イワシの梅煮
神田の「みますや」で友人と一杯。みますやは、創業明治38年だそうで、店内は映画のセットではないかと思うくらい昔の雰囲気が漂っている。なんだか、奥の座敷から寅さんがふらっと出て来てもおかしくないたたずまい。馬刺しやイワシ料理などをお願いしたのだが、何を食べても美味しく、特にイワシの煮付けと刺身は絶品。こんな店が近所にあれば毎日行ってしまいそう。
明治38年は西暦で1905年なので、一世紀以上この神田で生き残って来た事になる。一方、大陸の飲食業なんて数年で閉店になる店も多く、質を追求したり守るという概念が相当欠如しているので、最初は良いが手抜きする店も多く長く続く店は希だと思ってよい。つまり、儲かれば何でも良いという意識が先行しているので、何事も核がない経営者が多いのだ。
上海の日本料理屋で一件行きつけの店があり、日本で料理修行した上海人の経営者と時々話すのだが、常にスタッフを見てないと必ず手抜きをすると嘆いていたのを思い出す。
イワシは簡単やけど触っているうちにちぃさくなって
刺身は情けない姿になります。
イワシは庶民の味方だったのに、
だんだんそうではなくななっているそうですね。
すでに京都ですよね。
りっちゃんは、酒が強いと思ってました。
この日食べたイワシの梅煮は最高でした。私はマグロなんかより青魚の方が好きです。
という事で、実は今日も北品川の行きつけの店で、イワシの梅煮を食べてしまいました。