豊島区雑司が谷に雑司が雑司ヶ谷七福神のひとつ恵比寿を祀る「大鳥神社」はある。正徳2年(1712)、出雲藩主松平出羽守の嫡男・万千代が疱瘡にかかり、千登世橋近くの高田村下屋敷で療養の折出雲国鷺浦・鷺大明神に祈願し平癒の後、鬼子母神境内に鷺大明神を勧請、奉斎が創される。江戸時代(正徳年間)に「鬼子母神堂」(日蓮宗法明寺の境外仏堂)の境内に祀られていた「出雲国・鷲大明神」を明治の神仏分離後に明治20年(1887)当地へ大鳥神社として遷座した。以来厄病除けの神として尊崇されている。祭神は日本武尊、配祀は倉稲魂命。二つの「鳥居」を抜けると昭和56年(1981)年に造替された「社殿」、左に手水舎と社務所があり、三杉稲荷神社ほか一社の境内社がある。毎年盛大に行われる「酉の市」は賑わいを呈する。(1807)










