最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

gcc 4.5.0 と CentOS 5.4

2010年04月24日 12時28分28秒 | Weblog
CentOS 5.4 搭載のサーバでも gcc 4.5.0 をインストールした。ご存知のように CentOS は RHEL のクローンであって、非常に高いバイナリ互換性を持っている。すでにバージョンが 5.4 になるにも関わらず 5.0 の時から gcc (4.1.2) と kernel (2.6.18) のバージョンに変更はない(マイナーチェンジは何回も行われている)。OpenMP や gfortran の性能の問題もあるので、kernel はともかく gcc が 4.1.2 のままでは他の Linux と比較する際に困ることが多い。
そこで”上がぬなら、上げてしまえ gcc (詠み人知らず)" ということで、こちらのクラスタ計算機でも gcc は 4.4.x か 4.5.0 に上げている。Fedora は反対に gcc や kernel のバージョンもどんどん上がっていくが、Vine Linux でも 開発版の VineSeed はバージョンアップのペースが非常に速いようだ。

ちなみに SDPA では gcc 4.4.3 でも gcc 4.5.0 でも性能はほとんど変わらない。
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