■スマホで赤外線画像、手頃な専用カメラ続々と
スマートフォンは新たな視野を手に入れつつある。
赤外線画像は、兵士が暗闇でも見え、消防士が煙のなかでも見ることのできる技術だ。かつては高価な技術だったが、今やスマホのアドオン(拡張機能)として急速に普及しつつある。価格は数千ドルでなく数百ドル程度だ。
この分野で最も著名な製造会社フリアーシステムズは7月、349ドルで「iPhone (アイフォーン)」用のアクセサリー「フリアーワン」を発売した。これはスマホの画面に人、動物、光、その他の物体の温度情報を光で表示させる。iPhone 5や5sの回りに巻き付ける黒いカバーはまるでスマホの保護ケースのように見えるが、カメラを内蔵している。ユーザーは、これを取り付けたスマホを物体に向け、画面で画像を見る。
■太陽系外惑星:名前をネットで一般公募 国際天文学連合
あなたも惑星の名付け親になれる−−。天体の名称を決めるパリの国際天文学連合(IAU)が、太陽系の外で多数見つかっている「太陽系外惑星」の名前を一般公募することを決めた。数十個の惑星が対象になる見込みで、来夏に命名される予定。惑星の名前を公募で決めるのは史上初めて。手続きは9月にも、IAUのホームページ(英語)で公表される。
http://mainichi.jp/select/news/20140819k0000e040187000c.html
■1秒に4・4兆コマを撮影!日本人研究者が開発した超高速「STAMP」カメラ
慶応大学と東京大学の研究者で構成される研究チームが発表した超高速の撮影技術。使用されている技術は「Sequentially Timed All-optical Mapping Photography」、略してSTAMPと言われるもので、その手法は他の超高速カメラが採用しているものとは一線を画する。撮影速度は、従来のカメラの1000倍にも達する。
現在の超高速リアルタイム撮影技術を牽引している手法は、ポンプ・プローブ法と呼ばれるものだ。その手法においては、(とくに光化学反応を観察するために)まずポンプ光を照射することで起きた反応を、次いで照射したプローブ光によって分析するものだ。STAMPがそれと異なるのは、瞬間をつど測定する必要がなく、一度の撮影で画像を取得し、対象の空間的な情報を450×450ピクセルの解像度で可視化することができる点だ。
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140818/wir14081813000001-n1.htm
■糖尿病診断:金の微粒子で簡易検査 田中貴金属が開発
田中貴金属工業(東京都千代田区)は19日、「金コロイド」と呼ばれる金の微粒子群を使って糖尿病かどうかを簡単に調べられる技術を開発した、と発表した。
簡易検査は、まず歯茎から歯間ブラシを使ったり、指先を針で刺したりして微量の血液を採取して、血液を専用の溶液に加えてよく振る。そのあと検査キットに検体溶液を滴下すると、約10分で目視判定できる=田中貴金属工業提供
http://mainichi.jp/select/news/20140819k0000e040162000c.html
■宇宙竜巻の形成、ブラックホールが関係 慶大チーム解明
ラッパを逆向きに二つつなげた形の不思議な天体「宇宙竜巻」のできた原因を、慶応大のチームがあきらかにした。中心にあるブラックホールが一時的に、物質を噴き出したのが原因という。20日付の米専門誌に論文を掲載する。宇宙竜巻は、磁場と水素を主とするガスで形成されており、太陽から4万光年離れた場所にある。大きさは110光年。
http://www.asahi.com/articles/ASG8L61KLG8LULBJ017.html?iref=comtop_list_sci_n03
■国際地理五輪、高2の中野さんが銀メダル
文部科学省は19日、ポーランドで開かれた「第11回国際地理オリンピック」で、筑波大付属駒場高(東京)2年の中野響己さん(17)が銀メダルを獲得したと発表した。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140819/scn14081913340001-n1.htm