最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

全力計算と高校訪問

2005年06月21日 09時30分31秒 | Weblog

SDPA クラスタでホモトピー法の大規模実験を行っているが、ちょっとした事故から複数のプロセスが残ってしまい、サーバーが停止してしまった。再起動すれば直るのだがサーバーが止まっている間に他のノードの load は最高で 180!!にもなっていた。よくこれで壊れなかったものだと思う。空調を強めに設定しておいて良かった。

東京都の某私立高校に高校訪問に行ってきた。最近では理系志望の学生が4割ぐらいになり(昔は5割程度)、その中で理工系というとさらに割合が減っているようだ。数学の入試が無い情報系ならばそれなりに希望者はいるようである。でも大学だけでなく高校も学力低下に相当苦労されているようで、一刻も早く昔のような学力重視の教育に戻すことが必要である(教育方法には相当改善の余地がある)。
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4 コメント

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Unknown (sabakan)
2005-06-21 23:49:02
数学の試験のない情報系などあるのですか・・・あまりにも基礎知識がないと教えるのも大変そうですね。



小学生の教科書を見せてもらいましたが、

たしかに僕らの世代よりも更に薄くなっていて

びっくりしました。

もはや上下巻に分ける必要性も

ないぐらいです。

何でも簡単にすれば楽しいという発想は逆で、

少し難しいことを考えることに楽しみを見つけていたものですが・・・

Unknown (SDPA)
2005-06-22 00:40:30
確かに単なるプログラマーですと数学は要らないと言えますが、本当の意味で技術者になるためには数学は必要であると思います。プログラマーとしては非常に技術の高い人でも、アルゴリズムやデータ構造はあまり知らないという人は結構います。



教科書についてですが、私も見ましたがまるで読み物のようで、これではもう教科書とは言えないです。だから進学校などは普通の教科書は使ってないみたいですね。
カンバン (logopt)
2005-06-23 09:47:12
これって,生産計画でマシンが故障で停止しているのに,どんどんジョブを流したのでバッファが溢れというのに似てますね.カンバン方式みたいなlocal ruleだけを用いた有限バッファ制御法って使えるのかしら?通常並列計算では機械故障は考えていないみたいだし...

Unknown (SDPA)
2005-06-23 16:00:36
確かにデータ並列計算(MPIなど)では、故障は考慮されてません。定期的にチェックポイントを作成し、メモリイメージをディスクに保存して、どれかマシンが停止した場合には最後のチェックポイントからやり直す感じです。タスク並列計算(Ninf など)は、ある程度考慮されています。大規模なGrid 環境では、複数ユーザーからのジョブ投入でバッファがあふれることは当然予想されますので、ご指摘のような制限付きの制御法が必要となると思います。Journal of Grid Computing などを見るとそれなりにジョブマネージャの研究はあるようなので追跡調査してみます。

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