Our World Time

補足アゲイン

2010年12月21日 | Weblog
 サンフランシスコで開かれたAGU(アメリカ地球物理学連合)の国際学会で発表を終えて、きのう帰国しました。
 帰国後いきなりウルトラ過密日程なので、正直、体調としても物理的な時間の問題としても、個人ブログに書き込む余裕がないのですが、関西テレビから要望が来ていますから、そのことだけ書いておきます。

 この下のエントリーに、以下の部分があります。

~年始は、まずお正月の1月3日に関西テレビ「2011年こうなる宣言」の放送があります。これは、たとえば沖縄などでもネットしているはずです。~


 ぼくの海外出張中に、テレビ局から「沖縄でネットするかどうかは分からないので、削除してほしい」という申し入れが、ぼくの秘書さんにあったそうです。

 どこかの局が制作した番組を、別の局が放送するかどうかは、交渉とか営業活動とかがあってのことなのが普通のようですから、その通り、まだ分からないことなのでしょう。

 一方で、ぼくは、純然たる個人ブログに願いも込めて書いているのであって、指図されるいわれはありません。
 しかしながら、沖縄のかたがたに迷惑がかかるようなことがあってはいけませんし、テレビ局の心配もよく分かるので、これについても補足をしておきます。


~年始は、まずお正月の1月3日に関西テレビ「2011年こうなる宣言」の放送があります。これは、たとえば沖縄などでもネットしているはずです。ただしこれは、過去の実績を踏まえた、ぼくの願いであって、ことしの年始にそうなるかどうかは全く分かりません。関西エリアでは(当然ながら)間違いなく放送されます。~


▼ところで、きょうニッポン放送で、タッキーこと滝沢秀明さんのラジオ番組に出て収録しました。
 これは元旦の夜に放送されるので、これが新年最初の発信になりますね。
 滝沢さんは、YouTubeなどで、ぼくの話を聴き、いろんなことを質問してみたいと思われたそうです。

補足、それから…

2010年12月16日 | Weblog



▼このひとつ下のエントリーの文中に、以下の文章があります。


~これを別のテレビ局幹部に聞くと、「テレビ大阪は、放送エリアが基本的には大阪市内ですから、関テレやよみうりテレビなどと、ちょっと存在の意味合いが違うからでしょうね」ということです。~


 この文章について、ブログへの書き込みで「大阪市は大阪府の間違い」という指摘がありました。
 テレビ局幹部は実際に、このとおり「大阪市内」と述べられました。勘違いなのか、言い間違いなのか、それはご本人に尋ねていません。正式な取材などではなく、あくまで雑談でしたから。

 しかし、事実は、ご指摘のように「大阪府内」ですから、そのあとに(実際は大阪府内)と補うべきでしたね。
 補足しておきます。
 ご指摘に感謝します。


▼ついでと言っては何ですが、年末年始のテレビ出演について、ほんの少しだけお知らせしておきます。
 この個人ブログは本来は、お知らせなどの実用のためではなく、あくまでぼくの個人的なつれづれ書きですから、あまりそうしたお知らせはしたくないのです。
 そもそも、ぼくはテレビタレントではなく、評論家でもなく、テレビ・コメンテーターとして食べているのでも全くありませんし。

 しかし、これについても「なぜもっと早く知らせてくれないのか」という趣旨のEメールや、書き込みがあります。
 そのお気持ちはよーく分かりますから、なるべくお知らせするようにしましょう。
 ぼくらしい生き方をさらりと続けるより、さまざまな、それぞれのかたで本当に多種多様なご希望、要求に添うことがどんどん優先的になっていくようで、いくらか疲労感はありますが。
 …まぁ、そんな大袈裟なことではなく、なるべく折に触れてお知らせするようにします。

▽関西テレビの報道番組「アンカー」生放送のうち、ぼくがレギュラー参加(出演)している水曜アンカーは、年内は12月22日水曜でおしまいです。
 その年内最終回は、番組の中でも予告しましたように、「その後の硫黄島」を「青山のニュースDEズバリ」のコーナーで放送する予定です。
 突発事件でよほどのことがない限り、やれると思います。

 ぼくは今、資源をはじめとする地球科学の世界最大級の国際学会(AGU/アメリカ地球物理学連合)でちいさな発表をするために、サンフランシスコにいますが、硫黄島のご遺骨の帰郷をめぐる現状にかかわる当局者のひとりから、誠実な国際電話もいただきました。
 コーナーは、いつものようにごく短い時間ですが、栗林忠道中将をはじめ英霊のかたがたのためにも、力を尽くして、できる限りの真実を伝えたいと思います。

