Our World Time

いま近畿大学の教室にいます

2012年07月31日 | Weblog


▼ぼくは近畿大学の経済学部で、客員教授として国際関係論を教えています。
 きょうは前期の試験日です。
 ぼくの試験は、その場でキーワードを出して、それをめぐる自分の考えを学生が自由に書くという試験です。

 キーワードを出したうえで、学生から何か質問があるときに備えて、教室に最後までいます。
 大学が定めた試験監督官は、ちゃんといらっしゃるのですが、ぼくも居るようにしています。

 開始から10分後、30分後、というように区切りを付けて、答案を書いている学生のあいだを回ります。
 あまりにもペンが進んでいない学生には、耳もとで、「文章や細かい点にあまり拘らなくていい。きみの考え方を知りたいのだから、思い切って自由に書け」と小声でアドバイスします。

 近畿大学で教え始めて6年目ですが、試験答案の質は凄く上がりました。
 この頃では、100点満点を付ける答案も、必ずあります。

 ちなみに、この教室で先ほど試験が終了した1年生対象の試験では、「参加」、そして「祖国」というキーワードを出しました。
 どちらかひとつを選んでも、ふたつともについて書いても、いいのです。

 受講している学生の数は多いので、この忙中のさなかに、採点するのは、地獄のようにたいへんです。
 しかし同時に、愉しみでもあります。
 ぼくをうならせるような、独創的な答案、着眼点のいい答案を読んだときは、こころから嬉しくなります。
 それはまさしく、「祖国」の近未来に繋がりますから。


▼さて、あすの関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」はオリンピック放送のために、繰り上がるそうです。
 15:48 ~ 16:53の生放送です。
 つまり1時間、早くなるわけですね。

 オリンピックは、ぼくも、ついつい食い入るように視てしまいます。
 もちろん、常にパソコンで仕事をしながらの観戦ですが、気がつくと、選手の魂と一緒に泳ぎ、走る気持ちになっていたりします。

 ぼくが海外に目を開かれたのは、実は子供のときに、東京オリンピック(1964年)に夢中になってからです。
 開会式の行進で次から次へと現れる、たとえば見たこともない民族衣装を着た選手たちから、世界が広いということを子供心に初めて実感しました。
 いま思えば、あれほど清潔な開会式もなかったように思います。

 前回の北京五輪のような、逆にもうオリンピックの開会式を見たくなくなるような過剰な演出、たくさんの大嘘まで盛り込まれた演出はありませんでした。
 基本は、ただただ、秩序正しく諸国の選手団が行進し、スタンドにいらっしゃる日本の天皇陛下(昭和天皇)と世界の賓客らに敬礼を捧げるだけでした。

 簡素ななかに清潔感があふれ、それでいて沸き立つような生きる歓びを感じさせ、世界の息吹をありありと見る者に伝えてくれました。
 そこには、広い地球世界とともに、確かに、日出ずる国「にっぽん」がありました。



魂が交叉する (ちょい書き足しました)

2012年07月25日 | Weblog


▼いま7月25日水曜の未明3時35分。
 大阪にいます。
 1061年の歴史を数える天神祭の船渡御(ふなとぎょ)、陸渡御をきょうに控えた大阪は、いまはまだ寝静まっています。
 ぼくにとっても命の記念日ですが、それについては淡々と受け止めています。

 おととい7月23日の月曜に、和歌山を訪れて、「救国 超経済外交のススメ」(PHP)のサイン会をおこなってきました。
 長い列をつくってくださった読者のなかに、両肩を覆う大きな白い治療薬を張っている女性がいらっしゃいました。
 みなと同じように、ぼくの前に座られ、「事務所にいましたら、突然、精神に障害のある方が、侵入してきて、殴られ、いま入院中です」とおっしゃった。言葉が奔流のように噴き出そうとするのを、意志の力で懸命に抑えておられるような様子です。
 なんと、その病室から抜け出て、このサイン会の会場、「宮脇書店」和歌山店に来てくださったのです。首から両肩にかけての怪我では、洋服を着るのも、たいへんだったのではないかと思いました。

