2008年

今年はちょっとした規模？（１０数台）ぐらいでクラスタ計算機を作れば、少なくてもピーク性能では簡単に 1TFlops を超えるようになるだろうし、Linpack などのベンチマークでも 1TFlops 超えはそんなに難しくなくなるだろう(昨年もクアッドコア 4台で Linpack ベンチマーク 240GFlops に達した)。また、京速計算機などもアプリケーションを募集していたが、もっと上のクラスでは PFlops の世界がある。
しかし最適化の世界では、PFlops のスパコンで解けても意味がないということはないが、多くの場合では即時性や再計算などが求められているので、やはり 1 台の PC で解ける方が好ましい。１台とは言っても Intel の Nahalem などは最大でオクタコア(8コア)になるだろうし、ミニスパコンと言っても差支えはない。というわけで今年はクラスタ計算とともに多くの場合では１台のパソコンで解けるということを目標にしていこう。