最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

第2回研究会のお知らせ 更新 6月19日

2009年06月22日 17時58分51秒 | Weblog
第2回研究会のお知らせです。場所は前回と同じになります。詳細が決まりましたらまた連絡致します。

日 時 : 2009年7月25日(土)14:00~
会 場 : 中央大学 後楽園キャンパス 6号館4階 6402号室

講演者
1: 山田雄二氏(筑波大学)TBA


2: 中田真秀氏(理化学研究所)

第一部 : 量子化学からでてくる半正定値計画と多倍長計算

量子化学は半正定値計画をもって定式化でき、従来の方法より変数の数を劇的に減らすことが可能となる。このことは古くから知られていたが、半正定値計画ソルバーの発達をもって初めて、物理的に意味のある、正確な結果を知ることができた(J.Chem.Phys. 114,8282(2001))。
この研究には二つの方向があり、一つは、N-representability条件をどう近似するかというとと、もう一つは巨大な半正定値計画を数値的に正確に解くこと、である。精度の必要性より多倍長精度版の半正定値計画法および多倍長精度版のBLAS/LAPACKを開発、もしくは開発中である。

第二部 : オープンソースコミュニティでのソフトウェア開発とコミュニティマネジメントについて
OpenOffice.org/FreeBSD.orgへの参加を通して

もはやフリーソフトウェア(オープンソースソフトウェア)は現在必須になってきた。自由なソフトは配布も大抵無料のため、開発者などに支払われることはない。OpenOffice.orgおよびFreeBSD.org での開発およびコミュニティマネジメントを通して、どうしたら参加できるか、我々は何を求めているか、どうしたら存続するかなどについて話をする。
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