ネッククーラー
日本手拭に水を含ませ帽子の中へ
小学生の頃に、水泳の授業中に熱中症(昔は日射病)を経験した事がある。その辛さを知っているので、夏の外出は特に気をつけている。
その方法は、帽子の中に日本手拭を水に浸し入れておく事と、ここ数年はバッテリー駆動のネッククーラー(首の動脈を冷やし脳を守る)を使っているが、これは冷え過ぎも良くないので、ゆらぎモード(オンとオフの繰り返し)で十分だ。そして、一番大事なのは水分補給だ。この3つを組み合わせると、今のところ最強の熱中症対策だと私は思っている。最近の外気温は、40度を超えているので、水に浸した日本手拭は乾きが早い。そうなれば、ペットボトルの水をぶち込めば問題解決。
過去の激暑ロケを振り返ると、前世紀にマレーシアのペトロナスタワー建築途中に撮影した時が一番過酷だった。ヘルメットを被った頭からは、汗が滝のように流れ落ち全身がびしょ濡れ状態。それを見たクライアントの担当者が言うには、最初は誰でも私と同じだが、一年ほど経つと毛穴が開き汗の量が減り体が慣れるのだそうだ。そのロケを乗り切った時は、ヘルメットの中に水分を蓄えるポリマー剤と飲料水。次は、内モンゴルの砂漠でラリーカーの撮影だったが、これも帽子の中に入れた水に浸したポリマーと水で乗り切った。ただ、砂漠の中は乾燥しているので湿度が相当低く、汗はすぐに乾くのでマレーシアより数段楽だった。つまり、気温より湿度が問題。
熱中症対策の基本は、脳を守る事。首の動脈を冷やす事と帽子のトップに水分があれば、打ち水効果と同じように気加熱で頭は冷える。ベトナム戦争時代の米軍では、女性用生理ナプキンを水に浸し頭を冷やしているシーンがあったのを思い出す。
☆内モンゴルの砂漠での食事は、やっぱり羊肉だが塩分が相当強いので美味いと思って食った事はないが、この地では食事で塩分を取らないと体が持たないのだ。
☆私が夏の前に日本へ戻るのは、日本の方が気温と湿度がまだ低いから。昨年の上海は気温41度が1週間ほど続いた。ただ、中国では気温が40度を超えると仕事をしなくて良いという法律があり、それでも働かなければならない場合は雇い主側から手当が出るそうだ。
☆高齢者は、今のような炎天下でのゴルフは避けた方がイイね。過去二人知り合いが死んだ。
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