20時くらい
旧城内に住む上海人は意外と早寝だったので、21時以降は窓の明かりが極端に漏れてこなくなる。この付近は街灯もほとんど無いので夜はけっこう不気味だった事を覚えている。夜の旧城内を初めて歩いたのは1995年の冬だったのだが、街灯のほとんどない旧城内の第一印象は漆黒の闇という感じで自分の足元がまったく見えない状態。それは、40年以上前に日本の田舎で経験した漆黒の闇と同等なくらい。その時、一番目についたのが外に置かれたボロボロの自転車だった。
今世紀に撮影
中国人は物をメンテナンスするという概念がない。よって、自転車なんて掃除をしないのでほとんどがボロボロでブレーキもほとんど効かない物も多く足ブレーキを使う人も多かった。自転車は場所から場所へ移動するただの乗り物だった時代が長かったのだ。でも、最近の若い人達は自転車で走りを楽しむようになってきたので、自転車もきれいだしメンテナンスも行き届いている。後10年もすると今世紀に生まれた子達が社会に出て働く時代がくるのだが、その時はどんな社会になっているやら。
EOS EFレンズ
古い家並のあるところは「ここも上海なのか?」って思うくらい暗いですね。
電気がもったいないからとテレビつけたら部屋の灯りは消すって人もいるくらいなので
庶民は倹約家なのか、単なるケチなのか・・・
倹約家だとも言えますが、部屋の中でダウンコートを着るぐらいならエアコン入れましょうよ、とも思います。