■宇宙博の入場者が10万人突破
千葉市の幕張メッセで開催中の「宇宙博2014」(朝日新聞社など主催)の入場者が11日、10万人を超えた。10万人目の入場者は、横浜市中区の中学1年児玉憲武さん(12)。母と弟と来場した。主催者側から図録などの記念品が贈られた。児玉さんは「テレビアニメで宇宙に興味を持った。宇宙についてより知りたくて来ました」と話した。会期は9月23日まで。
公式サイト(http://www.space-expo2014.jp )。
http://www.asahi.com/articles/ASG875H82G87UKJH004.html
■アルマ望遠鏡で探る、彗星での有機分子合成
米・カトリック大学の宇宙科学研究者マーティン・コーディナーさんらの国際研究チームは、2013年11月にアルマ望遠鏡で2つの彗星を観測した。1つはレモン彗星(C/2012 F6)、もう1つはこの観測翌日に太陽に最接近し、消滅したアイソン彗星(C/2012 S1)だ。
電波観測で、彗星核を取り巻くガス(コマ)に含まれる3つの有機分子、シアン化水素(HCN)、シアン化水素の原子が組み変わったHNC分子、そしてホルムアルデヒド(CH2O)の分布や運動速度が調べられた。その結果、シアン化水素は彗星核から全方向に均等に噴き出している一方で、HNC分子はかたまりとなってコマの中を移動していることが示された。これは、コマの中で有機物質が集まった塵が壊れることでHNC分子が作られるという説を裏付ける新たな証拠となる。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/12ison_lemmon/index-j.shtml
■“もや”のかかった低温の巨大ガス惑星
WASP-80bは、わし座の方向およそ200光年彼方にある巨大ガス惑星だ。主星から0.03au(約450万km)しか離れていないが、主星が低温なので惑星の温度も摂氏300~500度と比較的低く、灼熱というよりも「温かい」部類の環境である。
国立天文台と東京大学の研究者らが、岡山天体物理観測所の2つの望遠鏡と南アフリカのIRSF望遠鏡を用いて、このWASP-80bのトランジットを可視光~赤外線の6つの波長で観測した。惑星が主星の手前を通り過ぎる(トランジットする)時の減光のようすから、惑星を取り囲む大気を調べることができるのだ。
その結果、赤外線観測では可視光に比べて惑星のシルエットが小さくなることがわかった。このことは、惑星の大気中に「もや」(微粒子)が漂っている可能性が高いことを示している。(以下、URL参照)
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/08wasp80b/index-j.shtml
■中国の月探査プロジェクト、年内に帰還飛行実験を実施―中国紙
2014年8月11日、中国国家国防科技工業局によると、月探査プロジェクト第3期の再突入・帰還飛行実験を行う試験機が、このほど北京から西昌青山空港に輸送され、西昌衛星発射センターに移された。人民日報が伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140812-00000018-rcdc-cn
■120億歳の球状星団IC 4499
無数の星がきらめく球状星団IC 4499。この星団はおよそ120億歳で、銀河系内の軌道を回っている。ハッブル宇宙望遠鏡で撮影、8月8日に欧州宇宙機関(ESA)が公開した。
(ナショナル・ジオグラフィック)http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2014081201
■小惑星「Tomiokamachi」と命名 福島・富岡町の復興願い
民間天文台「ダイニックアストロパーク天究館「(滋賀県多賀町)が発見した小惑星が、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県富岡町にちなみ「Tomiokamachi」と命名された。
被災者支援として平成25年、富岡町の親子が参加した滋賀県内の星空観察会に協力した
縁があり、復興支援の思いを込めたという。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140812/trd14081220310008-n1.htm