■アポロ計画では何回月に着陸できたの?
1961年、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領は「10年以内に人類を月に着陸させ、安全に帰還させる」と、アメリカ航空宇宙局(NASA)によるアポロ計画を発表。多くの実験を重ね、中には失敗もありましたが、「アポロ11号」が人類初の月面着陸を達成します。その後も「アポロ17号」まで6回の月着陸に成功。石や砂を持ち帰るなど、月の科学的な研究に大きく貢献しました。
http://www.asahi.com/articles/ASG7W5K4FG7WUEHF00B.html
■互いに傾いた原始惑星系円盤を連星系で発見
約450光年彼方のおうし座HK星は、誕生後500万年以内という2つの若い星がお互いを回り合う連星系だ。2つのうち暗い方のB星を取り囲むガスと塵の円盤(原始惑星系円盤)はこれまでにも観測されていたが、米・スワースモア大学のエリック・ジェンセンさんらがアルマ望遠鏡を用いて、主星Aの円盤を初めてミリ波でとらえることに成功した。
その結果、A星とB星のの円盤は互いに60度以上の角度を成していることがわかった。つまり2つの円盤は連星系の軌道面と同じ面にはなく、少なくとも1つの円盤が大きく傾いているということになる。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/01hk_tau/index-j.shtml
■ひび割れの開閉で噴き出すエンケラドスの間欠泉
米・宇宙科学研究所のCarolyn Porcoさんらは、探査機「カッシーニ」のデータから間欠泉の噴出箇所101個を特定し、さらに高解像度の熱分布マップと比較した。その結果、高温スポットはそれぞれ10m単位のひじょうに小規模なもので、噴出箇所と対応していた。このことから、熱により噴出が起こっているのではなく、噴出により熱が観測されていることがわかった。つまり間欠泉は、ひびが潮汐作用で開閉することで地下から出てくる水蒸気と考えられる。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/01enceladus/index-j.shtml
〈参照〉
- NASA: Cassini Spacecraft Reveals 101 Geysers and more on Icy Saturn Moon
- CICLOPS: The Moon of One Hundred and One Geysers
- The Astrophysical Journal: 論文
■天の川銀河の質量は、アンドロメダ座大銀河の半分
過去にない精度で天の川銀河とアンドロメダ座大銀河の質量が計測され、両銀河の総質量の9割をダークマターが占めていることが明らかになった。天の川銀河の質量はこれまで考えられていたより少なく、アンドロメダ座大銀河のほぼ半分だという。
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/07/31m31milkyway/index-j.shtml