菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

インボイス制度を理解するために

2022年11月02日 18時43分37秒 | 日々の雑感
 「新し桜川第70号」のトップ記事は、消費税インボイス制度でした。多くの皆さんには、なかなか理解しにくかったと思います。そういう私も、完璧に説明できるかというと、自信がありません。昨日のしんぶん赤旗は、「おはようニュース問答」で、対話形式で説明しています。私はかなりわかりやすい説明だと思い、紹介いたします。

 インボイス中止を求める声が広がっているね

かける
 この前、アニメ制作に携わる人のSNSを見たら、「このままではアニメをつくり続けられくなるかも」と発信していて心配なんだ。理由はなだろう。
うみと
 個人的な理由でなければ、きっとインボイス(適格請求書)制度のことじゃないかな?

 課税対象広げる
うみと
 分かりやすく言えば、消費税の課税対象を広げる増税だよ。これまで消費税の納税を免除されていた年収1千万円以下のフリーランスや自営業者に、課税業者になることを迫っている。インボイスを発行するためには登録が必要で、課税業者にならないと登録できないからだ。
かける
 免税業者のままでいられないの?
うみと
 その場合はインボイスを発行できないから、 免税業者に仕事を発注した企業が消費税分を負担することになる。単価の切り下げや、取引そのものから排除される可能性も否定できない。
 かける
 課税業者を選べば負担が増え、免税業者を選べば仕事がなくなる。どちらも地獄の選択肢じゃないか。
うみと
 インボイスの対象になる人が多い声優やアニメ業界では、導入をきっかけに「廃業も検討している」と答える人が少なくないんだ。
かける
このままでは来年10月に導入される。中止させないと。

 市民有志が集会

うみと
 中止を求める世論は高まっている。先日、東京・日比谷野外音楽堂で行われた集会には1,200人が集まった。主催したのは、フリーランスを中心につくる市民有志のグループだった。音楽家やアニメーターなど多彩な人が「インボイスは中止」と訴えていて勇気をもらった。
かける
 大きな組織ではない人たちが呼びかけて、そんなに集まるなんてすごいね。
うみと
 オンライン署名への賛同も、ついに10万人を超えたんだ。日本共産党など野党4党は消費税減税やインボイス中止を求める法案を国会に共同提出している。
かける
 あとは政治が変わるだけだ。自分も周りの人に、インボイスの問題点を伝えていくよ!
(2022・11・1)

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つくば県議選で洞下、北条で16か所演説

2022年11月02日 16時01分00秒 | 議員活動
 私の宣伝カーは、今、パワーアップするために、修理中です。それで、下妻市の平井誠市議の宣伝カーが空いているので、それを借りて、つくば市に応援演説に行ってきました。私の働き場所は、旧筑波町です。いわゆる山筑波です。

 最初は、洞下団地から。
 続いて、洞下に。洞下は、バイパスができるまでは、通行が激しくて、演説場所を確保するのが大変なところだったのですが、今は、ほとんど車が通りません。
 全くと言っていいほど、車が通りませんので、11か所演説したのですが、出合って、挨拶した人は2人しかいませんでした。

 洞下団地で





 続いて、旧筑波町の中心地・北条へ行きました。
 北条では、一番初めの演説場所で、いきなりおばさんが現れて、「ここは私の家の敷地にかかっているから、演説しちゃダメ」と言われ、びっくり。大きな空き地がある人ほど、こだわるようです。もちろん、逆らうことはしません。なんたって、嫌われたら終わりですから。

 北条は、茨城県が生んだ唯一の代議士・池田峰雄さんの家がある所です。私も何回か訪問し、お会いしたことがあります。まだ、「池田印刷」の看板がでている家が残っています。





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「若者たちの祭り」ー斎藤美奈子氏のコラム

2022年11月02日 07時08分09秒 | 日々の雑感
 韓国で起きた「群衆雪崩」が大きな問題となっているが、私が9歳のころ、新潟県佐渡に住んでいた。そのとき(私は小学生2年生)、弥彦神社(新潟県の弥彦村にある。弥彦村は村営競輪場をもっていることで有名)の「新年の餅撒き」で100人以上の死者がでたとい事件を聞いたことを思いだしました。斎藤美奈子さんも新潟出身ということで、この事件に触れて書いていますので、紹介したい。

 若者たちの祭り
 斎藤美奈子


 ハロウィーンが日本でメジャーなイベントに昇格したのは2000年代以降だろう。もともとは海外の祭り。当初、積極的に取り入れたのは幼稚園や保育園だったように思われる。
 ゆえに、この行事に対する思い入れには世代差がある。一定年齢以上の大人が概して冷淡なのに対し、10代、20代の若者たちにとっては子どものころから親しんできたイベントだ。日本から飛び火したといわれる韓国でも事情はそう違わなかったのではないか。

 そんな若者たちの祭典で大きな事故がおきた。約300人の犠牲者がでたセウォル号の沈没事故は14年。死者の多くは高校生だった。当時の17歳はいま25歳。同じ世代が二度までも大きな厄災に襲われたことを思うと胸が痛む。

 私が生まれた新潟では、」小学校の「郷土の歴史」で必ず教わる事故があった。初詣の餅まきに殺到、120人以上の死者がでた弥彦神社事件(1956年)である。問題はハロウィーンではなく群衆雪崩という現象のほうである。

 が、それはそれとしてハロウィーンのお祭り騒ぎもやがて終息にむかうのではないか。韓国ではもう「ハッピーハロウィーン」の気分にはなれないだろう。流行の変転は激しい。日本でも今の中学生が大人になる頃には「渋ハロ?ダサッ」となっているかもしれない。
(文芸評論家)

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