会場内
柱頭はラセン状
プラタナスの切り口
縮尺模型
昆虫かな
外尾悦郎作
今年日本に帰国する前に、上海でもアントニオガウディ展を観たのだが、続けて東京国立近代美術館でも開催されていたので、再びガウディに出会えたのはとてもラッキー。この展示のライティングがとても良い。アンダルシアの眩しすぎる光の再現かな。
予想に反して、若い人達が多く並んでいたのはとても嬉しかったのと、私の後ろに並んでいたのは学生風の中国人だったので、おそらく留学生かな。
ガウディが残した言葉「人は二つのタイプに分かれるだろう。言葉の人と行動の人だ」。人のゼロからの創造を否定する。すでに存在するものを発見し、そこから出発するのが人による創作だ。「歴史」、「自然」、「幾何学」の発見がガウディの哲学と言える。
・何ごとも過去になされた事に基づくべきだ。
・人は創造しない。人は発見し、その発見から出発する。
・すべては大自然の偉大な本から出る。
私が20歳代の頃、アルハンブラ宮殿を見た時の美しさは、ガウディ建築を見たのと同等の衝撃だったが、ガウディはイスラム建築に相当影響されていた。また、アフリカの建築にも影響を受けている。そして、写真を積極的に使っていた事は今回初めて知った。お勧めですよ、このガウディ展は。
この展示と同時に、他のフロアーでは企画展で「大辻清司」の展示も。
☆国立近代美術館で「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を観るなら、午前中か午後の遅めが狙い目だが、必ずオンラインチケットを購入してから入場する事をお勧めする。このチケットがあれば、チケット売場に並ぶ時間と入場待ちが大幅に短縮されるからだ。