海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

GXR MOUNT A12で撮る鳥鎮 3

2012-01-08 | リコーGR GXRで撮る上海

 

この街には、ライカのレンズが良く似合う。この日、同時にキャノンEOS 5D2に古いFL55mm f1.2を持って行き、同じ場所を撮影して比べたが圧倒的にズミルックス50mmで撮影した方が色に渋みがあり深みがある。比較画像を掲載しようと思ったが、FLレンズとボディの間には補正レンズが入っているのでアンフェアーになるからやめた。

 

 

 

 

この鳥鎮が良いのは、他の水郷の街と違って、煩い呼び込みや強引な物売りが居ない事だ。昼に鳥の火鍋と野菜炒めを食べたが、鳥が地鶏なのでとても美味かった。

 

 

 

ライカの昔のレンズは、グラフや数値で表すとさほど良くない事は知られているが、実際に撮影された画像を見ると他社のレンズとはまったく違う描写をする。(最新のライカレンズは知らない) 写真は人間の目で見て最終判断するもので、機械が見て判断するものではない。写っているものが何かを見る前に、写真の四隅を最初に見る人やモニターで即拡大して見る人にはこのレンズの良さはわからないだろう。

良いレンズとは何か、これに答えるのはとても難しい。テーマによって使い分けも必要だろうが、私にとって最新のデジタルレンズは良いレンズの部類には入ってない。もしかしたら、これから生まれてくるであろうデジタル用撮影用レンズはとんでもなくつまらない方向に向かっているのかも知れない。そういう意味でもコンピューターで設計する以前の古いレンズは宝物かも知れない。

ライカの古いレンズは危険なので関わらない方が良いような気がします。なぜなら、1本使うと他の単焦点のレンズが気になってしかたが無いからです。ライカの古いレンズは、買わない撮らない知らない方が幸せかも知れません。

Ricoh GXR MOUNT A12 Leica Summilux-R 50mm f1.4

 

 

 

 


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