海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

廃墟壁画を探したけれど

2023-11-24 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

旧城内で

 

2008年北京オリンピック前の外灘で撮影    自作ピンホールカメラ

 

東台路の骨董街で 2009年頃

 

廃墟壁画を探して歩いたが、一カ所しか見つからなかった。という事で、老西門付近の撮影は終了。最後の画像は文革時代の陶器製人形で、昔の上海の東台路の市場で無数に売られていたが、最近はほとんど見なくなった。この3枚の画像は何となく共通するものがある。

☆ユニクロの柳井社長がTIME誌に語った「日本は決して先進国ではない」まさにその通り。ここで言いたい事はたくさんあるが、コロナ前の数年前に日本滞在中に海外の状況をあまり知らない日本人にこんな事を言うと遠回りにイヤな顔をされた。という事で、そんな人が多く集まる場所はさりげなくフェードアウトしてきた。分かりやすく言うと、過去のしきたりにこだわり未来に目を向けない予定調和を求めたがる人や店や会社は私には合わないのだ。それをやるとどうなるのかというと、日本での知り合いや友人は少なくなるが、私にとってはストレスが溜まらないのでその方が楽なのだ。日本のニュースや新聞やネット記事のみ見て過ごしている人は、注意した方が良いよ。それらの記事は全部では決してないが、日本住んでいる日本人が喜ぶような書き方をしている記事が最近多すぎるからだ。

☆1981年にフランスのJean-Michel Jarreが、世界で初めて中国でシンセサイザーを使ったコンサートのドキュメントがYouTubeに落ちている。1980年代の中国なんて、私にとっては未知の世界。アルバムが発売になった当時のLPは何度も聴いた。このドキュメント映像は、当時コンサートが開催された北京・上海の街も撮影していて、時々NikonF3のモーター付きシャッター音が聞こえてくるのが良い。このF3のシャッター音が何だか切なくて物悲しく聞こえてくるのだ。また、街で録音した生音がとてもよいので、私の写真集は前世紀末に街で拾った生音を録音編集しミニCD付きで販売した。当時普通に聞こえていた街の音は、今となっては遠い記憶の中に。時代の生音は立派なドキュメントとも言える。

☆Jean-Michel Jarre   The Concerts In Chinaの動画→コレコレ同じ動画だが一応リンク。後半の動画で、物悲しく聞こえるニコンF3のモーター音と街の風景と女の子の声のリンクがとても好き。

☆FBやLINEでの繋がりリクエストがたまに来るが、何のコメントもないリクエストはお断りしてます。

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