飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

今日のニュース140804

2014-08-04 22:49:23 | 佐鳥新の教授&社長日記

■京大とシャープ、リチウム電池の寿命を6倍以上に延ばす新材料を開発

京都大学大学院工学研究科の田中功教授と田中勝久教授、藤田晃司准教授、シャープ研究開発本部の西島主明主任研究員らの研究グループは、リチウム電池の寿命を6倍以上に延ばす新材料を開発した。物質の原子構造をコンピューターで網羅的に計算することで新材料を探索する研究手法を確立し、実証した。電池以外の材料開発も100倍以上に効率化できる。
 リン酸化鉄系リチウム電池の寿命を充放電サイクル2万5000回以上に延ばした。1日1回充電した場合、70年以上使える計算になる。設置型の大容量蓄電池の材料として応用できる。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140804eaae.html

 

■京大など、超新星表面でガンマ線放出を観測

京都大学大学院理学研究科の前田啓一准教授らの研究グループは独マックス・プランク研究所と共同で、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡を使い、超新星の放出物質表面近くからガンマ線が放出されていることを観測した。従来考えられていた星の奥深くでの核反応ではなく、表面付近で先に核反応して星全体の核爆発の引き金になっているとみている。
 研究グループは銀河M82で発生したIa型超新星、SN2014Jからガンマ線を検出した。超新星爆発時、大量に生成される不安定な原子核が放射性崩壊する際のシグナルになるため、爆発的核反応の痕跡を探る観測手段になるという。

 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720140804eaag.html

 

■30メートル望遠鏡、10月建設開始 米ハワイ山頂、5カ国協力

国立天文台は29日、米ハワイ島で建設を目指す世界最大の口径30メートルの超大型望遠鏡(TMT)について、土地の使用許可がハワイ州から下り、建設開始が正式に決まったと発表した。10月に起工式をする。2021年度の完成を目指す。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140729/trd14072920350015-n1.htm

 

■世界最高の防空システム「アイアンドーム」を破った主犯は…暗躍する中国軍のハッキング部隊

イスラエルの防空システム「アイアンドーム」の技術データが、中国人民解放軍によりハッキングされていた疑いがあると報道されている。

http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140802/wir14080217110001-n1.htm

 

■ロボットが「ヒッチハイク」 カナダ横断に挑戦中

(CNN) バケツの胴体に人工知能や音声認識などの機能を詰め込んだロボットが、単独でヒッチハイクしながらカナダの約6400キロを横断する旅に挑んでいる。

このロボット「ヒッチBOT」は7月28日に同国南東部ノバスコシア州ハリファックス郊外の道路に置かれ、8月1日にはトロント西部に到達。大陸を横断して西部ブリティッシュコロンビア州のビクトリアを目指す。

http://www.cnn.co.jp/fringe/35051837.html?tag=top;subStory

 

 

 


宇宙関連ユース140803

2014-08-03 09:13:25 | 佐鳥新の教授&社長日記

■アポロ計画では何回月に着陸できたの?

1961年、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領は「10年以内に人類を月に着陸させ、安全に帰還させる」と、アメリカ航空宇宙局(NASA)によるアポロ計画を発表。多くの実験を重ね、中には失敗もありましたが、「アポロ11号」が人類初の月面着陸を達成します。その後も「アポロ17号」まで6回の月着陸に成功。石や砂を持ち帰るなど、月の科学的な研究に大きく貢献しました。

http://www.asahi.com/articles/ASG7W5K4FG7WUEHF00B.html

 

■互いに傾いた原始惑星系円盤を連星系で発見

約450光年彼方のおうし座HK星は、誕生後500万年以内という2つの若い星がお互いを回り合う連星系だ。2つのうち暗い方のB星を取り囲むガスと塵の円盤(原始惑星系円盤)はこれまでにも観測されていたが、米・スワースモア大学のエリック・ジェンセンさんらがアルマ望遠鏡を用いて、主星Aの円盤を初めてミリ波でとらえることに成功した。

その結果、A星とB星のの円盤は互いに60度以上の角度を成していることがわかった。つまり2つの円盤は連星系の軌道面と同じ面にはなく、少なくとも1つの円盤が大きく傾いているということになる。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/01hk_tau/index-j.shtml

 

■ひび割れの開閉で噴き出すエンケラドスの間欠泉

米・宇宙科学研究所のCarolyn Porcoさんらは、探査機「カッシーニ」のデータから間欠泉の噴出箇所101個を特定し、さらに高解像度の熱分布マップと比較した。その結果、高温スポットはそれぞれ10m単位のひじょうに小規模なもので、噴出箇所と対応していた。このことから、熱により噴出が起こっているのではなく、噴出により熱が観測されていることがわかった。つまり間欠泉は、ひびが潮汐作用で開閉することで地下から出てくる水蒸気と考えられる。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/01enceladus/index-j.shtml

〈参照〉

 

■天の川銀河の質量は、アンドロメダ座大銀河の半分

過去にない精度で天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の質量が計測され、両銀河の総質量の9割をダークマターが占めていることが明らかになった。天の川銀河の質量はこれまで考えられていたより少なく、アンドロメダ座大銀河のほぼ半分だという。

http://www.astroarts.co.jp/news/2014/07/31m31milkyway/index-j.shtml