Our World Time

硫黄島から東京・有明港、東京から大阪、大阪から長崎、そして長崎から東京へ、祈りとともに

2014年05月31日 | Weblog
▼硫黄島を巡っていく船に乗り、操舵室からの船内放送と、船内ホールでの実質4回の講演をする旅がどうにか終わって5月30日金曜の朝に東京・有明の港に着くと、夜、最終の新幹線に乗り、大阪に入りました。
 いま5月31日の未明1時ごろ、ホテルの一室で原稿を書いています。
 あと5時間ほどすれば、大阪の朝日放送のスタジオに向かいます。
「おはよう朝日です」という番組に朝7時ごろから参加して、拉致事件の「全面調査」をするという日朝の合意でこれからどうなるか、を話します。

 そのあと長崎に向かい、島原に入ります。 2日ほど九州にとどまる予定でしたが、そこからは予定を変え、なるべく早く東京に帰ります。入院中の母のようすを見るためです。


▼硫黄島へのクルーズは、商船三井などのスタッフの志で実現しました。
 ふだんから不肖ぼくの発信に関心を持ってくださる方もたいへん多くクルーズに参加され、魂を交わすように、硫黄島に取り残されたままの英霊をそれぞれの故郷に取り返すこと、それも通じて敗戦後の日本の思い込みを克服していくことを、短くはない航海を通じて一緒に考えることができました。

 正直、ちと、疲れました。
 ところが航海の終わり近くになって、公私ともに大きな知らせがあり、ひとときの休息もなにも無くなりました。

 「公」は、もちろん日朝の「全面調査」合意です。
 東京・有明の港に船が入るともう、大阪の関西テレビから「スーパーニュース・アンカー」の取材クルーが待ち構えていました。

 「私」は、都内の病院に入院している母の容態急変です。
 関テレの取材に応じたあと、病院に向かいました。
 医師のお話は、とても記す気になれません。
 それでもベッドの母の眼は、年齢も、病も、ひらり飛び越えるように、かわらずに澄んでいました。


▼硫黄島、そして日朝合意の第一報は、この怒濤のような一日のなかで、まずは独研(独立総合研究所)から会員制で配信している東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)に記し、全会員に配信することができました。(参加はここです)

 これらを、みなさんの眼を見て語り、あらゆる質問をお受けするのは、6月の独立講演会です。独立講演会は、独研が自主開催している長時間(原則4時間半~5時間)の講演会です。(参加はここです)

 硫黄島の海は、息を呑むほど美しかった。
 航路には、イルカが群れて自由に泳ぎ、クジラの母と子の姿もありました。
 母はきっと、まだ負けない。
 ぼくの背骨をつくってくれた、わが母よ、日本の母よ、あなたならまだ奇跡をきっと起こせます。

「硫黄島は立ち入り禁止の島だけど、7年半ほど前に、なんとかぼくは入ったよね。お母さん、覚えてる? 今も立ち入り禁止だけど、たくさんの方と一緒に、硫黄島の目の前の海を船で巡ったんだよ」と話すと、「そうか、硫黄島…みんな死んだ。ご遺骨が帰れない…ひどいことや…わたしには(あの時代を越えて)与えられた命やから…」と静かに母は応えてくれました。


きょうの水曜アンカー、恐縮ながら、ぼくは居ません。

2014年05月28日 | Weblog
いま、海の上です。

凄絶なまでに蒼い海です。

▼ニッポン丸に乗船し東京・有明の港を出港して4日目、きょう5月28日水曜の夜明け前に、、数多くの乗客のかたがたと共にあの硫黄島の目前の海に到達しました。
 汽笛に合わせて、花を捧げ、水を捧げ、そして船内放送で、乗客のみなさんに祈りと、ささやかな提案などなどをお伝えしました。
 船内のホールではすでに一度、つたない講演を行い、今日の夕方に二度目、明日に三度目の講演を行います。
 この連続講演の通しタイトルは「海から祖国は甦る」です。すべて硫黄島をめぐる真実を基に、お話ししています。

▼この航海については、ここ「On the Road」の次のエントリーでも、すこしだけ触れようと思います。
 また来週、6月4日水曜の「スーパーニュース・アンカー」(関西テレビの報道番組)では、動画とともに生放送でお話しできると考えています。

