Our World Time

疲れてはいても、健康な朝です。その朝に、ちょっとひと言。

2011年10月27日 | Weblog


▼大阪に「ぼやきくっくり」さんというハンドル・ネームの、素晴らしい主婦のかたがいらっしゃいます。
 みなさんも、もうご存知ですよね?
 毅然とした愛国者にして、右でも左でもなく、まっすぐフェアな考え方、生き方をなさっている。

 この「ぼやきくっくり」さんは毎週毎週、関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」の不肖ぼくのコーナー「青山のニュースDEズバリ」の全文の文字起こしをなさっています。
 何の報いも求めない、静かな、ご努力です。
 どんなにか時間と、根気が必要でしょうか。

 ぼくは文章は、僭越ながら、プロです。一字も忽(ゆるが)せにしないし、句読点をどこに打つか、それだけで徹夜することもあります。
 しかし、テレビでの語りは本職ではないことに加えて、ぼくの語りは台本を読むのでは全くなくて、その場その場で口を突いて出ること、頭と胸のうちに湧き出てくる言葉をありのままに伝えているだけなので、言い間違いもあると思います。
 だから、全文が文字で残るのは、正直、大きな負担でもあります。

 それでもなお、「ぼやきくっくり」さんが、その言い間違いまで含めて全てを起こし、記録してくださる努力に、こころから感謝しています。
 なぜなら、たとえばプロのジャーナリストがその著書で、「安倍総理が辞めたとき、青山繁晴はアンカーのコーナーで泣いた。だから中立性を失っている」という趣旨(※正確な引用ではありません。あくまで趣旨)で、真っ赤な嘘を書いていることに対し、ぼくは直接、ご本人に「間違っている」と指摘し、ジャーナリストは「調べて返事する」と約束しながら、その後、ただの一度も、ただのひと言も連絡はなく、それにも関わらずツィッターでは「青山は納得済み」という趣旨(※これも正確な引用ではなく趣旨)で、また嘘をついていることをめぐって、実際のアンカーのコーナーがどうだったか、この第三者の「ぼやきくっくり」さんの記録は、重要な動かぬ証拠になるからです。

 この全文(※正確には全語)の記録は、仮に法的な場でも提出してくれることを「ぼやきくっくり」さんから、すでに諒解をいただいています。
「ぼやきくっくり」さんは、「青山さんは、アンカーで拉致被害者のためには何度も泣いたけど、権力者のために泣いたりしたことは一度もない。何というひどい嘘を書くのでしょうか」と憤激されました。
 ちなみに、このジャーナリストがその本を書く前に、ぼくに対して、これもただの一度も、何らの取材も確認もありませんでした。
 何で、たったそのひとつの作業の手を抜くのかなぁ。
 ミニマムの取材・確認さえしていれば、そのあと奇妙な嘘を続けなくても済むのに。

 大人の世界、プロの世界といっても、ぼくたちが子供のころにみな、体験した、嘘と真(まこと)の世界と変わりませんね。
 このプロのジャーナリストは、ほんらい、権力や既得権益と戦うために仕事をしているはずです。官房機密費をもらっていた記者や政治評論家がいるという深刻極まりない問題からマスメディアの闇に切り込み、戦ったのは、その証左でしょう。
 それだからこそ、今後の活躍のためにも、謙虚になるべきところはなってほしいと願います。


▼さて、今朝の本題は、実はこれではないのです。
 今週のアンカーのコーナー(10月26日水曜)で述べた内容について、「ぼやきくっくり」さんが以下のように書かれているのを先ほど、拝見しました。


~ここから引用~

 今回もすごい内容でしたね(^_^;

 先々週言われていた「仲介役の芸能人」は女性だと。やはりデヴィ夫人?
 じゃあ政治家っていうのは……?

