海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

南へ行けば行くほど食器を熱湯消毒

2017-06-07 | 写真日記

潮州の路地裏

 

大陸の南を旅した事のある人は知っていると思うが、飯屋へ行きまず始める儀式がある。それは一番に運ばれてくるのは熱湯で、まずは自分の使う食器や箸に熱湯を入れて消毒するのだ。これを初めて経験したのはマレーシアだった。よくあるケースは、テーブルの前に置かれた消毒済みと書かれパッキングされた器があるが、これのほとんどは嘘だと思って間違いない。これは、店が開店と同時に食器を並べておいてもホコリが付かないようにする為であって、決して消毒済みではないのだ。この熱湯ですべて殺菌できるかどうかはわからないが、やらないよりやったほうがまだマシ。

前世紀の話だが、一時期上海でA型肝炎が流行った事があったが、これの原因は洗って使いまわす箸だった。なので、その後に使い捨ての割り箸の利用が増えたのだ。日本のニュースを見ていると集団食中毒の話を良く聞くが、大陸ではあまり耳に入ってこないのが不思議。きっと大陸では大したことのないニュースソースなんだろうな。

大陸を旅すると上の画像の看板をよく見かけるが、ある人に言わせるとこの病気の患者が相当多いそうだ。数年前の大陸の地方のニュースで見たのは、幼児が感染した例。原因を調べると泊まった宿のバスタオルが原因と判明。

バスタオルの例は異例だが、日本人は潔癖過ぎる国民だと思って間違いない。だけど、ある程度の雑菌には慣れてないと体の免疫力が落ちてしまうので注意が必要だ。特に海外へ旅行に行った場合、日本人は下痢しやすい国民とも言われている。日本ほど抗菌商品が多い国はないが、菌も生き残らなければならないので、耐性菌が突然現れる事もある。

あと一週間後には、その潔癖な国へ戻る予定。今回は札幌経由で東京へ。

 

コメント (2)
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