▼さらに、いちばん詳しくお話しできるのは、次回・第30回の独立講演会です。
 独立講演会は、独研(独立総合研究所)が自主開催している講演会です。
 時間無制限でスタートし(いまは聴衆のご健康を考えて原則4時間半~5時間ほど)、ありとあらゆる質問に答えるのが特徴です。
 現在、その第30回分の申し込みを受け付けています。ここです。
 さほど日を置かずに、この受け付けは終了します。


*写真は、夜明けの硫黄島です。
 先の大戦でも最大の激戦地だった硫黄島は、今も立ち入り禁止の島です。
 ぼくは7年半ほどまえ、防衛庁(当時)と自衛隊のいわば良心派の理解のもと許可を得て、硫黄島に入りました。
 船上から、久方ぶりに英霊のかたがたと再会しました。
 この硫黄島に、いまだ1万1千人を超える英霊が取り残され、故郷に帰れないままです。
 そのすべての英霊を、やっと故郷に取り戻す政府方針が出されたときに、こうした航海の機会を得たのも、天の差配としか思えません。

 写真の上部は、ニッポン丸のデッキの一部。
 右に見えるのが、アメリカ軍の艦砲射撃と爆撃で火口の半分を失ったままの摺鉢山(すりばちやま)です。

(船内のネット接続のスピードが遅いので、写真のアップは遅れます)
→ようやくアップできました。


まもなく始まります!

2014年05月24日 | Weblog
▼いま、東京・神田の第29回独立講演会の会場の控え室です。
 参加者の数が増えて、これまでのどの会場でも収容が無理になり、新しい会場での開催なのですが、会場費が正直、たか~い!
 それでも、うれしいです、一緒に考えるひとが増えるのは!
 みなさんの祖国への関心の高まりに、こころから敬服しています。


▼東京会場はまもなく、いよいよあの大隈講堂、早稲田大学の大隈講堂になる予定です。
 早稲田大学には大隈講堂を使っていいかどうかの審査があり、それを通過しました。
 1階席だけで650人収容という巨大さです。
 さて、どれぐらい集まっていただけるか。
 きょうで400人台です。


▼記念すべき第30回の独立講演会も、実はもうすでに受付が始まっています。
 いつものように概要をアップしますね。


第30回 独立講演会@神戸 (2014年 6月29日 : お申込みの受付を開始しました)

【講演日】
2014年6月29日(日)

【講演時間】
開場:13時00分
開演:14時00分 ~ 18時30分 予定

【講演内容】
「祖国、アジア、世界を、あなたと一緒にどうするか その3」

【会場】
ホテルオークラ神戸 平安Ⅰの間(1階)
〒650-8560 神戸市中央区波止場町2番1号
Tel.078-333-0111
JR・阪神「元町」駅東口より南へ徒歩10分
市営地下鉄「みなと元町」駅出口2より南へ徒歩5分
詳細は、こちらへ。

【受講料】
一般 5,000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4,000円(税込)

【申込期間】
2014年5月23日(金)正午~ 2014年6月9日(月)正午 予定
※申込期間内のみ、申し込みを受付致します。

【申込方法】
「申込フォーム」ボタンをクリックし、リンク先のページよりお申込みください。ここです。

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、6月9日(月)申込締切り以降、メールにてご連絡致します。
※会場の規模によって抽選になる場合がございます。

【禁止事項】
※参加資格の譲渡
※講演の撮影・録音・録画
※講演中のパソコンの使用
※事前にお申込をされていない方の入場

 次は、関西で会いましょう!

