海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

X-E1の高感度特性

2013-10-13 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

 

X-E1をテスト的に使い始めて約一ヶ月以上経過。リコーのGXRやGRを使っている時もそうだったが、条件の悪い場所でのミラーブレから解放されたのと高感度特性が良いので撮影の幅が広がった。しかもカメラが軽くて小さいので持ち歩いていても苦にならない。

今まで上海の夜の街をうろついていた時に三脚は必須だったのだが、来月からは小さな三脚足が付いた一脚に変える事にした。これだとかなり装備が軽くなるのでフットワークがよくなるし、夜の撮影でいざという時に武器にもなる。すでに日本のAmazonで発注済み。

という事で、雑誌の仕事はリコーのGRとGXRとX-E1のAPS軍団だけで仕事が出来るようなシステムにしようと画策中。これらのカメラで仕事をして文句を言う編集者がいたら、今後はそんな奴の仕事は二度と受けない事に。ここ数年間、雑誌の仕事で見開きになるような事は一度のみ、あったとしてもこれらのカメラで十分過ぎるほどの画質になる。

話は変わるが、1970年代の福岡での話。当時マッチ箱に印刷する風景写真を依頼されたカメラマンは、あえて4x5カメラで撮影していた。当時は撮影するフィルムサイズでギャラが決まっていた時代なので、35mmと4x5では当然ギャラの金額が変わるのだ。4x5で撮影しマッチ箱サイズに縮小印刷するという矛盾が当たり前のような時代があった。でも、当時東京では35mmのコダクロームを使い駅張のポスターを撮影していた時代。こんなところに居てはダメだと確信し東京に出たのが1977年で、サタデーナイトフィーバーが大流行しディスコ全盛時代だった。

数年以上前の事だが、こちらの広告代理店の若いディレクター(中国人)は、カメラマンがどんなカメラを使っているのか、わざわざ覗きに来るゲスな野郎がけっこう多かった。なので、私もハッセルにデジタルバック使ってA4やA3サイズに印刷される写真をしかたなく撮っていた事があった。そいつらは、高いカメラを使えば良い写真が撮れると思い込んでいるお子様ディレクター達なのだ。まぁ、そんな広告の世界から完全に足を洗ったので、そんな幼稚な奴らとも今では会う事がないのだが、おそらく奴らのお子様度は今でも変わってないだろうな。

次のX-Pro2が出たら、それがメインになると思っている。すでに、一眼レフのボディとレンズの一部を売り、XFレンズを数本オーダー済み。

X-E1 Minolta MD-Rokkor 50mm f1.4  ISO6400 画像は、粒子を入れてフィルム風に。


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