(1) 元自民党で閣僚経験あり。汚職事件で有罪判決。バックに著名な団体。
  一瞬、山崎拓さんかなと思ったけど違いますね。
(2) 民主党の大物政治家で閣僚経験あり。北朝鮮の事情に明るい。
  これは中井洽さんで間違いなさそう?
(3) 拉致議連の大物政治家。行動力があり家族会から信頼されている。
  「仲介役の芸能人」に訪朝を働きかけられた政治家。誰でしょう。
  2週間前も掲示板で読者様と一緒に考えたけどその時は結論出ず。

~引用、ここまで~


 ぼくはふだん、放送した内容について、追加説明や補足は、最低限にすべきだと考えます。
 しかし、この件は、無関係なひとに万一、迷惑がかかってはいけませんから、最小限度に抑えつつ、この「ぼやきくっくり」さんの問いに答えておきたく思います。
「ぼやきくっくり」さんの無償の努力に応えたいためでもあります。

▽芸能人は、デヴィ夫人ではありません。年齢も、芸能の世界での「業種」も全く違います。

▽「山崎拓さんかなと思ったけど違いますね」とお書きになっているのは、その通りです。ヤマタクさんではありませぬ。

▽「中井洽さんで間違いなさそう」とありますが、違います。

▽「仲介役の芸能人に訪朝を働きかけられた政治家。誰でしょう」…名を明かして、この政治家に迷惑がかかるとは、実はそう思えません。
 しかし情報源から「テレビやブログでは言わないでください」と言われ、それに同意しましたから、その約束は守ります。情報源である当局者自身が、「テレビやブログでも話されてOK」と変わらない限りは、永遠に、約束の通りです。
 いつか時機を見て、この当局者に「そろそろ一般に話してもいいですか(つまりテレビやブログでもいいですか)」と聞いてみるかも知れませんが、まだ分かりません。



 みなさん、きょうもいい一日を。


車窓から

2011年10月21日 | Weblog


▼いま午後の新幹線の車内です。
 依然ほぼ毎日、飛行機か新幹線に乗っている日々です。
 さっき、無性にチョコが食べたくなって、車内販売でアーモンドチョコを買って、ぼりばり食べました。
 こどもの頃からチョコも大好きですが、この明治アーモンドチョコって、永遠のベストセラーみたいに昔からありますね。

 ぼくの出張には、独研(独立総合研究所)総務部・秘書室第2課(同行担当)の、一見は学生みたいにも見えるだろうけど気力たっぷり体力しっかりのOY秘書か、このごろ自然科学部長に加えて総務部長代理も兼務して大忙しの青山千春博士が、同行します。
 きょうは青山千春博士。
 さっき車内販売の女性が「プリ…もありますけど」と言うと即、青山千春博士が「あ、サワークリーム&オニオンをお願いします」ときっぱり。
 何が何だか分からないぼくは、「おぉ、プロの会話みたい。さっぱり分かんない」と思わず言うと、販売の女性と青山千春博士は「ぷぷぷ」と笑いました。

 女性から紙缶を手に取ると、「プリングルス 小腹レスキュー」と書いてある。要はポテトチップスだったけど、これが、うまい。
 紙缶に描いてあるサワークリームと玉ねぎの絵も、すっごく、おいしそ。
 青山千春博士は「これ、いま140円だったけど、百均で買うと100円です」と、さらなるプロ知識を披露する。
こんなうまい、おやつを、みんなふだん食ってるのか。いろいろ幸せな瞬間があって、いいですねー。

 きょうは、兵庫県加古川市にある「いなみ野学園大学」という生涯教育の大学で、すこし高齢のかたがたにお話ししてきました。
 高齢者のかたがたに話すときには、若いひとに話すときと、むしろ共通する眼の輝き、意欲が伝わってくる。
 きょうも、ぼくの先輩のかたがたに、つたない話ながら一生懸命にお話ししたけど、とにかく時間が足りない。
 いつもは、それでも、あと10分、あと5分、あと1分30秒と、講演主宰者と聴衆のみなさまに、こころからお願いして、延長して話すけど、独研の総務からは「新幹線に遅れますから、今回は絶対に延長しないでください」と言われていたから、すこし延長したところで泣く泣く、講演を終えた。
 ところが、新幹線の発車時刻に、まだ余裕があったことが分かって、がっくり。
 メタンハイドレートの話をしたかったのにナァ。