サンノゼは晴れ、日本ではぼくの新しい論文を載せた論壇誌が発売になりました。

2014年05月19日 | Weblog
▼アメリカ西海岸のサンノゼで、まず、現地のボランティアの邦人が集まる「日本を思う在米日本人の会」と打ち合わせの夕食会に臨み、翌日は、中高の日本語補習校の生徒、つまりふだんアメリカの学校に行っていて日本語教育を補修として受けている生徒に、臨時授業(講演)をしました。

 これは、よくぞ実現したと思います。
 先生たちにも反対があったのではないかと思慮するからです。
 生徒たちは、多くは真剣そのものでした。
 そして最初は足を投げ出して、いい加減な態度でいた子も、あっという間に態度を変えて、真剣に聞き入ってくれました。
 そして、ぼくの問いには、ちゃんと自分の頭で考える素晴らしい姿勢で答えてくれて、こころの底から頼もしく思いました。

 そのあと、大人向けの講演に参加される方のうち、希望者とのディナー会。
 3グループに分かれてもらい、1グループ50分づつ、ぼくがテーブルを回って、すべて質問にお答えしていきました。

 そして、さぁ、これからサイン会です。
 それが終わると、いよいよ連続5時間の、大人向け講演会です。


▼現地で聞くと、中国と韓国の真っ赤な嘘による反日宣伝、工作は、ますます荒れ狂っていて、子供たちの親たちは悩み抜いています。
 そのなかで、こうしたボランティアの支えによる「日本を真っ直ぐ真ん中から知る試み」は、想像以上に意義が大きいことを痛感しました。


▼さて日本では、きのう5月18日から「新潮45」という論壇誌が発売になっています。
 ここに、中国の習近平主席、アメリカのオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領らがそれぞれ妄想に動かされている時代に入っているという、ぼくの新しい論文が掲載されています。

 よろしければ、手にとってご覧ください。目次の載ったサイトはここです。
 

いま成田です。これからアメリカ西海岸のサンノゼに向かいます。

2014年05月16日 | Weblog
▼中国と韓国の呆れるほかない嘘による反日工作に、フェアに立ち向かうために、ふつうの主婦をはじめアメリカで暮らし、働き、学ぶ日本国民のかたがたが「日本を思う在米日本人の会」をつくって、日々、完全なボランティアで懸命に活動されています。
 日本政府を含め、どこからも支援はありません。

 その活動のひとつとして、いよいよ、あさって5月18日にカリフォルニア州の美しい街サンノゼで「その時が来る 祖国は甦る」と題した、不肖ぼくの講演会が開かれます。
 去年が第1回でした。ことしも、どうにか日程を縫って、駆けつけることができます。
 あ~、無事に飛行機に乗れそうで良かった。

 講演会の名称はこうです。

 青山繁晴 講演会 2014 in San Jose
「その時が来る 祖国は甦る」


▼さぁ、5月18日にサンノゼで会いましょう。
 一緒に考えましょう、握手しましょう、ハグしましょう!

 講演の公式HPはここです。
 申し込みの専用ページはここです。

ふたつ、ご要望に応えておきたく思います。

2014年05月07日 | Weblog
▼まず、ひとつ。
「繁子ちゃんの写真がもっと見たい」というひとが、とても多いので、ことし早春の一枚をどうぞ。




▼もうひとつは、ぼくのささやかな発信をめぐってのことです。

 テレビ番組への参加について、韓国人の大学教員がぼくを忌避したためにドタキャンとなり、テレビ局が「代わりに」と求めた電話取材を断った一件を、ごく簡単に記載しただけで、凄まじいほどの反響を頂きました。
 すこし驚きましたが、これは「みんな、いまだテレビに関心がある」と言うよりも、もはや、「マスメディアのあり方が日本を不当に歪めているという認識が広く浸透し、きちんと物を考えるひとほどテレビをはじめマスメディアの根本改革を望んでいる」という事実の表れだと今、考えています。

(反響のなかでただおひとりだけ、「なぜ実名を伏せるのか」という書き込みがありましたが、個人攻撃がエントリーの目的ではないこと、ドタキャン理由の説明はあくまでテレビ局による説明であること、一方で事実経過の開示が必要であったこと、それらを考え合わせると、エントリーの記述ぶりが適切と考えます)


▼その反響のメールや書き込みのなかで、意外にも多かったのは「青山の考えを直接、知るには、どうしたらいいのか」という問いです。
 この要望にお応えしておきます。


▼独立系シンクタンクである独研(独立総合研究所)の社長・兼・首席研究員としての研究の仕事や、公職(消防審議会委員や海上保安庁政策アドバイザーなどを無償で務めています)、教職(近畿大学経済学部で客員教授として国際関係論を講じています)といった仕事とは別に、ぼくなりに、わずかながら様々に発信していますが、これを契機にすこし整理してお示しします。
 いちばん端的なもの、いちばん直接的なもの、そしていちばん、ぼくが大切にしているものは、次の5つ・プラスワンです。

