今日のしんぶん赤旗には、1面トップで、「在日米軍司令官格上げ」の見出しで記事を書いている。一般新聞は書いていないが、日米安保体制に大きな変化をもたらすものですので、紹介します。
在日米軍司令官格上げ
米国防長官 権限強化で自衛隊統合狙う
オースティン米国防長官は3日、訪問先のシンガポールで記者団に対し、4月10日の日米首脳会談で合意した日米指揮系統制の枠組み強化をめぐり、日本に大将級の司令官を検討していると言明した。
中長距離ミサイル日本配備否定せず
オースティン氏は、自衛隊の実動部隊を一元的に指揮する統合作戦司令部(2025年に創設)を「支援するとした上で、将来的な四つ星(大将)司令官(の配置)を慎重に考慮している」と述べました。
現在の在日米軍司令官は中将で、その権限は基地の管理などに限られており、部隊の指揮系統や作戦計画・共同訓練などの立案はハワイのインド太平王軍司令部が担っています。
オースティン氏の発言は、在日米国司令官を、インド太平洋軍司令官と同格の大将級に格上げし、同様の権限を付与する案を想定したものとみられます。
(中略)
また、オースティン氏は、中距離ミサイルを日本に一時配備する可能性について「われわれは日常的にさまざまな装備を訓練の一環として配備している。訓練強化のため日本と協力していく」と述べ、否定しませんでした。