▼さて、独研がひらく自主講演会の第4弾を、東京でおこないます。
どなたでも参加できます。

 独研の公式HPにアップした告知文は、こうです。


 第4回 独立講演会

皆様には、ふだんから独研(独立総合研究所)の志にご理解をいただき、感謝を申し上げます。
さて独研は、制約のない発信のために自主講演会として「独立講演会」を立ち上げ、すでに3回実行し、驚くほど多数の熱心な参加をいただきました。
今回は、これまでご要望の多かった東京開催を初めて行います。
下記のとおり「第4回独立講演会」についてご案内申し上げますので、参加ご希望の方は以下の内容を熟読の上、お申し込み下さい。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。

講演日 2011年11月20日(日)
開場:12時30分
開演:13時00分 ~ 17時30分
講演内容 「さぁ、おのれを信じてこそ、祖国は甦る」
場所 有明フロンティアビル A棟4階会議室大

〒135-0063 東京都江東区有明3-7-26
ゆりかもめ「国際展示場正門」駅 直結
りんかい線「国際展示場」駅 徒歩3分
都営バス「国際展示場正門駅」

受講料 一般 5000円 / インディペンデント・クラブ(IDC)会員 4000円
定員 100名

※定員を超えた場合、抽選とさせていただきますのでご了承下さい。
申込期間
2011年10月26日(水)10:00 ~ 2011年10月28日(金)17:00
※申込期間内のみ、申込を受付致します。
申込方法
募集期間になりましたら、独研公式HPに「申込フォーム」ボタンを表示します。
「申込フォーム」ボタンが表示されましたら、ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込み下さい。

※上記以外の申込みは、受け付けておりませんのでご了承下さい。

抽選結果通知 11月1日(火)午後以降
申込者全員に、当落の結果をメールにてお知らせ致します。
入金方法 当選された方に、メールでお知らせ致します独研指定の銀行口座へ、受講料をお振込下さい。
なお、振込手数料はご負担下さい。
振込期限 11月4日(金)午前中まで
※期日厳守でお願い致します。

受講票 ご入金が確認できました当選者にのみ、順次、受講票を記載したメールをお送り致します。
講演当日は、独研からの受講票のメールをプリントアウトしてご持参下さい。またお名前が確認できるものもご持参下さい。

※受講票をお忘れの場合、入場できませんので、ご注意下さい。
※プリンターをお持ちでない場合は、弊社からのメールを携帯のメールへ転送し、受付で携帯のメールをご提示下さい。

注意事項

今回の申し込みは、独研ホームページからのお申込みに限ります。
FAX、メール、郵便でのお申込みは受け付けておりませんので、ご了承下さい。
おひとり様で複数のご応募は、すべて無効とさせていただきます。


▼…ということです。
 みなさん、お会いしましょう、待っています。


▼それからテレビ大阪の「たかじんNOマネー」で、初めて、ナマ放送があります。
 2011年10月22日の19:00-20:54の2時間番組です。
 この日は、まず2本分を収録してから最後に生放送で、なんと8時間近く拘束され続けるという、かなり無茶なスケジュールです。
 ナマ放送の時は、もうボロボロだとは思いますが、よろしければ、どうぞ。

番組URL

最後に決まったのは12月21日の発刊です

2011年10月18日 | Weblog


▼あす10月19日水曜の関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」は、ぼくは参加(出演)しません。ごめんなさい。
 最近の関テレの方針でロケをやりませんから、ぼくはVTRでも登場しません。

 予告なく休むと、「ついに倒れたんじゃないか」と心配されるEメールや書き込みが、ちょっとびっくりするほど来ますし、なかには「予告なく休むなっ」という怒りも届けられます。

 あすは東京で、福島原子力災害をめぐって、どうしても外せない講演があります。そのためです。
 講演は、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる「危機管理産業展2011」で午後1時からです。
「フクシマに光あり」と題して、ぼくが福島第一原発の構内深くに入った時のことを中心にお話しします。