【1】ぼくと独研(独立総合研究所)が自主開催している講演会の「独立講演会」 (独研にとっては研究という本来任務とは別枠の仕事です)
▽毎月1回、今のところ主に東京か関西で交互に開いています。

▽ぼくのほかの講演会にはない特徴がふたつあります。
(a)時間無制限(聴衆が超高齢者から、まだちいさなお子さんまでいらっしゃるようになったので、現在では原則4時間半にしています)
(b)森羅万象、あらゆることについての質問を長時間、その場で受け、その場で答えます。

*申し込みや詳細情報は、ここです。
5月の申し込み〆切は、なんと今日5月7日の正午です!
ごめんなさい。申し込みが多いようだと、〆切延長を事務局と交渉してみます。
9日の朝10時まで、延びました!5月の申し込み専用ページはここです)

【2】すでに14年を超えて配信を続けている完全会員制のレポート、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)
▽このレポートは、企画立案から情報入手(取材、諸国の政府や軍をはじめ当局者との直接の議論、現場を踏むことなど)、そして執 筆の一字一句まですべて、ぼくがひとりで行っています。独研の研究員は一切タッチしていません。完成後のレポートを会員へ配信することや会員への連絡などだけを独研の総務部が遂行します。(これも独研にとっては研究という本来任務とは別枠の仕事です)

▽2000年3月に第1号を配信し、14年2か月近く、たゆまずに配信を続けてきました。現在、678号を数えています。
 
▽正直、テレビでもラジオでも申せないことを、このレポートにはありのままに、実名を含めて記述しています。クローズドの完全会員 制だからです。14年間で一度も、実害のある問題は起きていません。

▽会員だけが参加できる、ぼくとの「懇話会」も開いています。すべて質問をお受けする時間です。

*問い合わせ、あるいは申し込みや詳細情報は、ここです。

【3】ぼくが書いた書籍
▽ロングセラー(18刷)としては「ぼくらの祖国」(扶桑社、たとえばここです)

▽まもなく出る新刊としては「その時が来る 祖国は甦る」(扶桑社、夏になる前に出せると思います)

▽ほかに、「救国 超経済外交のススメ」(PHP、たとえばここです)、「王道の日本、覇道の中国、火道の米国」(PHP、たとえばここです)、「日中の興亡」(PHP、たとえばここです)などがあります。

【4】ぼくが書いた共著
▽独研の自然科学部長である青山千春博士との共著に、「希望の現場 メタンハイドレート」(ワニブックス、たとえばここです)、「海と女とメタンハイドレート」(ワニブックス、たとえばここです)があります。

特に後者の「海と女とメタンハイドレート」は、ぼく自身、大好きな共著です。配偶者控除の廃止が議論される今、女性が子育てと自分の夢の実現を両立させたいとき、なにがぼくら男性にできて、なにが女性に大切かを、広くみんなと一緒に考えられる本だと思います。そして新書だから値段が安い!

▽中学高校の時代からの親友との共著に「青山繁晴、反逆の名医と日本の歯を問う」があります。(ワニブックス、たとえばここです)

【5】ぼくが書いた小説
▽平成14年3月16日に起稿した小説新作を、12年2か月かけて、ようやくほぼ完成に近づけています。年内に、早ければ夏か早秋 にも、文芸誌に掲載される見通しが出てきました(確定ではありません)。

▽平成14年8月に「平成」という小説を、文藝春秋社から刊行しています。
現在は絶版になっているので、元は千円の本が、たとえばアマゾンの中古本でみれば2万円前後になってしまっています。
そこで、ぼくの手元にあった分を、ご希望のかたがたに1冊づつ梱包してお送りしたりしましたが、もう中古市場でも少なくなっている ようです。

【プラスワン】自在に話すことができる放送メディア
▽CS放送のチャンネル桜で質問に次々お答えしていく「青山繁晴が答えて、答えて、答える」
▽生放送で、民放地上波にしては長尺の持ちコーナーがある関西テレビ「水曜アンカー」
▽生放送で、好きなラジオで話せるニッポン放送「木曜ザ・ボイス」

