暗めのアンバー色の照明と赤いワインはよく似合う。そして、ジャズがほどよいボリュームで流れていると本当に心地よい。
原始の照明と言えば炎だが、それに一番近くて今でも使われている明かりと言えばロウソクだ。昼は太陽の光で夜はアンバー色の電球の光の下で過ごすという時代が長かった。後に蛍光灯などが普及し、今はLEDに変わろうとしている。LEDが今一普及しないのは高価な点もあるが、おそらく色の問題だろう。最近では電球色に近い色のLEDもあるようだが、使ってみると今一歩色が良く無いのと(色温度が高い)LEDの光は、直進性が強いので電球の雰囲気とはまったく違う。その点を、LED製造メーカーは色々と考えてはいるようだが、まだ使いたい室内照明用のLEDは無い。
今夜も一人深夜のバーにて、赤とアンバーが混ざり合う中ジャズが流れるカウンターで古いレンズと戯れる。
本日のレンズは、PENTAX Super-Takumar 55mm f1.8 SMCコーティングされる一歩前のレンズなので、1960年代のレンズだ。 この頃は、光の屈折率を高める為にトリウムが使われていたようだ。以前、こちらに入国時に空港のX線検査で止められた事があり、きみのバックから放射線が出ているので見せろと言われた事がある。その時のバックの中には、このレンズとキャノンの古いFLレンズが(これもアトムレンズ)入っていた。税関員の一人がカメラに詳しいおっさんだったので、お互いに笑いながら無事通関終了。その時、放射能まであの機械で測定している事にびっくり。
リコーGXR NOUNT A12 ペンタックス スーパータクマー55mm f1.8 (アトムレンズ) 衡山路の「音」にて
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