名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

光速の詰将棋

2015-10-10 | 将棋本 断捨離
光速の詰将棋
2008年出版、谷川先生の本です。

私も詰め将棋を解こうというときがありました。
7手詰めから15手詰め、難解ではないのですが途中でギブアップです。120+αあって1/3くらいやったみたいですが。
まあ今は解けなくても仕方ない、別の才能を磨こうと思っているのでやりません。
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第154回名南将棋大会(弐)速報

2015-10-10 | 名南将棋大会
本日開催しました第154回名南将棋大会(弐)の結果速報です。


C級優勝
石原達夫さん

杉浦彰さん

木弘志さん


D級優勝
大西啓雄さん


E級優勝
宮堂孔暉くん


皆さまおめでとうございます。
参加していただいた方々ありがとうございました。
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20151010今日の一手<その172>;自陣角が有効なとき

2015-10-10 | 今日の一手
20151010今日の一手

先月13日の名南将棋大会からHさんとTさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。









昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
金歩と角の交換、持ち歩があるので歩を考慮に入れず、先手の駒得です。
先手玉のほうが金銀の連結がいいのでこの瞬間は先手玉が堅いです。64歩が拠点ですし。
先手の攻め駒は持ち駒角2枚
後手の攻め駒はありません。
総合すれば先手が有利です。

大局観として
後手は52の金を62に寄ったのですが、これが疑問手。64金と歩をはらって、

後手陣の金銀がきれいにバラバラですが、案外隙がなくて後手十分でした。とにかく局面を落ち着かせて、先手に歩を謝らせれば、金歩歩と角の交換で後手の駒得、という主張もできたのです。
62金と寄って、56歩の突き出しを見る、というのはやりたい手なのですが、まだ早過ぎました。

後手陣を見ると、62金が浮いていますね。この金が移動したら62角と打ち込めます。また、後手の持ち駒は歩だけですので、先手の角打ちに対しての受けの手段が限られます。なにかありそうな局面なのです。


△ 実戦は52歩でした。

52同飛は41角ですから52同金に24歩同歩同飛23歩54角

後手は22金と我慢しましたがこれで後手陣は弱体化しました。34飛と横歩を取ります。

53銀72角成同金63銀

63同金左同歩成同金64歩73金63金62歩52歩

53の銀が取れるようになっては先手が優勢です。

途中、22金で24歩と飛車を取って32角成はどうでしょうか。後手は67歩の打診。

これで後手が勝負すべきでした。応手を聞いて飛車を打ち込んで勝負です。43歩とか42金とかあるので先手がいいのだとは思いますが。


△ 34飛の筋を見るのなら、すぐに24歩としたいです。

これに後手は56歩とすることができて、66銀65歩

これは攻めている筋が違うので後手のほうが指せるでしょう。

56歩には仕方なく48銀で後手も24歩と手を戻します。

24同飛23歩34飛43金44飛

44同金42角54飛33角成

49飛に66角57歩成同銀55歩65銀

こういう展開か
49飛に26角67歩78金57歩成

こういう展開か、どちらがいいのでしょうか。先手陣も攻められているので微妙です。やや先手がいいのだとは思いますが。


○ 17角と自陣角を打つのが好手です。

44銀と62金を狙っているのです。
54飛には21角

53金には62角

41飛には42歩同飛51角

41飛が一番難しいですが、どれも先手が指せます。

17角には35歩が最善でしょう。

35同歩56歩66銀

65歩34歩35歩65銀57歩成

78金56と33歩成同金63桂

桂馬を持つと63桂の打ち込みがあります。71角を見ています。


△ 65角という自陣角もあります。(65角は自陣か?ということはありますが)こっちのほうが見えるでしょう。

この角は56歩同銀54歩で止まってしまうのですが、後手の攻め筋もなくなります。17角ともう一枚も自陣角です。

受けるのはやはり35歩くらいで、35同歩43金に24歩

素直に応接すると悪いので、64金23歩成25桂

25同飛65金同銀47角が両取りですが、24と が好手。

どちらを取られても34と の活用があり、先手が有利です。


自陣角が有効なとき
もちろん角が持ち駒のときでなければいけません。両取りとなるときや受け一方の角のときを除外すれば
敵陣に攻めの目標となる駒があるのが前提条件です。
相手は目標の駒を角筋からかわしにくい、相手に受けるための持ち駒がない、他の攻め駒が使いやすくなる、という付加条件があれば厳しくなります。
多くは玉や金を目標にします。桂馬や香車を取るために打つこともありますね。

32金の形の振り飛車で角交換になったら65角の筋はよく出てきます。だから65角は見えるのですが、17角は珍しいです。コンピュータに指摘されるまでわかりませんでした。でも、44銀と62金をにらんでの好手だというのはすぐにわかります。
私の頭の中の将棋盤イメージが狭いのかもしれません。だから「両取り見えない病」なんだと思います。毎日次の一手を考えると、こういう手の可能性があるのかも、と考える習慣がついていいのだろうと思います。頭の中の将棋盤のイメージを広げるように訓練しています。持ち駒もちゃんとイメージできるようになるのはいつごろでしょうか。



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