硫黄島ふたたび

2014年05月05日 | Weblog
 ご存じのかたも少なくないようですが、今月5月の25日から30日まで、小笠原・硫黄島を望む海をクルーズする大型船に乗って、連続講演をします。
 硫黄島に英霊を置き去りにしたままでいるような、敗戦後の思い込みを脱して、祖国の希望をみんなと一緒に考えることが通しテーマです。

 実は、「青山さんの過密日程を考えると、ヘリで船に降りて、ヘリで船から出るに違いないですね」というメールや書き込みを、けっこう沢山いただいています。
 そのすべてがジョークじゃなく、本気で書いておられます。

 確かに、ほんらいはそうでもしないと、この企画は受けられなかったのですが、今も立ち入り禁止の硫黄島、いまだ英霊がふるさとに帰れないままの硫黄島を間近に望みながら、何度もみなさんと一緒に考える機会というのは、どんな無理をしてでも活かさねばならないと思いました。

 そして無理、無茶、論外の調整を強行して、6日間、船に乗ります。
 残念ながら、この船にヘリで乗り降りするのは不可能です。

 6日間のクルーズですから、乗客のかたがたにとっても決心が要るような費用が掛かりますが、もうすでに満員だそうです。
 ただ、船会社のスタッフによると、キャンセルが出る場合があるので、関心のある人はぜひ問い合わせてほしいそうです。ホームページは、ここです。
 

きょう月曜の放送は予定通りです

2014年05月05日 | Weblog
 メールや書き込みで気づいたのですが、外国人の忌避でドタキャンになったのが、きょう5月5日月曜に生放送がある「ワイドスクランブル」(テレビ朝日)だと思っているひとが、かなり居るようですね。
 ドタキャンは、きのう日曜の「サンデースクランブル」の生放送です。
 きょうは予定通りのはずです。
 テーマは「中国」です。
 ドタキャンになった番組のテーマは「韓国」でした。

 ただ、きのう「ワイドスクランブル」のスタッフと電話で話したとき、きょうのテーマ「中国」をめぐって番組に加わるはずだった中国人の一部のひとが、出ないことになっていました。
 ひょっとして同じ外国人による忌避でも、番組の対応が対照的なのかもしれませんが、それはテレビ局の編成権の範囲内です。
 ぼくは関知しません。

 まもなくテレビ局に向かいます。
 番組は午後零時44分からですが、ぼくの加わる議論がいつ始まるかは、すみません、知りません。

幸福な日

2014年05月05日 | Weblog


✴5月4日の日曜、文芸誌の信頼する編集者からメールがあり、2日金曜の昼に送稿した小説新作の改稿原稿(第8稿)について、前向きな言葉があった。
 気を緩めずに、このまま謙虚に力を尽くしていけば、文学に復帰する最初の歩みになることを予感した。
 その前に、久しぶりにジムで厳しいトレーニングをして、レースに備えた身体づくりの再開も始まった。
 もうひとつ、魂を込めて書いたノンフィクション「ぼくらの祖国」(扶桑社)が、思いがけず例えばアマゾンで500位台にまで戻り、つまりは18刷に達していても今なお、ささやかには読者が増えていることが分かった。(ここです)

✴それから繁子ちゃん、ポメラニアンの青山繁子とも、久しぶりにたっぷり触れあった。


▼…うーむ。近頃にない、しあわせな日でありました。
 写真は、ぼくと一緒にお出かけしたときの繁子の表情です。

なかなか興味深いドタキャン

2014年05月03日 | Weblog
▼5月3日土曜の夕刻、テレビ大阪で「たかじんNOマネー」2本目の収録を終えて控え室に戻ると、同行している独研(独立総合研究所)秘書室第2課のM秘書(✴公募の甲斐あって最良の人材を採用できました)が怒りに震えている。
 彼女(25歳の国士)が言うには、4日日曜の「サンデースクランブル」から「番組で同席する韓国人の女性大学教授(実際は実名)が社長(つまり、ぼくです)を忌避しているので、明日の番組参加はキャンセルにしたいとのことです。その代わり、電話取材(電話でコメントを録音し、放送するという意味)に応じて欲しいという連絡がありました」。