 この女性の「救国」に、ぼくの、ささやかな座右の銘を入れ、その方のお名前を真ん中に書き、左脇にぼくの名を小さめに入れ、そして「体が早く恢復しますように」という祈りの気を込めて、落款を押して、「救国」をお渡しすると、「青山さんの元気をいただきに来たんです。ハグしてください」とおっしゃいました。
 ぎゅうぎゅうにハグを差しあげました。


▼そして、「甲子園球場でタイガースの試合をみていたら、試合に昂奮した後ろの席の男性に理由もなく殴られた女性もいらっしゃいます。その女性も後遺症に苦しみつつ、立ち直られていきましたから、きっと大丈夫です」と申しあげました。

 球場で事件に遭われたこの女性は、後遺症で自宅にいらっしゃったとき、テレビも視る体力も気力も奪われていた時期なのに、たまたまテレビでぼくのつたない話を聞かれて、元気をみずから取り戻していくきっかけになさったそうです。

(この方が、もしもこの地味ブログを読まれていたら、書き込みをくださいね。その後どうなさっているか、正直とても心配していますから。)

 和歌山でのサイン会で、同じような事件に遭われた方とお会いして、社会の重い病を考えるとともに、魂の触れあいも、あらためて感じたのです。
 ぼくの、ささやか過ぎるエネルギーで、何がどうなるわけでもありませんが、単なるサイン会ではなくて、こうした魂の交流ができるということに、天に深く感謝しています。

 この、事件に遭われた女性だけではありません。
 進路をしっかり考えつつ、悩みも多く抱えている最中の男子高校生と、眼を見て本音で話したり、仲のよい家族の、いちばん小さな赤ちゃんをぼくの腕にだっこして全員で写真に収まったり、それぞれ、ごく短時間ながら、胸に刻み込むような交流ができました。

 これは、今回のサイン会を100人に限定したために可能になったことでした。
 ただ、どんなに人数が多くても、ぼくの基本姿勢は同じです。
 一筆書きのような、楽に書けるサインだけして終わりにするのじゃなく、向かいあった方のかけがえのない名前を聞き、そのお名前を中央にいちばん大きく書き、右側には、ぼくがつたないなりに自作した銘を書き、左のすこし下げたところに、おのれの名を書く。日付も忘れず入れる。
 時間が許せば、気を入れて、落款を押す。
 そして、必ず握手をし、できればひと言だけでも、言葉を交わす。

 よっぽど時間が限られているときは、ぼくの名と日付だけになることも、稀にあります。
 時間の制限の具合によって、実行できる項目が変わることは避けがたいですね。飛行機も新幹線も待ってはくれませんし、都内で開くときも、サイン会のあとにほとんどの場合、次の待ったなしの日程が入っています。
 だけども、一筆書きのように楽に署名することだけはしません。


▼おとといの和歌山でのサイン会は、人数限定ですから、いつもに増して交流を心がけました。
 そのために、ふだんよりさらに時間は掛かり、列の最後のほうの方はたいへんだったと思います。
 辛抱強く待っていただいて、こころから、ありがとうございました。
 午後6時半に開始して、気がついたら、午後9時を大きく回っていました。もちろん、休憩なし。

 日本の出版界でのサイン会はふつう、新刊が発行されてすぐの間しかやりません。
「救国」や「ぼくらの祖国」(扶桑社)について今でもサイン会が開かれるのは、第一には、来てくださる読者がいるからです。
 そして編集者や書店主の熱意がないと、読者に来てくださる気持ちがあっても、実現しません。

