最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

Intel Nehalem-EX と SDPA

2009年06月02日 23時04分34秒 | Weblog
アキバ情報で Intel 8 コアの Xeon (Nehalem-EX) がもうすぐサンプル出荷されるという噂を聞いたが、5月26日にIntel から正式に Nehalem-EX の情報が公開された。事前の情報通りに L3 キャッシュは 8 コア共有で 24MB になっている。ただしダイの写真を見ると 3MB ずつ各コアのそばに八つに分かれて配置されている。
現在の SDPA + GotoBLAS だとマルチスレッドで動作して、F1 式の場合には DGEMM がマルチスレッドで高速に計算され、F3 式の場合は 8 コア共有の 24MB L3 キャッシュが効いてきて、F3 式による複数行の同時計算が効果的になってくると予想している。実際に製品が入手できるのはまだ先の話だが、最短路問題のプログラムなどにも有効な今年最大の目玉なるだろう。
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