 ぼくは即、「そうか。じゃ番組に参加しない。もちろん電話取材には応じない」とだけ答えました。


▼そのあと番組のスタッフから携帯に電話が掛かってきて、「やむを得ず、そうなりました。申し訳ありません。ついては電話取材をさせてください」と言うので、「あなた方は、その韓国人の女性教授だけに発言させることを選んだのであって、テレビ局に編成権がありますから、どうぞご勝手に。この状況下で、電話取材など応じられるわけがない。お断りします」と答えました。
 すると、「電話取材だけはお願いします」と、くどくどと繰り返すので「そんな話はテレビ局の非常識です。わたしはタレントじゃない。応じません」と答えました。

 しばらくすると、番組のプロデューサーという人から電話があり「韓国人の女性教授(実際は実名)に、たまたま先に出演を依頼していたから、女性教授のほうをお断りするわけにいかず、このようになってしまっただけです。電話取材はお願いします」と話します。
 もちろん、断りました。
 ちなみに、M秘書は、ぼくがなにも言わないうちに素早く調べていて「社長、この韓国人の女性教授は、日本の大手の芸能プロダクションと契約しています」とのこと。
 ぼくは芸能プロダクションとは一切、関係持たず、一方でテレビ局と芸能プロダクションとの結びつきは非常に深く、またこの韓国人の女性教授に限らず、日本のテレビ番組に登場する人は、大学教授だろうが「辛口コメンテーター」だろうが外国人だろうがほとんどみな、こうした芸能プロダクションと契約してテレビ局に売り込んでもらっています。
 こういう構造にあるから、今回のようなことも起きるのでしょう。

 ぼくはテレビ番組に参加しても参加しなくても、別にまったく構いません。
 このプロデューサーは「別の機会には…」と言い、テーマに志があれば提案してくださいという趣旨を答えて、電話を切りました。


▼そういうわけで、5月3日の日曜に「韓国」をテーマに話すという予定は無くなりました。
「楽しみにしています」という書き込みをかなり、いただいているので、急ぎ、お伝えしておきます。
 番組側にも、「ブログに経緯を書きます」と前述の電話で、あらかじめ明言しておきました。

 今回は、無残な旅客船事故をきっかけに韓国を考えるということで、かなりの時間を費やして、番組側にぼくの考えを伝えてありましたが、その時間はすべて無駄になりました。
 しかしテレビ局の体質では、こんなのは日常茶飯事です。
 ただ、外国人の一方的な忌避で、こちらがドタキャンになるというのは、いくら何でも初めてです。
 しかも、その外国人が、番組での議論に同席するということを、この騒動の前にはぼくと独研は何も聞いていませんでした。

 ふひ。

続々と来ます!

2014年05月02日 | Weblog
▼サンノゼ講演に、去年も今年も日本から参加してくださるひともいます。
 以下は、そのひとからのEメールです。

~以下、引用~

IDC(インディペンデント・クラブ/独立総合研究所の会員制クラブ。ここです)と東京コンフィデンシャル・レポート(TCR/独立総合研究所から配信している完全会員制のレポート。ここです)会員のS(※実際は実名)と申します。

昨年に引き続き、今年もサンノゼの講演会に参加いたします。
前日のディナーにも参加させていただけることになりました。
サンノゼの地で青山さん、在米邦人の方々にお会いできること、
心から嬉しく思い、今からワクワクしております。

昨年のサンノゼ講演会の後、「日本を思う在米日本人の会」の方々が日本での独立講演会(自主開催の青山繁晴の講演会。ここです)やIDC集会においでになった際、私を覚えていてくれた方がいて、声をかけていただきました。
その時「またサンノゼに来てくださいね」と誘っていただき、何とかその約束を果たすことができます。
ささやかながら、連帯の志を示せるかな、と思っております。
サンノゼでお会いできることを楽しみにしております。

 TS(※実際は実名)拝

~引用ここまで。名前以外は原文のまま~


▼このTSさんは独身のナイスガイです。
 あと、英語の人名のかたからも、こんな書き込みをいただきました。

~以下、引用~

行きますよ NJから 2014-05-01 12:36:53

青山さん
いつも青山さんの出ている番組は楽しみにしてます。
アンカーとボイスは特に楽しみです。
最近答えて答えて答えるに新しいのが載ってないので
どうしたのかな?と思っている次第です。