 今回の和歌山でのサイン会は、版元のPHPの熱心な編集者、Sさんと、宮脇書店和歌山店の書店主Nさんの志がなければ、決して実現しませんでした。
 いや、実名を出しても大丈夫でしょう。編集者の白地さんと、書店主の西田さんです。

 サイン会が終わり、西田さんに、和歌山の名物ラーメンをご馳走になって、疲れが和らぎました。


▼さて、今度は、「ぼくらの祖国」のサイン会が徳島であります。
 徳島で、全日本教職員連盟(非日教組の教員団体)の「全国教育研究大会」があり、そこで講演するのに合わせて、行います。
 徳島は、共同通信の記者時代の初任地です。ぴっかぴかの1年生、新米記者として26歳で着任しました。
 そしていきなり、徳島としては空前の大事件だった、大病院の看護料巨額不正事件と国立・徳島大学医学部の前代未聞の紛争にぶつかりました。
 当時、真正面から議論を交わし、たいせつな情報元にもなってくれた医学者らと、いまも交流があります。

 以下は、版元の扶桑社のHPに掲載されている情報です。

~ここから引用~

【ぼくらの祖国】サイン会開催!
青山繁晴さんサイン会
【  日  時  】 8月 5日(日) 14:00 ~ 16:00(予定)
【  場  所  】 平惣 徳島店
【  定  員  】 先着100名様
【 要 整 理 券 】 同書店にて本書をお買い上げのお客様に参加整理券を配布します。
【お問合わせ先】 平惣 徳島店 TEL 088-622-0001

~ここまで引用~

 扶桑社の編集者からのEメールによると、徳島以外からも参加できるよう、書店では電話予約も受け付けるとのことです。


▼ぼくが、みなさんと直接、魂をかわす、もうひとつの大切な機会は、独研(独立総合研究所)が自主開催している「独立講演会」です。
 ふだんの講演は、どうしても厳しい時間制限があります。
 たとえば、昨日この大阪で開かれた「関西総合防衛セミナー」では、45分間の講演でした。
 ぼくの次に講演なさる赤星・前海上幕僚長(国際社会では、退役海軍大将)の無言の厚意に勝手に甘えて、10分延長してしまいましたが、それでも1時間に満ちません。
 そこで、いわば時間無制限の講演会でみなさんと心ゆくまで一緒に考えようという志で、独立講演会をスタートさせました。
 もっとも長くて6時間連続で講演しました。この頃は、参加者の疲労を考えて4時間半連続ぐらいにとどめていますが、それでも講演会の常識破りです。

 この独立講演会の第9回の申込みも、7月23日の正午からすでに始まっていますが、この地味ブログが告知ばかりになってしまうのが嫌だったので、すこし情報のアップが遅れてしまいました。
 どれぐらい残席があるか分かりませんが、参加をお考えなら、下掲の情報を見てください。
 これは、独研(独立総合研究所)の公式HPの情報に、すこしだけ書き足しています。


第9回独立講演会

【講演日】
2012年8月19日(日)

【講演時間】
開場:12時30分
開演:13時00分 ~ 17時30分

【講演予定内容】
「原子力、メタンハイドレートをはじめエネルギーの現在、未来を考える 」
(あくまで仮予定です。臨機応変に変更することがあります)

【場所】
三宮研修センター 予定
〒651-0085 神戸市中央区八幡通4丁目2番12号
TEL:078-232-0081

三宮駅中央改札口からフラワーロードを南へ徒歩5分。
地下道を利用する場合、神戸市役所方面の[C5]出口。
詳細は、こちらへ。

【受講料】
一般 5000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4000円

【定員】
250名
※定員を超えた場合、抽選となりますのでご了承ください。

【申込期間と方法】
2012年7月23日(月)正午~ 2012年7月30日(月)正午
独研HP内の申し込みページにある申込みフォームボタンを押してください。
その際、注意書きを良くお読みください。

