国から実に791通の応募をいただきました。

 たくさんのスタッフが証人として見守るなか、ぼく自身が、袋のなかの葉書の山に手を入れ、20通を選び出させていただきました。
「ぶったま」でも、同じように、いたします。

 みなさんの強い関心に、あらためて深く感謝します。
 そして、重い責任をも、あらためて痛感しています。


おねがい

2009年08月06日 | Weblog



▼きょう、新刊 「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」 の版元のPHPから、八重洲ブックセンター(東京駅八重洲口)でのサイン会について願いごとの電話がありました。

 サイン会に参加を希望されるかたから、八重洲ブックセンターへの問い合わせが多く入っているそうです。
 ところが、日程が決まったばかりでもあり、まだ八重洲ブックセンターでは詳細(整理券の出し方など)を検討中で、決まっていなくて、問い合わせに充分な対応ができないでいるとのことです。
 
 そこで、「準備が出来ればすぐに、PHPのウェブサイトのイベント告知ページに載せるので、それまで問い合わせを待ってくださいませんか」と、この個人ブログにアップしてほしいと、お願いを受けました。

 みなさん、そのように、よろしくお願いします。
 そして、たくさんの強い関心を持っていただいて、こころから感謝します。


【PHP研究所 書籍ページ】
http://www.php.co.jp/bookstore/

※ここの「トピックス」欄に掲載されるとのことです。
 上記ページには、すでに、大阪、京都でのサイン会の告知はアップされてい
ます。


びっくり

2009年08月05日 | Weblog



▼さきほど生放送のあった関西テレビの報道番組「アンカー」で、「青山のニュースDEズバリ」のコーナー後半、ぼくが社民党や共産党のマニフェストとオバマ大統領の関係について話している最中に、カメラの後ろ側、つまり視聴者には一切みえないところで、ディレクターやフロア・ディレクターが両手で激しくバツ印を出しているのです。

 びっくりしました。
 このカメラの向こう側からは、主として時間が無くなったときに、「CMへ」とか「終わってください」とかの指示が出ます。
 生放送だから、やり直しがもちろん絶対にきかないので、スタジオにはもともと緊張感が漂っています。そのなかで、時間配分が壊れると、番組がおかしくなるので、この指示にはいつも注意を払っています。

 だけども、バツ印なんて、出たことがない。
 ディレクターがうろうろ動くだけで、ほんとうは相当に気を取られるのに、何人もが一斉に激しい身振りで、バツ印です。
 気になるどころじゃない。
 ふつうなら声が出なくなるところだったと思います。

 しかし、それは視聴者には関係がない。
 ぼくは視聴者のためだけに話しているのだから、きょうはその瞬間、「このバツ印は、内容が困る、それ以上は喋るなと言っているのか、それとも、ただ時間が全然、まったくないですと言っているのか、どちらだろう。ここは、後者だと解釈して、数十秒で言うべきを言うしかない」と考えました。
 すると気持ちは落ち着き、急に話すのをやめてしまったりする一種の「放送事故」にならずに済みました。


▼だけども、視聴者からすれば、やはり話が中途半端になったと思います。
 そこで番組の終わりに、ひとこと、「バツ印が出たりしていたので、話が中途半端になって済みませんでした」と、視聴者のかたがたに申しました。

 今回の選挙報道では、民放もNHKもたいへんにナーバスになっています。ぼくには、その理由がよく得心はできませんが、「政権交代がかかっている選挙だから」ということだそうです。
 政権交代があろうがなからろうが、いつも同じフェアネスを追求していけばいいと、ぼくは思います。
 しかし、局がいずれもナーバスになっている現実があります。それに、話していることがマニフェストの内容についてだったし、バツ印をみて「内容が困ると言っているのかな」とも考えたわけです。

 けれども、ぼくは内容は変えませんでした。「時間が無くなったんだ」と受け止めて、話しぶりが駆け足になったから、舌足らずにはなったけれど、変えませんでした。


▼そして番組が終わってから、スタッフに確認すると、内容に干渉する意図はまったくなくて、ただただ時間が無くなったという意味のバツ印だったということです。
 視聴者のみなさんのなかにも、ひょっとしたら、「関テレが内容にブレーキをかけた」と誤解される人がいらっしゃるかも知れないので、こうして、帰り道の空港で、書き込んでいます。
 視聴者のみなさん、慌ただしいところをお見せして、あらためて、ごめんなさい。
 それに実は、きょうは過去もっとも体調が悪いなかの放送でしたから、よけいに聞き苦しいところもあったのじゃないかと思います。それも、ごめんなさい。
 病気というのじゃありません。11年8か月あまり、1日も休んでいないために疲労に限界が来ているようです。


                              8月5日 夕刻


(※新刊のサイン会に関するお知らせが、この一つ前と、二つ前の書き込みにあります)
 

急ぎのお知らせ

2009年08月05日 | Weblog



▼新刊「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」のサイン会のうち、京都会場だけが平日の昼間だから参加しにくい、という複数の読者のお気持ちを知りました。

 たしかに、ふつうに働いているかたが参加できない条件なのは、どうかな、と思い、版元のPHPを通じて書店に交渉していただきました。

 その結果、9月1日火曜の午後2時からの予定を、午後5時からに変更していただきました。
 午後5時から2時間ほど、サイン会を開催します。
 お勤めのかた、それでも間に合わせるのは大変でしょうが、ぜひ、おいでください。

 また、この変更でかえって参加できなくなるかたも、なかにはいらっしゃるかも知れません。そのかたには、伏してお詫びします。

(京都、大阪、東京の3会場の詳細は、この一つ前の書き込みをご覧ください)


▼それから、新刊は今までは『予約』でしたが、きょう8月5日に、PHPから「東京都心の書店」や「全国展開しているような大きな書店」には搬入されます。
 搬入した本を、すぐに店頭に出すか翌日に出すかというのは書店に任されているそうですが、早いところはきょう8月5日から販売の書店もあるとのことです。

 全国の書店に搬入となるのは、明日の6日木曜なので、確実に全国の書店で並ぶのは7日金曜になるそうです。

 さぁ、アンカー(関西テレビの報道番組)の生本番が間近に迫っています。
 そこに向かって集中を高めているところですが、この書き込みだけは急ぎ、アップします。

決まりました

2009年08月04日 | Weblog



▼あたらしい本、「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP)のサイン会が、東京でも開かれることが決まりました。

 場所は、おなじみの八重洲ブックセンター(東京駅八重洲口)です。
 8月27日木曜の夕刻6時半からです。
 この東京会場では、サイン会のまえに短いトークショーがあります。



▼京都会場のアバンティブックセンター京都店(京都駅前、徒歩2分)も日程が決まりました。
http://www.amigoshoten.co.jp/map/map68409.gif

 9月1日(火)午後2時から2時間ほどだそうです。


▼みなさん、先に決まった大阪会場(8月22日土曜午後2時から、ジュンク堂大阪本店)もあわせて、こころからお待ちします。

 会いたいですね。