相模太夫の旅録=Tabi Log

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国指定史跡で日本百名城の一つ「人吉城跡」

2017-12-01 18:14:29 | 城・城郭
熊本県人吉市麓町に鎌倉初期から幕末まで約700年に亘って人吉球磨地方を治めた相良家の居城「人吉城」はある。人吉城の歴史は長年この地を統治した相良氏の歴史でもあり、別名「繊月城」とか「三日月城」とも呼ばれ「日本百名城」にも数えられ人吉のシンボル、最大の観光名所である。人吉城の城郭構造は「梯郭式平山城」、元久年間(1204~1206)築城、明治4年(1871)廃城。球磨川を天然の外堀とした中世の山城の形態に水の手橋付近の「武者返し」といわれる石垣の跳ね出しの建築様式は他に類を見ない特徴から国指定史跡に指定されている。城の北側は球磨川、西側は胸川、東、南側は険しい山々に囲まれた難攻不落の自然の要塞であったが1862年の「寅助火事」により城は焼失した。現在は城址公園となり武者返しの石垣、大手門跡、水ノ手門跡、間米蔵跡、御下門跡、中御門跡、本丸跡、二の丸跡、三の丸跡、掘合門が残されている。お城のの広さは東京ドーム約4個分に相当する17haで球磨川河岸沿いに築かれた見事な石垣、苔むした登城道、城内の鬱蒼とした杉木立の自然の中に古の美しき城姿を思い描かせる不思議な魅力がある。(1711)












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