Our World Time

ぼくたちの、世界への任務

2012年05月25日 | Weblog



▽いま5月25日金曜の午前3時過ぎ。
 最高気温50度近い地から戻ってきたから、ずいぶんと涼しい夜です。
 ぼくは暑い、寒いをあまり意識しない体質だけど、おのれのこととは別に、深く感じるところがあります。

 みずみずしい四季を持ち、涼しい夜も暑い夜もあり、そうやって変化のある自然に育まれてきた日本のわたしたちの幸福を思います。
 おなじ地球の上には、四季もなく、夜も朝も昼もただただ暑く、湿気もいつもべったりと烈しく、という地があり、そこを訪れると、その地に生きるひとびとへの共感や、その風土を克服するための宗教への理解を感じます。
 そして、恵まれた地に生きてきた、わたしたちの責任を静かに痛感します。
 また、その日本の自然が、四季の乱れをはじめ壊れつつあることの、ほんとうの恐ろしさも考えます。


▽ぼくは、仕事の性質から、また、みずから選んだ生き方として、海外と日本を行き来することが多いのだけど、今回ほど、日本と国際社会の普遍的な常識がかけ離れていることを強く感じたことは初めてです。

 わたしたちは、内向きになっている場合ではありませぬ。
 日本にしか、日本国民にしか、できないことが今、あります。





▽さて、夜が明ける前に、ひとつお知らせです。

 今、どんな疲労を押してでも、独研(独立総合研究所)が自主開催する「独立講演会」をできるだけ開催すると決めて、実行しています。
 ふつうの講演と何が違うかと言えば、なにより、ある意味で「時間無制限」であることです。
 聴衆のかたがたの多くにとって限界だろうなというところまで、つまりぼくの事情とは関係なく、やります。


 ~以下は、独研のホームページからの部分転載です~

第7回 独立講演会 <神戸> (2012年6月24日講演:申込受付中) ★NEW★


講演日 2012年6月24日(日)
開場:11時30分
開演:12時00分 ~ 16時30分
講演内容 「日本の根本哲学を考える」
場所 三宮研修センター 10F

〒651-0085 神戸市中央区八幡通4丁目2番12号
TEL:078-232-0081

三宮駅中央改札口からフラワーロードを南へ徒歩5分。
地下道を利用する場合、神戸市役所方面の[C5]出口。

受講料 一般 5000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4000円
参加者特典【書籍特別販売】
希望者のみ、下記書籍を販売致します。
書籍代は、受講料と併せてお振込み下さい。

・ぼくらの祖国(扶桑社)1,600円

・救国 超経済外交のススメ(PHP研究所)1,500円

<特典1>
上記方法で購入いただいた書籍には、青山繁晴が事前に直筆で
サインし、講演会当日に会場でお渡し致します。
<特典2>
各書籍は、消費税サービスで販売致します。
定員 200名
※定員を超えた場合、抽選とさせていただきますので
ご了承下さい。

申込期間
2012年5月23日(水)正午~ 2012年5月30日(水)正午
※申込期間内のみ、申込を受付致します。
申込前には、必ず、ページ下部の「注意事項」をお読み下さい。
申込するには、独研ホームページの「申込フォーム」ボタンをクリックし、
リンク先のページよりお申込み下さい。
※上記以外の申込みは、受け付けておりませんのでご了承下さい。

抽選結果通知
5月31日(木)以降
申込者全員に、当落の結果をメールにて順次お知らせ致します。
入金方法 当選された方に、メールでお知らせ致します。弊社指定の銀行口座へ
受講料をお振込下さい。なお、振込手数料はご負担下さい。

振込期限
6月8日(金)までに、お振込み下さい。
※期日厳守でお願い致します。
※6月11日(月)に入金が確認出来ない場合は、当選権利を失います
ので、ご注意下さい。なお、期日後の振込については、ご返金が
できない場合もありますのでご了承下さい。

受講票
ご入金が確認できました当選者には、講演日の1週間前までに
受講票を記載したメールをお送り致します。
万が一、届かない場合は、講演会運営事務局に、メールで
お問合せ下さい。
講演当日は、弊社からの受講票のメールをプリントアウトして
ご持参下さい。またお名前が確認できるものもご持参下さい。
IDC会員につきましては、IDC会員カードをご持参下さい。
※受講票をお忘れの場合、入場できませんので、ご注意下さい。
※プリンターをお持ちでない場合は、弊社からのメールを携帯の
メールへ転送し、受付で携帯のメールをご提示下さい。


