学生に X11 で動くメタ解法のソフトを Qt に移植してもらった。Qt の方が表示は遅くなるが拡張性があり高機能で、Windows や Mac でも動きそうなので使ってみた。解いている問題はグラフ分割で基本的な問題なのだが、いろいろな特性を調べてデータを収集するには反対にこの問題の方が向いている。Qt にしたことによって解や目的関数値だけでなく、様々な情報を表示することが容易になった。ちなみに画像で下に表示されている黒いギザギザは目的関数値の推移ではなく、長期メモリの値である。平均や分散と言った数値統計情報だけでなく、グラフィカルな表示も感覚的に把握するときに大変役に立つと思われる。メタ解法はいろいろなアイデアがあるのだが、有効性を試すためにこういった分析用ソフトが必要だと思われる。まずは考えるよりもデータを取ってから考えるという方法もあるだろう。
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