海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

Meyer-Optik Lydith 30mm f3.5

2024-07-22 | 写真日記

Meyer-Optik Lydith 30mm f3.5 M42マウント

 

 

Meyer-Optik Lydith 30mm f3.5 M42マウント

 

次のテーマでGFX50SII(65x24と1x1専用)を使いオールドレンズの50mmと40mmは決まったが、それよりワイドとテレ側のレンズが決まらないと以前のブログで書いた。で、使うと決めている50mmの一本がMeyerのOrestonなので、期待してメイヤーのLydith 30mm f3.5 M42マウントを買ってみた。このメイヤーブランドのLydithもOrestonと同様人気がなく今も一万円前後で販売されている。買ったこのレンズは、f3.5の開放から画面の中心部分がシャープ過ぎる描写に驚いてしまった。まだ、外が暑過ぎるのでまともに外でテストしてないので何とも言えないが、バランスの良い描写のMC Rokkor 28mm f2.8にした方が良いのかどうか迷っている。

☆Meyer-Optik社は、ドイツで1896年創業の伝統ある光学メーカーで、戦後悲劇のレンズメーカーでもある。本家ツァイスは29mmや30mmなどワイド系は馴染みのない焦点距離があるが、理由は不明。前世紀に回転式パノラマカメラを使っていたNoblex135Uは、ドレスデン製でレンズは29mmだった。

☆現在機材整理で、増え過ぎた古いレンズをヤフオクに出品中。

 

 

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私のX100Fは問題があるが今も何とか作動中

2024-07-20 | 写真日記

 

GFX50SII+MD Rokkor 50mm f1.4  トリミング

 

私のデジカメブランドはフジ一色。理由は私にとって35mmフルサイズデジカメは中途半端なセンサーサイズなのでAPS-Cを選び、GFXを選んだ理由は65x24画面サイズが選べるからだ。私が現在も使用しているデジカメで最も古いのがX100Fだが、ストロボが発光しない、カメラ内でフィルムシュミレーションが機能しない、時々リセットしないと色が大きく乱れるが、とりあえず写る。ただ、これを修理するにはあまりにも金がかかり過ぎるので使い潰す事に。先月X-E4のブラックボディをオークションに出したら19万円で落札された。ありがたい事だが、ちょっともう異常な値段。

世間ではYouTubeなどでカメラやレンズを紹介している動画が出回っているが、これらを冷静に観て正しい事を言っている動画もあれば勘違いして発信している動画も多い。これから写真を始める人達やあまりカメラの事を知らない人にとっては、多分参考になるのかも知れないけどねぇー。カメラを変えて写真が大きく変わるのは、ごく一部の特殊な条件の場合のみ。カメラに金をかけるより、何をどう撮るかという自分を磨く方に金を使った方が良いと思うよ。つまり超高価なカメラ一台を買うより、撮りたい事や撮影に行く場所や時間に金をかける方が将来の為でもあり有意義。

☆パリオリンピックが始まるが、今回もスポーツカメラマンが使うカメラの縮図がどうなっているか興味がある。私がF1の撮影に関わっていたのは1990年代のフィルム時代。当時スポーツ撮影に関しては圧倒的にキヤノンが多かった。それは、キヤノンのプロサービスがニコンのそれより手厚く、キヤノンのサポートバスが現場に来ていて、現場でカメラにトラブルあると翌日までに修理してくれ代替え機をその場で貸してくれるという手厚いサービスがあった。また、カメラのAF性能がニコンのそれより一歩先をいっていたのも理由。もちろんニコンも同じようなサービスがあったが、サポートの場所がサーキット内か外かという違いも大きい。当時のF1の現場では二大メーカー以外に、ミノルタのαが一人(日本人)とライカRを使っているカメラマンが2人いたが、ライカ使いの人は当然MFレンズ。ライカの300mm f2.8を使っている人を見たのは、この現場が最初で最後。デジカメになっても、キヤノンが圧倒的に多かったが、数年前から二大メーカーにSONYが加わり、今では三大メーカーがシェアを競うようになるなんて、当時は誰も予測出来なかった事。

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二子玉川駅近くの焼き鳥屋で

2024-07-18 | 写真日記

二子玉川駅の裏通りで

 

 

この先にはあの有名なフレンチの店も

 