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、7月31日以降、メールにて連絡いたします。


*以下、入金方法などは、独研HP内のページをご覧ください。

【問い合わせ先】
独立講演会 運営事務局(担当・玉川)
kouen@dokken.co.jp

※スタッフは最小限度の人数しかいない、と言うよりは、玉川ひとりです。ふひ。
 電話、ファックスでのお問い合わせには、どうにも対応できないので、上記のEメールでお願いします。

※独研の総務部も、まさしく最小限度の人しかいません。まさか、ひとりじゃないけどね。ふひふひ。
 だから、この独立講演会については総務部は対応していません。分かってくださいね。


▼では、徳島でのサイン会、神戸での独立講演会でお会いしましょう。
 今回はたまたま、いずれも西日本の会場ですが、関東をはじめ、ほかの地域でもサイン会や、独立講演会を開いていきます。

 徳島では、IDC(インディペンデント・クラブ)の会員のための少人数イベントも別途、あります。
 会員のかたがたは、独研からのお知らせに注目なさってください。


*写真は、徳島も神戸も行けない繁子のふて寝シーンです。
 いや、違います。
 緑豊かな自然があって、車で連れて行ける範囲のところで、ぼくとの散歩をたっぷり楽しんだあとに、ホテルのベッドで、くつろぐ青山繁子です。(もちろん、わんこOKのホテルです)
 ベッドカバーに、まるで布団に入るかのように自分で入っています。
 黒い眼が、満足そうです。

紀の国の心意気

2012年07月10日 | Weblog


▼和歌山県の書店主に、心意気を感じさせてくれるひとがいます。
 わかやまは、仕事で訪れるたび、紀州の城の毅然とした美しさが印象深いところです。
 そこに、こんなひとが居てくれるのは嬉しいですね。

 本のサイン会というのは、その本が出版されてからまだ間がないときに限るのがふつうです。
 ところが、この書店主は、そんな慣習は気にせず、「やりましょう!」と言ってくれます。
 ぼくも、胸のうちでは『いつ出版されたかは、ほんとうは関係ないのにな』と思っていましたから、すぐに応えました。

 というわけで、以下のようなお知らせが「救国 超経済外交のススメ」の版元であるPHPのホームページに掲載されました。
 以下は、その転記です。
 

~ここから転記~

『救国』(3月17日発売)の刊行を記念して、青山繁晴先生のサイン会を開催することが決まりました。

◆開催日: 平成24年7月23日 (月)
◆開催時間 : 18:30~
◆会場 :宮脇書店和歌山店 〒640-8128 和歌山市広瀬中ノ丁2-97 
◆定員 :100名
◆参加方法 :宮脇書店和歌山店にて『救国』(PHP研究所、税込み1,575円)をお買い上げの方、もしくは予約された方、先着100名様にレジにて整理券を配布いたします。
尚、お電話での御予約も承っております。
サイン会参加希望と言われますと、対象商品の御取り置きをいたします。当日(サイン会開始時間)までに、宮脇書店和歌山店にご来店ください。整理券とともにお渡しいたします。
※キャンセルはできかねます。もし参加できなくなった場合は、下記連絡先まで必ずご連絡ください。

◆お問合せ・連絡先(宮脇書店和歌山店) :TEL 073-422-2151/FAX 073-422-2152

・イベントの日時・時間については急な変更等ある場合がございます。詳細はお問い合わせください。
・定員になり次第、整理券の配布を終了させていただきます。

~ここまで転記~


▼このごろ自然災害で苦しむことの多い、紀州。
 梅雨が明けるまえの大雨も、正直、心配しています。
 無事に、みなさんとお会いできますように。


きょうは7月8日の日曜日です.東京は朝の雨があがっています。

2012年07月08日 | Weblog


▼いま、テレビ朝日の日曜日の生放送から帰ってきました。
 この番組からのオファーは、週末に入ってから急に来たものだったから、独研(独立総合研究所)の総務部は対応せず、だから独研のホームページにもお知らせがアップされていません。
(独研の社長・兼・首席研究員であるぼくや、取締役自然科学部長である青山千春博士は、週末も一切、休みませんが、役職のない社員は逆に、週末はなるべくきちんと休んでもらうようにしています)

