最適化問題に対する超高速&安定計算

大規模最適化問題、グラフ探索、機械学習やデジタルツインなどの研究のお話が中心

仮想マシンでの実行

2008年10月24日 02時46分13秒 | Weblog
仮想マシンで実行を行ったときに、どの程度性能が低下するのかを調べた。ホストとゲストの OS が異なるが、それほど大きな影響はないだろう。おおよそ1割程度の性能低下でこれが大きいのか小さいのかは判断が分かれるところかもしれない。仮想マシン上では、演算能力、メモリや I/O の性能などの特性がホストのマシンとは異なる可能性があるので、作り方を変える必要があるだろう。

○ Xeon
Dell PowerEdge 2900
CPU : Intel Xeon X5460 3.16GHz
メモリ : 48GB
OS : CentOS 5.2 for x86_64

○ Xeon (仮想マシン : VMware-player 2.0.5)
CPU : Intel Xeon X5460 3.16GHz
メモリ : 3GB
OS : CentOS 4.6 for x86_64

1: GLPK 4.32 整数計画問題
○ stein45.mps
Xeon : 58.661s
仮想マシン : 1m5.264s
○ air06
Xeon : 11.230s
仮想マシン : 12.768s
○ min_rep_under_thput_39600.0_test18.dat(ファイル配置最適化問題)
Xeon : 0.309s
仮想マシン : 0.360s


2: 最短路問題
○ FLA 10 クエリ(データ名は最短路問題オンライン・ソルバーと同じ)
Xeon : 0.795s
仮想マシン : 0.940s
○ LKS 1000 クエリ
Xeon : 3m28.110s
仮想マシン : 3m42.676s


3: SDP (半正定値計画問題) : SDPA 7.2.0 + GotoBLAS 1.27b5 : 1 スレッド
○ mcp500-1.dat-s
Xeon : 3.929s
仮想マシン : 4.395s
○ theta5.dat-s
Xeon : 22.860s
仮想マシン : 25.686s
○ mater-4.dat-s
Xeon : 7.039s
Opteron : 7.773s
コメント
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