 インディペンデント・クラブ(IDC)の会員には抽選で招待券も送ってありますから、ご確認ください。


▼上述したように、いつも生放送に参加している番組を休むと、「倒れたんじゃないか」と心配いただくのは、心配しすぎとか杞憂ではなくて、そりゃ、そう思われるだろうナァと、ぼくも感じますね。

 実際、この頃の体調不良との戦いは、自分で言うのもどうかと思いますが、ソーゼツ、セーゼツです。(壮絶、凄絶と書くのは、ちと恥ずかしい)

 2月17日にお腹を開けて大腸癌を切り取り、そのあとに重い腸閉塞を起こしながら地方の講演に約束通りに行って帰京し、「死ぬまであと40分もなかった」とドクターに言われたりしました。
 たまたま大腸癌の手術のまえに、痛い尿管結石、そしてやっぱり死にかけた重症肺炎もありつつ、入院はせず、そのまま動き、働いていましたから、体力はずいぶんと使いましたね。
 切り取った大腸癌は、その後の徹底的な精密検査で『Ⅰ期の、その前』という、まったくの初期だったことが分かりましたから、今後の心配はありません。
 しかしとにかく、全身麻酔でお腹を開けたことの影響が大きいのです。

 ぼくは本来は、ジムのプロのトレーナーと鍼(はり)師によれば「超人体力」、命を二度にわたり救ってくれた近所の開業医によれば「恐ろしいほどの気力体力」があるそうです。
 それが全身麻酔でいったん生命の機能を止め、お腹を開けて腸を長く切り取ったために「普通人の体力」(トレーナーと鍼師)になっていて、元に戻るにはあと半年はかかるそうです。
 しかし過密日程のほうは手術前より、ずっと激しくなっています。
 そりゃ、そうです。
 手術から1か月も経たない3月11日から東日本大震災と福島原子力災害が始まったのですから。
 ここで座して、災害を傍観しているわけには、参りませぬ。
 これからも当然、変わらずに走り続けます。

 表には出ない重大な仕事も、格段に、増えました。
 それは原発へのテロを防ぐ実務です。
 福島原子力災害は、北朝鮮の人民軍、工作機関を含め、日本へのテロリズムを企図する側に、信じがたいほど沢山の情報を与えてしまいました。
 とにかく放射性物質を漏洩させれば、賢明な日本国民もどれほど広範囲に、深い不安を抱えるか。
 原発を襲うとき、強固に護られた原子炉建屋など狙う必要はなく、外側の電源を襲ったり、水を止めたりすれば良いのではないか…などなど。
 テロリストに今以上の情報を与えないために、これ以上は書けません。書くことができるのは、たとえば独研(独立総合研究所)からクローズドの完全会員制で配信している東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)だけです。

 しかし、いずれにしても、この新しい水面下の危機に備える仕事が、無償の公務を含め、ほんとうに増えています。
 だから、走り続けるのをやめるわけには、参りませぬ。
 ふひ。


▼体力が並みになったことで、いちばん影響を受けたのは、実は、執筆でした。
 ひとと一緒に行動しているときは、疲弊した心と身体のその奥から、根っこの力が湧きあがってきて、すべて乗り切れるのです。
 原発構内を含む被災地廻りも、上述のようなテロを防ぐ仕事も、そして聴衆のかたがたと一緒に考える講演会も、みな、ひとと一緒です。

 ところが執筆だけ、ただひとりです。

 もともと執筆時間というのは、何も確保されていませんでした。
 ひとと一緒に行動する仕事がすべて、いったん中断する深更(夜ふけ)から夜明けまで、あるいは揺れるタクシーの中、地下鉄、新幹線、飛行機の中だけが執筆時間で、それですべての本と東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)を書き上げてきました。