 そして、ぼくのこの地味な個人ブログも、テレビ番組への参加(出演)のお知らせ掲示板ではないので、こうした番組参加はあまり、ひとつひとつはお知らせしません。
 知らせてほしいという意見も沢山いただきますが、ごめんなさい、「たまたまテレビをつけたら、あおやまが話をしていた」というのもありだよね、というふうに考えていただければ嬉しいです。
 ちなみに、きょうの番組参加は、9分間ほどでした。
 これぐらいの短さだろうと予想していましたから、あえて、このブログでお知らせしませんでした。


▼今週の水曜日、7月11日の関西テレビ「スーパー・ニュース・アンカー」は、サッカー放送のために、番組自体がお休みです。
 午後6時台のローカルニュースの枠はちょっと分かりませんが、ぼくの参加している午後4時48分から5時台の全国ニュース枠は、お休みです。だから、蛇足ながら「青山のニュースDEズバリ」もありません。

 再来週の7月18日水曜は、ふつうに放送されます。
 実は、おととい、東京都内の東京工業大学のキャンパスで、中国の天安門事件で若きリーダーだった王丹さんと対談をしました。
 それを7月18日水曜の「青山のニュースDEズバリ」で放送することになると思います。


▼王丹さんは、中国の民主化運動家では、世界でもっとも知られた指導者のひとりです。
 中国で逮捕されたあと、アメリカに亡命し、ハーバード大学で歴史学の博士号をとったひとです。

 したがって、いつもの外国人へのインタビューと同じように英語でやろうとしたのですが、王丹さんの希望で、挨拶だけは英語、中身は中国語で通訳付きでおこないました。
 ハーバードの博士号は、伊達にはとれません。王丹さんも10年の苦節を経てとっています。だから論文などの英語はたぶん完璧だろうと想像しますが、話すのは、それほど得意ではないようです。
 語学が苦手というのでは、もちろん、なく、それだけ亡命先でも中国人のなかに入って、中国共産党の独裁を倒すために闘っているのだろうと考えています。

 王丹さんには、尖閣諸島の問題をどう考えるか、また、チベットや東トルキスタン(ウイグル)の独立をどう考えるかも、真っ直ぐに聞きました。
 中国の民主化運動家に日本人がインタビューするとき、なぜかこういう話題を避ける傾向があるように感じていました。
 だから、対談時間はごくごく限られていて、しかも通訳付きだから時間が実質半分になってしまったけれど、ここにも力点のひとつを置きました。

 王丹さんは、誠実に答えてくれたと考えます。
 ぼくに同行し対談を聞いていた独研の研究員は「抽象的な答えだった気がする」と感想を話していましたが、いや、知らないことは知らないこと、分からないことは分からないことと、誠実に答える姿勢だったと考えます。
「中国共産党の独裁を倒す」と、そこは、眼に力を込めて明言されたのが印象的でした。

 ぼくは王丹さんの目を覗き込んで、「悲しみを湛えていると感じる」と思わず、対談の冒頭に言ってしまいました。
 祖国から、意に反して遠ざけられた亡命者の悲痛を、そこはかとなく感じたからです。

 王丹さんは、ちょっと苦笑して「いや、疲れているから、そう見えるだけでしょう」とおっしゃいました。
 王丹さんは、歴史学者であると同時に、いまも現役の政治的リーダーですから、こんな質問には当惑されたと思います。

 ぼくのいつもの、いわば癖なのですが、対談の後半から、王丹さんの中国語がすこし分かるようになりました。
 ぼくは、外国語は耳から直接、脳に入るタイプなので、こうしたことが起きます。
 それだけに、もっと話したかったですが、王丹さんは、東工大での特別講義などの時間が迫っていたようでした。