▽ただ、アンカーはそのあとに、年末スペシャル版の放送があります。
 これは収録で、放送は12月26日の日曜の午後4時からです。
 いつもの「青山のニュースDEズバリ」コーナーのスペシャル版もあり、そのために海上保安庁の巡視艇に乗って、日米合同統合演習や、拉致現場をロケ取材しました。

▽本来は、スタジオ参加(出演)するはずが、上記の国際学会のための海外出張で、コメント収録になった放送もあります。
 ひとつはTVタックルです。
 いつの月曜日にコメントが流れるのかは、正直、テレ朝に聞いていません。

 もうひとつは、12月29日水曜の夜9時から放送の「ビートたけしのガチバトル2」(MBS系列全国ネット放送)です。ただし、これは海外出張が仮になくても、場合によってはスタジオ出演をお断りするつもりでした。

▽この3か月ほど、あらかじめ予定が決まっている講演や、海外出張のために、ずいぶんと沢山のテレビ番組を、実はお断りしてきました。
 年末年始は、講演はやや減りますし、海外出張も年内は12月20日で終わりです。そのためになにかの番組に顔を出すことがあるかもしれませんが、いまはまだ分かりません。

▼年始は、まずお正月の1月3日に関西テレビ「2011年こうなる宣言」の放送があります。これは、たとえば沖縄などでもネットしているはずです。ただしこれは、過去の実績を踏まえた、ぼくの願いであって、ことしの年始にそうなるかどうかは全く分かりません。関西エリアでは(当然ながら)間違いなく放送されます。

 1月5日水曜には、水曜アンカーの生放送がスタート。1月9日の日曜には、レギュラー参加(出演)するテレビ大阪の「たかじんnoマネー」第2回目の放送があります。

 これらの情報は、多くは独研(独立総合研究所)の公式HPにあります。
 できれば、そちらを活用なさってください。
 ぼくは、わずかな(テレビ局のかた、すみません)テレビ参加(出演)料もすべて、独研に入れていますが、それでもぼくのテレビ番組への参加は、ぼくにとっても独研にとっても本業ではありません。
 独研の公式HPの更新は、独研・総務部の人員が非常に限られたなかで行っています。情報更新が遅れることがあっても、たとえばテレビ局のHP、あるいはタレントのかたや芸能プロダクションのHPとは同じように考えないでいただければ、ありがたく思います。


▼さて、正直、ずいぶんと書き込みに時間を取ってしまいました。
 サンフランシスコ時間(太平洋標準時)は、もう午前2時半を過ぎました。
 これまでろくに寝ていないうえに、今朝は早くにシスコ市内の学会事務局へ行って、朝8時半の締切までに明日の発表内容の最終登録をせねばなりません。締切に遅れたら、今までの努力が水の泡です。
 さぁ、発表内容をブラッシュアップしていく作業に戻ります。ちょっとこの書き込みは想定外でつらかったナァー。ふひ。

 いずれきちんとお話ししますが、今、身体に強烈な痛みを抱えたままです。
 12月1日の水曜アンカーの生放送に参加(出演)しているときが、痛みの絶好調、いや最高潮で、番組のプロデューサーが座薬を持ってスタンバイしてくれていたりしました。
 はは。
 もちろん番組中(CMタイム)に座薬を入れたりしませんでしたが。
 この痛くて笑えて、実はあとで涙も溢れた番組参加は、ぼくにとっても多分、生涯忘れられないのじゃないかと思いますから、これはまた、学会発表などが終わったら、今度は楽な気持ちで書き込みます。

 写真は、明日に発表する会場です。ちょい下見をしてきました。

12月12日の日曜日午後3時、よければ、視てください

2010年12月11日 | Weblog
▼きのう12月10日の午前4時半ごろ、仕事をしながら、青山繁子(わんこ)のちいさな顔を見ていて、やっぱ仮眠をとるより、こいつを散歩に連れて行くほうが、たいせつだなと思ったのです。
 繁子は、ほかのわんこたちと同じように、散歩が大好き。だけど、うちの家族はみな忙しいから、いつも散歩に連れて行けるとは限らない。おたがいに短い命、とにもかくにも連れて行けるときには連れて行って、繁子に命の楽しさを味わってほしい。

 そして夜明け前、午前6時すぎに海辺に散歩に出ると、浜辺の対岸のビル群に、いま生まれようとする朝陽の気配が映りこみ、はっとするほど美しい。
 空をふり仰ぐと、明けの明星が滴るように、おおきく輝いている。