一昨日は、昔の映画仲間が三人集まり二子玉川駅から近い焼き鳥屋で一杯。今では小洒落た街になった二子玉駅の川沿いに、昭和の雰囲気が残る焼き鳥屋が今もあるなんて私は知らなかった。この店の先には、セルフサービススタイルのフレンチの店もある。

私達が関わった映画は1987年制作なので、私にとって今回会った二人は37年も前から何でも言える親友とも言える。当時の調布のスタジオの横にプレハブを建ててもらい寝泊まりしながら撮影を続けた仲間なので、特別の感があるのだ。当時の一人は制作主任でもう一人は大道具担当。制作主任はその後にハリウッドへ行き映画を、大道具だった彼はその後にそのスタジオの社長に。映画を制作した1987年は日本のバブル景気真っ只中だったので、この映画も当時の日本のバブル時代を反映した内容の映画だ。日本は60年安保闘争と70年にも安保闘争があったが、その後に消滅。私が思うに、この日本のバブル時期から若い男は若い女に尻尾を振る軟弱男が増えて、日本人の平和ボケ序曲時代ともいえる。その後、バブルが弾けてさらに男の軟弱化時代が加速し、現在は女のオヤジ化時代に。

☆この映画は、アニメと動画と写真の合成映画で、私はアニメーション背景写真を担当。当時の声優陣も豪華キャスト→コレ

YouTube→ゴキブリたちの黄昏(Twilight of the Cockroaches)→コレ

 

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Oreston50mm f1.8とGFX50SII

2024-07-16 | GFX+オールドレンズ

Oreston50mmf1.8開放で 65x24

 

 

Oreston50mm f1.8+GFX50SII

 

 

シトシトピッチャンが続く梅雨時期は、一年で一番イヤな季節。次の成都プロジェクトでのレンズを何にするかをテスト中。今まで古い物は古いレンズで撮ってきたが、今回もそれで押し通す。フジのミラーレスに変える前までCanon FDレンズに補正レンズを付けて撮影していたが、今回は古いレンズのオリジナル描写で撮る事に。ただ、レンズの焦点距離をあまり選べないのが難点。50mmは2本決めていて40mmも決定したが、それよりワイドとテレ側が決まってない。その50mmの一本が今回の画像のOreston 50mm f1.8だ。

私のOreston 50mm f1.8は、旧東ドイツMeyer-Optik Görlitz製で1960年代の後半製造の単層コーティングレンズ。このレンズ、巷ではバブルボケが・・とか言われているが、私はそんなボケが気に入っている訳ではないしボケはどうでも良い。このオレストン50mm f1.8は、GFXの44x33センサーをカバーするが、あえて1x1と65x24で使っている。

☆トランプ暗殺未遂の現場を撮影したAP通信の「エバン・ブッチ」の写真が、完璧過ぎて歴史に残る写真になるだろう。この写真を見て思い出したのが硫黄島の星条旗。ただ、この硫黄島の写真は演出写真だけどね。報道カメラマンという職業は、その場に居合わせないと成立しない。という意味でも、運の強さと先読みの勘と決断力と好奇心すべてが揃わないと一級カメラマンとしてやっていけない。これを一言でいうと、五感+1だ。どんな人も様々な職業でもチャンスは平等は訪れるが、それを生かせるかどうかは結局は本人の生き方と本人の資質。

 

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井上武吉の作品をULTRON28mm f2で

2024-07-14 | GFX+オールドレンズ

 

井上武吉 my sky hole 85-2 光と影  ULTRON 28mm f2+GFX50SII 44x33フォーマットで撮影

 

井上武吉の作品"my sky hole 85-2 光と影"を撮影。この日は上空に低気圧雲があり、私にとっては大好きな雲だ。撮影後は豪雨になったが、この球体に稲妻が写り込めば最高のカットになったかもね。

この日は、GFX50SIIとULTRON 28mm f2+NOKTON 40mm f1.4を持ち歩いたが、軽く小さいレンズなので炎天下でも苦にはならない。このULTRON 28mm f2は、GFXの44x33センサーでピント無限大で使う場合はほんの少しケラレが出る。ただ、今回のこの撮影距離では補正出来る程度の周辺光量落ち。通常であれば1x1で撮影するが、この日は44x33のフォーマットをあえて選びクラシッククロームでRAW現像。

☆先場所優勝した尊富士が、名古屋場所を休場。うーん、スポーツ選手にとってケガが一番怖い。無理せず完全回復してから復帰して欲しい。

 

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