青山さんがサンノゼに来られるときいて
いてもたってもいられず、
友達を誘ってNJから青山さんに会いに行きます。
私の周りには青山さんのファンがたくさんいます。

私はTCRの準会員です。
TCRはとても質の高い情報源として、いつもわくわくしながら読んでます。
近年、テレビやラジオで青山さんほど
かゆいところに手が届くような解説や意見は
めったにないと思います。
また、自分の生き方、人生の考え方、
価値観にまでせまる、魂を揺さぶる話には
共感、感動し、涙まででることすらあるくらいです。
また、青山さんの問題に対するアプローチがすきです。
多くの評論家などは右とか左とか分類したがりますが、
青山さんは右も左もなく、日本、日本人が真ん中にあります。日本を右とか左で分けるのではなく、真ん中から日本人を統合するような考え方やアプローチが
とても新鮮です。

一部の心無い誹謗中傷があるようですが
その何百倍、何万倍のポジティブなことが
青山さんの発信によって起こってると思います。
どうか、青山さんの発信や活動が今後も末永く続くことを心から願っております。

~引用、ここまで。名前を省略した以外は、原文のまま~


▼みんなが集まってくださる講演会は、5月18日にカリフォルニア州の美しい街サンノゼで「日本を思う在米日本人の会」の主催で開かれます。

 青山繁晴 講演会 2014 in San Jose
「その時が来る 祖国は甦る」

 講演の公式HPはここです。
 申し込みの専用ページはここです。

こんな予定もあります

2014年05月02日 | Weblog
▼そう知らせることでもないですが、「知らせてください」というご希望が多いので、メモしておきます。

▽あす5月3日土曜は、テレビ大阪の「たかじんNOマネー」の収録が2本あります。
 放送は、10日土曜と17日土曜です。

▽あさって5月4日日曜は、正午から、テレビ朝日の「サンデースクランブル」の生放送に参加します。
 テーマは「韓国」です。

▽しあさって5月5日月曜は、午後零時44分から、テレビ朝日の「ワイドスクランブル第2部」の生放送に参加します。
 テーマは「中国」です。

さぁ、これから。

2014年05月02日 | Weblog
▼小説新作の改稿は、5月2日金曜の午後1時まえ、第8稿としていったん完了しました。
 これで終わりということではなくて、大きな山を越えたということですね。
「平成」(文藝春秋社刊/現在、絶版。中古本のみ)に続くこの純文学の新作は、 起稿、つまり書き始めたのが平成14年3月16日です。
 当初は4百字詰め原稿用紙にして40枚程度の短編を想定していたのですが、実に、11年3か月後の昨年平成25年7月4日に初稿をようやく書きあげました。173枚になっていました。
 この改稿を続け、同じ昨年の10月に、海外出張先のホノルルで書きあげたのですが、編集者と議論して、さらに磨いてから発表することになりました。
 いったんそうやって見送ると、書けないとか、書きたくないのではなく、ほかの仕事が怒濤のようにぼくの日程を占領してしまい、また予定から大幅にずれ込みました。
 最後の最後まで、締め切りを裏切り続けて、ほんとうの最後も、4月末日のはずが、2日遅れとなりました。

 …しかし、いくらかホッとしました。195枚を、いったん脱稿です。
 これで、ロングセラーとなっている「ぼくらの祖国」(扶桑社)の続編ないしは正編の「その時が来る 祖国は甦る」(扶桑社)の執筆も進みます。


▼さて、アメリカ西海岸サンノゼでの講演も近づいてきました。
 その後もうれしい書き込みやメールをいただいています。
 それは、このあとのエントリーで紹介するとして、まずは、サンフランシスコの邦字紙、「週刊BaySpo」です!




▼この講演会は、卑劣な反日工作に立ち向かう「日本を思う在米日本人の会」が5月18日にアメリカ西海岸の美しい街サンノゼで開く、不肖ぼくの講演会です。

 青山繁晴 講演会 2014 in San Jose
「その時が来る 祖国は甦る」

 講演の公式HPはここです。
 申し込みの専用ページはここです。