 あぁ、生きていることにどんな不条理があっても、ときどきは世界がこんなに美しいのなら、もういいかな。
 そう思いました。
 繁子は、波打ち際を全身で駆けて、うれしそうです。

 その朝に、わたしたちの尖閣の海では、地元の石垣市の市議ふたりが南小島に上陸なさいました。
 その夜には、空路、神戸にほど近い兵庫県三田(さんだ)市を訪れ、びっくりするほど満員になった三田市総合文化センターのホールの市民のために、つたない講演をしました。
 最前列に地元の市議のかたがたがいらしたので、「このホールの真下に、未発掘の資源があるとなったら、突然に中国が、そのホールは古来、中国のものだと言い出して、こんなに無茶な、無理な、資源を横取りしたいだけなのがバレバレの話なのに、日本政府はあろうことか中国に遠慮し、日本国民は入るなという信じがたい措置をとった。そこで市会議員のみなさん、市民のみなさん、どうしますか。負けずに入るのが、当たり前ではありませんか」と話しました。

「それに、この石垣市では、市の一部である尖閣諸島に固定資産税や自然環境の調査のために入ると、若い中山市長が提案して、市議会は全会一致で議決したのです。全会一致です。そして、政府に問い合わせをしました。ところが政府は、きちんと理由を明らかにして拒絶するのならまだしも、何も答えずに、ずるずると引き延ばしている」

「先ほど、このホールの控え室のテレビで、この上陸は無謀だと報じていましたが、どこが無謀ですか。しっかり手続きを踏んでいます。ぼんやりと誤魔化して、それで済むと思っている中央の政府が間違っている。テレビ番組では、中国が反応して政治問題化する怖れがあるとも言っていましたが、馬鹿馬鹿しい話です。とっくに政治問題になっていますよね。9月7日に中国の偽装漁船が、わたしたちの巡視船にぶつけてきて、もう喉元過ぎれば熱さを忘れる、になっているのですか。そんなのはマスメディアだけです。国民は決して、そうはなっていない。独裁国家、中華人民共和国の大いなる誤算として、9月7日をきっかけのひとつとして、国民、市民が目覚めはじめた。だからこそ今夜も、ぼくのつたない講演にこれほどの多くのかたが、ぼくの考えとは違っていても、一緒に考えるために、平日の夜にこうして来場されたのではないでしょうか」

「もはや右も左もない、まっすぐ真ん中から、この国の唯一の主人公であり、最終責任者同士のわたしたちが一緒に考えるために」

 尖閣諸島をその行政区に持つ石垣市の中山市長は、沖縄の青年会議所の出身で、ぼくは沖縄を含む全国の青年会議所と連帯していますから、旧知です。
 素晴らしい青年市長です。
 市議と一緒に、これからも頑張れ。広く全国の、ぼくらが味方です。


▼…さて、きょう今は、成田空港のラウンジにいます。
 毎年12月にサンフランシスコで開かれる世界最大規模の学会、資源や宇宙開発など最先端の地球・惑星科学をめぐる学会であるAGU(アメリカ地球物理学連合)に、ことしも参加します。
 日本を資源大国に変える、大いなる可能性を持つメタンハイドレートについて研究の現況を、毎年、独研(独立総合研究所)はここで発表し、僭越ながら、国内では考えられない強い関心を、アメリカ、カナダ、ブラジル、中国、韓国、インド、オーストラリア、フランス、ドイツ、イギリスなどの諸国から、ぎゅっと集めています。

 例年は、独研の青山千春博士(独立総合研究所・自然科学部長)が発表するのですが、ことしは、ぼくがやります。
 ぼくは、社会科学系の国際会議などでは、これまでに何度か英語で発表したり、意見を述べ、討議をしていますが、自然科学系の国際学会で英語で発表するのは初めてです。

 シスコは、アメリカの街のなかでも好きな街です。
 なんとも言えないあっさりした空気があり、フィッシャマンズ・ワーフのカニさんやエビさんも、ほんとうにおいしい。
 それにクリスマス・シーズンの欧米は、やはりひと味もふた味も違います。
 激しいハードスケジュールは変わらないけど、すこし気分転換にはなります。


