菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

小雨の中、真壁町長岡で6月議会報告演説9カ所

2021年08月13日 17時09分38秒 | 日々の雑感
 ちょうど、「梅雨末期で、いよいよ夏休みに入る時期」を思い出させるような天気である。小雨も降っている。しかし、知事選挙は来週木曜日が告示である。そうなれば宣伝カーは使えなくなる。そんな思いもあり、午前中だけでも思い、真壁町へ向った。
 人家の多いところということで、真壁町長岡を演説しました。
 まずは、県道の西側を5カ所。長岡は、加波山神社の入口であるから、元樺穂駅前から、鳥居が並んでいる。
 次は県道を横切って、山麓側に。ここでは4カ所できました。神社のところまで演説したのですが、雨が強くなってきたので、樺穂小学校側を2カ所2カ所残してしまいました。
 それにしても、お盆のいりというのに、天気が一ヶ月前にもどった感じがし、気味が悪い感じがしてなりません。


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「金メダルはアナタのものではない」ールポライター・武田砂鉄氏の意見

2021年08月13日 07時17分50秒 | 日々の雑感
 オリンピックは終わったが、1964年オリンピックの時のような「満足感」どこにもない。その辺を、ルポライターの武田砂鉄氏が、「金メダルはあなたのものではない」と、今日の東京新聞の文化欄に書いている。この武田砂鉄氏は、しんぶん赤旗には月1回の間隔でコラムを書いている。
今日の文章も示唆に富んでいるので、みなさんに紹介したい。なお、かなり長いので、「中見出し」は、私の責任でつけました

 招致から開催まで検証を
 金メダルはアナタのものではない


   感染拡大抑えるとの告知の責任は
 菅首相は8月6日、広島の平和公園で行なわれた平和記念式典で、用意されていた挨拶文の一部を読み飛ばし、その後開かれた会見で「これまでのところ感染拡大につながっているとの考え方はしていない」と述べた。「GoToキャンペーン」の時の言い分と同じだが、「感染拡大につながっていない」と立証できたわけでもない。7月1日収録された「月刊hanada」2021年9月号のインタビューで、菅首相は「大会期間中、日本国内の感染拡大を抑え、大会終了後の拡大防止につなげていくことが不可欠です」とも述べていた。つまり五輪で感染拡大することはなく、開催期間中の感染拡大を抑えると、告知していた。で、開催期間中の感染拡大を抑えられなかった。この責任をいかに負うのだろうか。まさか、負わないのだろうか。
 
   うまくいったのはダレのおかげか 
「うまくいったらオレのおかげ、うまくいかなかったらオレのせいではない」、この態度は五輪招致から開催に至るまで、五輪にすがる為政者に通底する態度だった。サラダバーに出向き、鮮度の高い「感動」「涙」「勇気」いくつかピックアップして、その小皿を見せて、「ほら、どうです、やってよかったでしょう」というプレゼンテーションをする。その背後では、ありとあらゆる腐食した産物が残されたままになっている。一部だけが肥える大金が動き、その影で人々の生活が傷み、そして感染症が広がった。
 金メダルを噛んだ市長に対して、「金メダルはあなたのものではない」と多くの人が思った。だが、功績を自分のものにしようと試みる。あのおぞましい力学は、あそこまで直接的ではないにせよ、あちこちの為政者が繰り返したことではなかったか。

   メダル獲得選手祝辞まで、カンニングペーパー
 菅首相は7月25日、日本人選手として大会ではじめて金メダルを獲得した選手に電話をかけた。その動画を見ると、
選手との会話はほとんど成立していない。気になって、首相官邸のウェブサイトを確認すると、「お祝いの電話をかける菅総理」とキャプションにある写真には、電話の横に白い紙が置かれている。選手との数分の電話でさえ、カンニングペーパーが必要なのだ。平和記念式典で挨拶文を読み飛ばした際には、原稿を貼り合わせるために使った「のり」のせいでめくれない状態になっていたから、という言い訳が用意されたが、めくる必要のない白い紙の場合、一方的に読み上げていたようなのだ。

   招致から開催まで検証の必要性
 政治が五輪を利用する。今に始まったことではないが、今回は、政治が五輪を切り札にして強引に利用し続けた。「東京と福島は250キロ離れているので安全」(竹田恒和招致委員会理事長・当時/2013年9月4日)と被災地を切り離したくせに「復興五輪」を謳い、新型コロナ感染が見込めないのに、前任の首相も今の首相も「新型コロナに打ち勝った証としての五輪」と言い続けた。噓をつき、大風呂敷を広げ、人のせいにして、美味しいところだけ食べて、逃げようとしている、選手に近づき、選手が作り上げた成果やムードを、噛むように、舐めるように、なんとかしてオレたちのものにしようとした。

 選手のメダルにまとわりついた不純物を消毒するためには、「終わって良かった」ではなく、残された問題を改めて提示し、」問わなければならない。19888年の長野五輪では、「五輪招致委員会の会計帳簿が開催決定後に焼却されていた。この国の為政者が悪事を隠そうとする腕力は金メダル級だ。紙を黒く塗ったり、捨てたと言い張ったり、部下のせいにしたりする。競技が終わろうとも、招致決定から開催まで、どんなプロセスで何が行なわれてきたのか、今度はこちらから「バブル」とやらで包む必要がある。
 
(たけだ・さてつ=ライター)

 

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