 しかし、全身麻酔で腹を開いたあと、この深更から夜明けに執筆しようとすると、どうにも座ってられない、眠りはしなくとも、いったん横にならないと何もできない、ということが続きました。
 そして乗り物の中でも、根気が続かない、揺れに身体をゆだねて目をつぶっていないと、次の日程に入る時、あまりにげっそり疲れて、周りのひとを驚かせてしまう。

 というわけで、執筆に関する仕事がいちばん遅れを出しました。


▼そのうえで、みなさんにお伝えします。
 これからは執筆の秋(とき)です。

「ぼくらの祖国」(扶桑社)は12月21日発売予定です。

 東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)は、今月のこの後半に集中配信します。


*写真は、きょうの富士です。
 ぼくは本日も出張の途上にあります。
 その揺れる機中から、秋の富士を、祖国の声に耳を澄ませるように、雲海のなかで一瞬だけ、見ました。


諦めるのは早いですよ

2011年10月07日 | Weblog

▼いま宮崎です。
 講演のために、緑のなか、海のそばの建物に、着いたばかりです。
 あと10分ほどで、講演を始めます。


▼インディペンデント・クラブ(IDC)の第1期の追加募集を、今朝の9時から始めたところ、あっという間に満員になりました。
 あまりに予想を超えて多いですから、さきほど独研(独立総合研究所)の総務部およびIDC事務局と電話で協議して、あと50人だけ、追加募集を増やすことにしました。

 募集は、週明けの10月11日火曜の朝9時から1週間の予定ですが、先着順ですから、1週間ももつ可能性はごく少ないと思います。

 それから、独研HPの応募ボタンに不具合があり、生年月日が入力できないというトラブルが最初にあったという報告も同時に聞きました。
 みなさん、心配かけて、お手間をかけて、ごめんなさい。

 …では、講演です。


急ぎ (すこし追記しました)

2011年10月06日 | Weblog


▼みなさん、この地味ブログを訪ねてくださるみなさん、風が秋を通り越して、じかに冬に触っているようです。
 いかがお過ごしですか。

 ぼくは、ありのままに申せば、ちょっと目もくらむような過密日程と、体調不良と戦いながら、元気でいます。
 体調の不良は、2月17日に大腸の初期ガンを切除するために全身麻酔の開腹手術をし、そこから1か月も経たないうちに東日本大震災と福島原子力災害が起きて、そこからずっと、非力なりに力を尽くして走り続けてきたことの疲れに、よるものです。
 病気ではありませぬから、心配は要りません。

 ガンは、手術前の腸内カメラ検査で自分でも同時進行で見たときは、とても大きかったです。
 若い担当医は「青山さんがガンになるはずはないですよ」と、ちょっと不思議に思うほど何度も言ってくれましたが、ぼくは『こりゃ、ガンだよ。家系にガンはほとんど出ていないのにナァ。まぁ、よほどのストレスや無理、無茶をしてきたということだよね』とひとり、内心では考えていました。

 しかし、切除後の精密検査で、最初期のⅠ期の、さらにその前の段階だったと分かりました。
 だから主治医も「転移の心配もありません。切って、それで終わりました」と断言されています。

 ただ、ガンは問題なくても、その後の腸閉塞でまさしく死にかけたり、ガン手術の前には尿管結石と、それから重症肺炎でこれも師の一歩手前まで行ったり、それらが続きましたからね。
 全部あわせての身体への負担が、そのまんま残っているうちに、祖国が運命の3.11を迎えましたから、正直、おのれの身体に構っているヒマなどありませんでした。
 それは今も同じですが、3.11から7か月が過ぎ、つもりに積もった疲れが凄まじい勢いで、どっと噴き出している感じです。

 原稿の遅れなどで、迷惑をかけています。
 関係のみなさん、あらためて、ごめんなさい。
 しかし、この10月のうちに、すべての遅れを取り戻します。

 ぼくには信頼する鍼師(ハリ師)がふたりいます。
 そのうちのひとり、Sさんは「鍼を施術していると、青山さんの全身の細胞は、もともとは超人的なものという実感がありました。それが、全身麻酔と、開腹のショックで、普通人の細胞になっている。だから超人的な日程に耐えるのが、たいへんなのです。いずれ元に戻ります」と話してくれました。