▼フライトが出発するまえに、ふたつ、お知らせしておきたいと思います。
 ひとつは、12月15日水曜の関西テレビ『スーパーニュース・アンカー』はお休みです。まだ帰国していないのです。
 以前のような、ロケによるVTR出演もなく、ぼくはまったく出てきません。
 これは関テレのプロデューサーの、最近の方針です。いち番組参加者(出演者)にすぎないぼくが、干渉することではありませぬ。
 今も「なぜ以前のようにVTRで出てくれないのか」というEメールをいただきますが、ごめんなさい。


▼その代わり、というわけではありませんが、帰国後の12月22日水曜の『アンカー』では、これまで非常にお問い合わせの多かった「その後の硫黄島」について、やります。
 アンカーは、年内はこれが最後になります。
 新年も、ぼくの身体が今の過酷な状態に負けずに、生放送を続けられるよう、ぼく自身も祈っています。


▼もうひとつ。
 ずっと以前からEメールや、この個人ブログへのコメントで「たかじんのそこまで言って委員会」(よみうりTV)になぜ出ないのか、という質問、それに「たかじんさんと何か番組をやってほしい」という意見をいただいています。

 前者の「なぜ出ないのか」は、答えは簡単で、オファーがないからです。
 ぼくはタレントではなく評論家でもTVコメンテーターでもないので、オファーがない限り、こちらから何か打診したりはしません。

 メールや書き込みではなく、講演会の後などには直接、口頭で聞かれたりもします。
 いつも「オファーがありませんから」と答えていますが、すると必ず、「なぜオファーがないのですか」と聞かれます。
 それは、ぼくには分かりません。テレビ局に聞いたりも、まさか、しませんから、これからも(永遠に)分かりませぬ。ふひ。


▼ただ、放送ディレクターXさんによると「青山さんは、関西テレビと独占契約をはじめ何も特別な契約をしていないということは分かっているけど、アンカー(関テレの報道番組)の青山コーナーの印象が強いから、大阪をはじめ関西での青山さんのイメージは関テレなんです。そうすると、関西の民放界の仁義として、他局は、同じ報道系や討論番組系では、いくらかオファーしにくい」ということです。
 もっとも、これを関西テレビのひとたちに「そうなんですか?」と聞くと、「同じ時間帯でぶつかる番組なら、その通りですが、時間帯が違うなら、そんなことはないですよ」という答えです。

 そうしたなか、テレビ大阪という局から「たかじんさんの新番組を、テレビ大阪の社運を賭けて、やります。それにレギュラー出演してくれませんか」という依頼が来ました。
 それも、前出の放送ディレクターXさん経由の話なのです。
 ぼくは当然、「え? オファーしにくいのじゃなかったのですか」と聞きましたが、「テレビ大阪はいいんです」という答え。
 これを別のテレビ局幹部に聞くと、「テレビ大阪は、放送エリアが基本的には大阪市内(※実際には大阪府内)ですから、関テレやよみうりテレビなどと、ちょっと存在の意味合いが違うからでしょうね」ということです。

 ぼく自身は、たかじんさんと、前に一度だけ関西テレビの番組でご一緒して、波長が合うと勝手に思っていますし、痛快なひととして、僭越ながら注目もしていましたし、それに何よりも、「たかじんさんと一緒に番組をやってください」という、想像以上のたくさんのEメールやコメント書き込みに応えることができますから、お受けしました。


▼これは経済番組です。
 ぼくは、共同通信で政治部にあがるまえ、3年間、経済部にいました。それと三菱総研の時代にカレンシー(通貨)や景気対策をはじめ経済の課題解決に関わっていました。
 そういう経験を基本に、この番組に取り組むことになります。

 新番組は「たかじんNOマネー」と言います。
 お披露目の放送が12月12日の日曜日午後3時から「特別版」として放送されます。
 1月半ばから、毎週日曜の同じ時間帯で放送される予定です。
 生放送ではなく、収録で、ぼくはレギュラーです。
 評判がよければ、広くネットしていく予定ですから、全国で視られるようになる日も来るかもしれません。

 単に経済番組というだけじゃなく、たとえば「たかじんと番組参加者(出演者)にとって、人生を変えたマネーは、どんなお金で、それはいくらだったか」という質問をぶつけられたり、ぼくにとって、ふだんあまり思い出さないことを、引き出される感じで、とてもとても面白く感じました。

 もしもよかったら、視てみてください。

 それじゃ行ってきます。まもなく搭乗開始です。
「青山繁子の写真がみたい」というEメールやコメント書き込みも多いので、ちょっとアップしておきます。

 2枚とも、ぼくが撮りました。つまり、ぼくと顔を合わせている繁子です。1枚目が、お澄まし。2枚目が、いつもの明るい繁子です。