明日から参院選が始まります。今日のしんぶん赤旗には、「日本共産党のここに期待する」欄に5人方が書いています。どこまで紹介できるかわかりませんが、できるかぎり紹介します。
対米自立論発揮の時
外務省元国際局長・孫崎享さん

米国と一体で経済繁栄するはずが、トランプ関=自動車25%で逆になっています。安全保障でも、イスラエル支援やイランへの先制攻撃は明らかにおかしいと、米国と一体なら大丈夫と言えなくなってきました。世論調査でも「米穀は日本を守らない」という答えが8割近くになっています。米国中心の世界秩序が大きく揺らぎ、日米関係でも、これ以上アメリカ依存で本当に豊かになっていくか、安全なのかが問われています。そういう大変動の中の参院選です。
共産党の対米独立の立場は、いまや独自の視点というより、多くの国民と気持ちを共有するものになっています。共産党は日米同盟による日本の独立への侵害と平和の問題を訴えてきましたが、客観的には、大多数の国民の気持ちがそこに近づいてきたといえるのではないでしょうか。
実はそういう国民の気持ちに材料を提供し続けてきたのは共産党です。外国勢力に対する感情的反発も現れていますが、共産党の対米自立とアジアの平和構築に関する議論の積み上げが力を発揮する時代ではないでしょうか。奮闘を期待します。
注)
キクチは、孫崎享(うける)さんの講演を聞いたことがあります。こんなに理路整然と語れる人がいるのかと、びっくりしました。