オヤジが子供を連れ添って仕事をしているという光景を上海では見た事がないので、おそらく地方から上海に出てきた親子と推測。五年以上前に撮影した画像なので、もうこの子は小学校高学年くらいになっているはず。
今の上海では子供をレベルの高い幼稚園に入れる為にわざわざ家を買い換える家庭も多い。一人っ子政策の影響もありレベルの高い教育を受けさせたいという親心なのだろうが、そういう幼稚園は上海の中心部にあるので当然マンションの値段も高いし幼稚園の月謝も相当高い。
時々街を歩いていると、正確できれいな発音の英語の歌が聞こえてくるので振り返ると、幼稚園児数人が親に連れ添われ英語の歌を歌いながら歩いていた。その子らの英語の発音は日本人の大人より数十倍正確でクセがない。低年齢から外国語を習うのは母国語の為にも良くないという人がいるが、母国語なんて毎日使うので自然と上達するに決まっているので心配することではない。ようは子供の頃から外国語に慣れ親しむ頭を養う事が大事だと私は勝手に思っている。
中国でも小中学校は義務教育ですが、日本みたいに戸籍を自由に移動できないので出稼ぎの子供たち教育を受ける権利もままならない。
この男の子、この写真では小学校に上がるかどうかのお年ごろですが、今頃上海の学校に通えているのかなぁ。
気持ちの優しそうな子でしたよ。