▼さて、今朝は、急ぎのお知らせがふたつ、あります。

▽ひとつは、独研(独立総合研究所)のインディペンデント・クラブ(IDC)の会員の追加募集です。
 IDCは現在、第1期の会員として、300人の会員がいらっしゃいます。
 独研内のIDC事務局は、「会員をきちんとケアするためには当面、これ以上は、会員数を増やせない」という判断でした。
 しかし、入会希望者は、驚くほど沢山いらっしゃいます。
 そこで、ぼくは独研の社長として、新たにひとり社員を増やし、そのうえでIDC事務局と、独研の総務部と慎重に協議を続けてきました。

 そして、第1期の追加募集をおこなうことを決しました。
 以下に、募集要項を記します。

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*インディペンデント・クラブ 第1期(2回目) 募集要項

■募集期間
2011年10月7日(金)9:00 ~ 2011年10月13日(木)17:00

※先着順です。

※定員になり次第、募集期間中でも受付を終了しますので、
あらかじめ、ご了承ください。

■活動開始 2011年11月1日(火)~
募集人数 100名

■申込方法
独研の公式HPで、利用規約をお読み下さい。
利用規約に同意いただけましたら、独研の公式HPにある「申込フォーム」ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込みください。

※募集期間になりましたら、「申込フォーム」ボタンを表示します。それまでは表示されません。

※受付OKとなったかたには、独研から会費の振込先をお知らせします。

※「申込フォーム」以外からのお申込みは受付していません。ご了承ください。

■会費 入会金:10,500円(税込) / 年会費8ヶ月分:8,400円(税込)

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 インディペンデント・クラブ(IDC)はこれまで、国会見学会を二度おこない、ヤマヒロさん(関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」のメインキャスター、山本浩之アナ)と一緒のミニライブを含む「京都集会」などをおこなっています。
 きょうはチャンネル桜の「青山繁晴の答えて、答えて、答える」の収録見学会と懇親会もやります。

 

 インディペンデント・クラブの会員には、事務局から「IDC通信」も届きます。
 まもなく、創刊号が発送されると思います。
 そこには、上記の国会見学会や「京都集会」のようすや写真、さらには、青山千春博士の執筆による「がはは 青山繁晴のできるまで」という赤裸々な(…ほんとに)連載コラムや、ぼくのミニコラムなどなどが掲載されています。



▽さて、もうひとつは、福岡県の個人のかた(薬局の店主さん)が、一生懸命に、ぼくの講演会を開いてくださいます。
 その志にお応えするために、お知らせしておきたく思います。

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講演名: 青山繁晴講演会 in 小郡
    「日本だけが放つ光を掲げよう」

主催:青山繁晴講演会を開く会

開催日時:2011年11月27日(日)
開場 10:00
開演 13:00
場所:小郡市文化会館(大ホール)
   〒838-0142 福岡県小郡市大板井136-1
TEL:0942-72-3737

費用: 1,500円(全席自由)
   ※入場時には、チケットが必要です。
申込方法: 9月1日(木)AM10時より、下記にてチケットを発売致します。
購入に必要なPコード「619-857」

店頭(コンビニエンスストアーのセブンイレブン、サークルK、サンクス)の各
店舗にあるチケット販売機、チケットぴあ店舗、チケットぴあのホームページ上
で購入できます。

※詳細は、チケットぴあHPをご覧下さい。
※チケットは、チケットぴあにて、講演日当日の昼12時まで販売致します。
問い合わせ:青山繁晴講演会を開く会
TEL:090-3418-0209
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 この講演会は、あくまで個人のかたが、その驚嘆すべき熱意で開催されます。
 独研(独立総合研究所)の共催などではありません。
 すでに一度、おこなわれていて、ぼくは講演しながら、集まってくださった聴衆のかたがたの多さ、熱心さ、そして主宰の薬局店主さんの祖国と世界への真情に、打たれました。