■一部故障のケプラー、復活ミッションで初の系外惑星発見
2013年8月、姿勢を制御する装置であるリアクションホイール4基のうち2基目が故障してしまった。
精密な向き制御ができないために主要ミッションは終了となったが、太陽光圧を姿勢制御に利用する「K2ミッション」が今年8月から正式にスタートした。
そして今回、記念すべき復活後初の系外惑星が見つかった。発見されたのは、うお座の方向180光年彼方にある太陽より小さく低温の星を9日周期で回る「HIP 116454b」で、その直径は地球の約2.5倍。・・・・
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/12/19kepler/index-j.shtml
■金星探査機「あかつき」が明らかにした太陽風加速
JAXA宇宙科学研究所と東京大学の研究者らは、2011年6月から7月にかけて金星探査機「あかつき」が外合(太陽をはさんで地球と反対側)の位置に来ることを利用し、「あかつき」から地球に向けて発信した電波から、太陽風のプラズマを伝わる細かい波動を探った。太陽観測衛星「ひので」による観測も合わせると、太陽の近くではかなり遅い太陽風が、太陽半径の5倍程度の距離では時速150万
kmにまで急激に加速するようすや、太陽風のプラズマを伝搬する周期的な密度変動(音波)などが観測された。
一連の観測結果から、(1)太陽表面で作られたアルベン波(プラズマ中を伝わる磁力線の振動)が太陽から遠く離れたところで不安定となる(2)その結果生じた音波が衝撃波を生成(3)衝撃波がプラズマを加熱し太陽風を加速、というシナリオが導かれた。このシナリオは近年の数値シミュレーションに基づく予想ともよく合っており、「あかつき」がとらえた音波は、まさにコロナ加熱の現場を映すものと考えられる。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/12/18akatsuki/index-j.shtml
■ひまわり8号のカラー画像公開 静止気象衛星では世界初
気象庁は18日、10月に打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり8号」が初めて撮影した画像を公開した。静止気象衛星から地球を撮った画像では、世界で初めてのカラー画像となる
http://www.asahi.com/articles/ASGDL5QNWGDLUTIL03D.html
■ビーナスエクスプレス、運用終了
2005年に打ち上げられ、2006年に金星周回軌道に入った「ビーナスエクスプレス」は、当初2年を予定していたミッションを大幅に延長し8年もの間金星を観測し続けてきた。その間、金星の地表が未だ地質学的に活発で活火山があるかもしれないこと、水が水素と酸素に分解されて大気から逃げ出しているらしいようす、大気の暴風「スーパーローテーション」の長期的な加速、自転周期が20年前に比べて6分半伸びていることなど、金星の多くの謎を解き明かし、同時に新たな謎を呼び起こしてきた。
推進剤が尽きてしまったようで、姿勢を制御できず安定した通信が確保できなくなった。チームでは運用続行を断念。同機は来年1月ごろに金星大気に突入し、飛翔を終える見込みだ。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/12/18vex/index-j.shtml
■北朝鮮の弾道ミサイル潜水艦開発疑惑。日本への影響は?
衛星画像からの調査です。内容についてはURLを読んでください。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dragoner/20141218-00041601/