【注意事項】

今回の申し込みは、独研ホームページからのお申込みに限ります。
メールアドレスは、個人のメールアドレスを正確に記入して下さい。
全ての連絡は、メールにて送ります。メールアドレスが間違っていると連絡が取れなくなりますので、ご注意下さい。
FAX、メール、郵便でのお申込みは受け付けておりませんので、ご了承下さい。
おひとり様で複数のご応募は、すべて無効とさせていただきます。
ご家族等で、メールアドレスが重複している場合も、受付けできません。
申込完了後、ご記入いただいたメールアドレスに、申込受付の確認メールが届きますので、必ず確認して下さい。
確認メールが届いていない場合は、正常に申込が完了していない可能性がございます。
ご不明な点については、お早めに講演会運営事務局に、メールでお問合せ下さい。
電話でのお問い合わせは受付致しませんのでご了承下さい。


【問い合わせ先】

独立講演会 運営事務局
※電話でのお問い合わせは対応しておりませんので、ご了承下さい。
※独立講演会については、独研(独立総合研究所)の総務部では対応しておりません。

~部分転載、ここまで~



▽夜が明けてきてしまいました。
 みなさん、よい一日でありますように。

 独立講演会で、じかに、お目にかかりましょう。



中東は地球の呼吸を感じる地でもあります(*ちょっと手直しをしました)

2012年05月20日 | Weblog



▼日本時間は今、5月20日、日曜の夜7時半になろうとするところ。
 みなさん、あす朝の金環日食を愉しみにしつつ、天気予報にやきもきされているのかなと想像しています。

 ぼくは中東カタールにいて、同じ日曜の午後1時半になろうという昼時ですが、中東は今回の日食からは外れています。
 実はぼくも金環日食を心待ちにして専用グラスもふたつ、買い込んでいたので、すこし残念です。

 カタールは、過去に何回か参加している国際戦略会議です。
 テーマは「アラブの春」から、ギリシャをはじめとするユーロ危機、イランとイスラエルの戦争危機と、重大事が盛り沢山で、しかも、中東での会議なのにイスラエル代表団も参加していることを含め、世界の危機の当事国(当事者)がずらり顔を揃える会議です。

 ぼくは今回も、カタール政府からの公式招待です。
 会議開始にあたって配られた公式招待者の写真付き名簿によると、日本からの招待は、一民間人のぼくだけです。
 この会議ではかつて、現職の国会議員たちを含め日本から何人もの招待者があったのに、急速に日本の存在感が薄れ、とうとうひとりになったという感があります。
 しかし、いずれ、盛り返せるよう、ぼくなりに、民間人なりに、ささやかながら努力を続けます。
 ぼくは、独研(独立総合研究所)の研究員を同行しています。この研究員は、独研の自費参加です。正直、負担は痛いけど、広く世界を見る眼を育てねばなりません。

 ここカタールの首都ドーハの会場あたりは、最高気温48度、最低気温33度ほど。湿度も日本よりさらに高く、そうとうな環境ですが、ペルシャ湾のペルシャ湾らしい色を見ていると、暑さは気になりません。
 写真は、会場の窓から携帯電話で撮りました。


▼今回の中東出張は、5月19日土曜の朝に、まず羽田から伊丹に飛び、テレビ大阪の「たかじんnoマネー」という番組で、午後一番の生放送に出てから、6月に放送?する分の録画収録も出て、計2本のテレビがあってから、関西国際空港に向かいました。

「たかじんnoマネー」は、生放送はいいけれど、編集される録画の放送について、最近にさまざまにちいさな怒りを感じる出来事もあり、この地味ブログにも、それなりに書き込もうと考えています。…と言うか、途中まで書いているけれど、しっかり文章を定める時間がまだ、全くありません。そのうち、いつかアップできるでしょう。

 いずれにせよ、ほんとうは生放送も含めて、テレビにはもう出たくないという気持ちがますます強くなっています。

 ただ、「たかじんnoマネー」は、ご承知のように、たかじんさんが闘病中です。
 ぼくはタレントじゃないので、たかじんさんとも何の利害関係も無いけれど、男らしく闘病中のひとを横目に見つつ、ヤメルワケニハ、イキマセン。

