ある会社のショールームで
造花の事を昔ホンコンフラワーと言っていたが、今は何というのか知らない。でも、私はこれが大嫌い。こんな物を部屋に飾るくらいだったら、元々何も置かない方が良いと思っている。
以前のブログにも書いたが、前世紀末の上海はまだ貧しかった時代だったので、生きた花を売る店も今より少なかったし値段も当時としては高かった。という事で、当時の家庭や会社やホテルには造花が飾られていたのが普通だった。当時の友人曰く、「生きた花はすぐに枯れるのでお金がもったいない」。当時、彼の家のテレビの横にある造花を見ると埃だらけで、更にタバコのヤニで白いユリが全体にヤニ色に変色していたのを思い出す。
上の画像は、あるファッションメーカーのショールームに飾ってあった造花なのだが、よく見るとIKEAのラベルが貼られたまま、ざっくりと花瓶に入っていた。買ったばかりのこの造花には埃はなかったが、それにしてもこのセンスは洋服を作る会社のセンスではないと思いつつ苦笑い。
☆この造花を最初に作ったのは李嘉誠さんという中国人で、今では長江実業グループの会長で世界8位の大富豪。