 放送では、当然、編集されます。
 いつも申しているように、編集権はテレビ局にありますから、ぼくは干渉しません。
 できれば、7月18日に、視てみてください。


▼テレビ繋がりで思い出しましたが、先日、TBSの「タカトシの時間ですよ」という番組の収録に参加してきました。
 タカトシさんらお笑いタレントのみなさんや麻木久仁子さんの質問、それも宇宙論から日本人論まで、森羅万象の質問に答える番組です。
 ぼくのほかに、現役の宇宙学者、流通ジャーナリスト、雑学の泰斗といったパネラーが並んで答えていくのですが、正直、ぼくは「国際情勢の専門家」という番組が付けた看板にこだわらず、宇宙論をはじめ何事にも、あえて答えました。

 これも当然、編集されるので、どうやって放送されるか分かりませんが、できればこれも視てください。
 ぼくの本音を、すくなくとも収録の段階では、かなり出せた面があります。
 子供の頃は、作家、物書きになるとは決めていましたが、その仕事と一緒に、バスの運転手さんか、宇宙科学者か、四輪のレーサーか、新聞記者か、社会改革者か…などなどをやるつもりでしたからね。

 放送は、7月25日水曜の深夜11時50分からの予定だと聞いています。



お台場で会いましょう、再会しましょう

2012年07月06日 | Weblog



▼ほとんど「時間無制限」と言っていいような長尺の講演会を、独研(独立総合研究所)の自主開催で開いています。
 それが、独立講演会です。

 もう第8回を数えます。東京で、あるいは関西で、どうにか場所を確保して、ありのままに言えばぼくの疲労も何もかも押して、開催を続けています。
 願いはひとつ、祖国が甦ることへの、ささやかな貢献です。


▼その第8回独立講演会の申込み受付が始まりました。
 独研の事務局が、独研公式HPにアップした内容の前半部分を、ほぼそのまま掲げておきます。
 実際の申し込みは、このページでOKです。


【講演日】
2012年7月29日(日)

【講演時間】
開場:13時30分
開演:14時00分 ~ 18時30分

【講演内容】
「TPP、財政赤字などなど政治の直面する現在のテーマを考える 」
(*これは、あくまで仮決めの内容です。実際には、その場で臨機応変にやります)

【場所】
タイム24ビル 研修室 3F 西1~4
135-8073 東京都江東区青海2-4-32
TEL:03-5531-0024
ゆりかもめ「テレコムセンター」駅下車徒歩約2分
詳細は、こちらへ。

【受講料】
一般 5000円 / IDC会員 4000円

【定員】
210名
※定員を超えた場合、抽選とさせていただきますのでご了承下さい。

【申込期間】
2012年7月5日(木)~2012年7月10日(火)正午

※申込期間内のみ、申込を受付致します。

【抽選結果通知】
7月10日(火)午後以降
申込者全員に、当落の結果をメールにて順次お知らせ致します。



*写真は、大阪での独立講演会のひとこま、ひとこまです。

増えました

2012年07月03日 | Weblog


▼「救国 超経済外交のススメ」(PHP)に、ぼくがみなさんへのサインをしたためた本、それを置いてくれる書店がひとつ、増えました。

■ブックファースト梅田店 10冊

 すこしでも手に入りやすくなれば、と願います。


▼ゆうべの「TVタックル」で日本海のメタン・ハイドレート調査航海が取りあげられました。
 想像以上に編集されて舌足らずになっていましたが、それでも、「日本は戦争に負けた、資源のない国だから…」という思い込みが、すこしでも変わっていくことだけを、願います。

「TVタックル」の収録が終わったとき、いつもよく勉強しているHディレクターが近づいてきて、「メタン・ハイドレートと領土問題の新しい関わりは、いずれ、きちんとやりますから」と話しました。
 うーむ。それは正しい。