 カタール政府が用意してくれた関西国際空港からのフライトは、出発時刻が深夜零時を回る予定だったから、テレビ番組参加での深い疲れもあって、ちょっとぐったりして空港内のスタバにいました。
 すると、いろんなかた、男女や年齢を問わず、さまざまなかたが「いつも視ています。元気が出ます」「さっきのナマ放送も視て、空港に来たんです」「勇気が出ます」と話しかけてこられるので、うーむ、自分個人の気持ちは別として、生きているあいだは、すこしは出ていなければいけないかなぁ、と胸のうちで思いつつ、求められたサインなどを、こころを込めて致しました。

 機中では、ちょうど日本の夜中にあたるフライトタイムになったから、見わたす限りの乗客のみなさんが、みごとに全員、熟睡されている雰囲気のなか、独研から会員制で配信しているレポートを、音を立てないように書き続けました。
 書きながら、「聯合艦隊司令長官 山本五十六」と「ALWAYS三丁目の夕日'64」の映画2本をちらちら視て、たくさんのことを考えました。
 映画そのものは、それぞれに腑に落ちないところもあったけれど、触発されて、考えることができたことはある、という感じです。
 ただし、ここ数年の日本映画に共通して、空虚な予定調和の傾向がずーっとあるのは、なぜだろう。
 小さくまとまって、予定調和で納得する。それは、いわば、おのれを見殺しにするような行為です。


▼このカタールの国際会議から、なぜ、ぼくに公式招待が来るようになったのか、その経緯は、まったく知らないのです。
 カタール政府とも、カタールのどことも、もちろん利害関係はありません。
 広い国際社会にはどこかに、戦略家の端くれとしてのぼくに、注目してくれるひとがいて、推薦してくれたようですが、それがどこの誰かは会議の事務局にもカタール政府にも一切、聞いていません。

 こういうことが起きるのは、関空でさまざまなかたが話しかけてこられたことと、どこかで通じている気も、ほのかにするのです。
 ぼくも、独研も、誰かに褒めてもらうためにやっているのでは無いので、すべてを天に預けきって、あるがままに生きて死のうと、砂漠の街にいます。


▼そういうわけで、関西テレビの報道番組「スーパー・ニュース・アンカー」とニッポン放送の報道番組「ザ・ボイス」に間に合うように、あっという間に帰国します。
 戦略会議が終わった、ほとんどその瞬間に空港に向かって、帰りの飛行機に飛び乗る感じです。
 それでも、近畿大学経済学部での講義は、やむを得ず休講です。

 帰国してからの日程のひとつに、鳥取市での講演があります。
 広く誰でも入れる講演で、講演料はすべて被災地に寄付される講演です。
ホームページがあります。


▼この書き込みを、ほぼ書いたあとに、急に手が離せなくなり、アップが遅れました。
 もう日本時間は、21日月曜の未明1時15分。
 いよいよ金環日食の日ですね。
 みなさん、朝を信じて、ぐっすり眠っていますか。
 ひとりでも多くのひとが、雲の切れ間からくっきりと金環を見ることができますように。

 ここ中東湾岸カタールの首都ドーハは、夜7時15分です。
 写真は、先ほどと同じく会場の窓からみた、今度は夜景ですね。



また…

2012年05月10日 | Weblog
…たった一言の書き込みで申し訳ないけど、このひとつ前のエントリーで触れた夕刊フジの記事は、夕刊フジが買えなかった人でも、夕刊フジのネット版「ZAKZAK」というサイトで無料で見ることができます。

 沢山のかたから、そのサイトのURLの入った書き込みをいただいたのですが、ふだん「他のサイトに誘導するURLの入った書き込みは原則、公開しません」というスタンスなのに、自分に関する記事になると急にOK、というわけにはいきませんから、これも申し訳ないけど、公開しません。

「ZAKZAK」の「政治・社会」というカテゴリーの、さらに「ニュース詳細」というところに記事があります。
見つけにくい場合は、「青山繁晴」と「ZAKZAK」というキーワードふたつで検索を掛けると、検索結果の上位の方に出てきます。

日本はどこにも必ず良心派がいる

2012年05月09日 | Weblog


 みなさん、あまりにも時間が無いので、たった一言だけで申し訳ないけど、きょう5月9日発行(紙面上の日付は5月10日)の夕刊フジに、ぼくがフランスの原発の廃炉現場に入ったことについての詳細な記事が出ています。

 これを書いた記者は、まさしく良心的なひとです。
 ぼくに関する記事と言うより、良心派の記者が書いた記事というものを、できれば読んでみてください。