相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。ハナショウブ田がある「水無月園」の一画にひっそりと白い花をつけた「ノシラン」が数十株咲いている。この花は「熨斗蘭」で日本~韓国済州島原産でクサスギカズラ科ジャノヒゲ属の耐陰性常緑多年草。草丈は30~80 cm。日本の本州~四国・九州・琉球諸島の沿海地の林や草原に自生する。開花期は7月~9月でちょうど今頃で長さ30~75cmに細長く伸びた花茎の先に、花径1.5cm程の小さな白花を穂状に沢山つけて下向きに咲かせる。葉は常緑で厚く、表面は光沢のある濃緑色、裏面は縦筋が目立ち幅1~1.8cmと細長く、葉先は垂れ下がるように育つ。花後には緑色の種子を剝き出しにした果実となり冬には熟し、美しいコバルトブルーになる。(2409)
相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。この時季はさすがに花数は少ないが「みんなの花壇」後方に今年初めてと思われる「箒草」として知られる「コキア」が数百株が植栽された。「コキア」の名所の「ひたち海浜公園」(約3万2千本)の規模には及ばないが、今上部の方から赤く紅葉し始めている。「コキア」はヒユ科バッシア属のアジア原産一年草。よく「とんぶり」とか「畑のキャビア」として親しまれている。ライトグリーンの茎葉が密に茂り、草姿が大きい円すい形をつくりのが特徴の植物。まもなくすべての「コキア」が真っ赤に変身しそうな勢いである。(2409)