飛び出せ! 北の宇宙基地

北の地である北海道で、人工衛星の開発などを行っている 北海道工業大学 佐鳥研究室の活動日記です。

宇宙関連情報: 韓国羅老宇宙センター、竣工式

2009-06-19 07:00:00 | 北海道衛星
2009-06-11 韓国羅老宇宙センター、きょう竣工式
来月にはロケット打ち上げ

 大韓民国の宇宙開発の「総本山」となる羅老宇宙センターが、8年間の工事を終え、11日に竣工式を迎える。来月、科学技術衛星2号を積んだ韓国初の宇宙ロケット「羅老(KSLV1)」がここから成功裏に打ち上げられれば、韓国は自力で衛星を打ち上げた世界10番目の国として「宇宙クラブ」入りすることになる。

 教育科学技術部が10日に明らかにしたところによると、11日に全羅南道高興郡蓬莱面外羅老島で政界・官界の要人や地域住民らが参加する中、韓国初の宇宙ロケット発射場、羅老宇宙センターの竣工式が行われるという。

 現在、世界12カ国・26カ所の宇宙ロケット発射場がある。羅老宇宙センターは、国家単位では世界で13番目の宇宙ロケット発射場になる。総面積 507万平方メートルの敷地に作られた同センターは、発射台や発射統制棟、総合組立棟、気象観測所、追跡レーダー、光学追跡装置などの先端施設を備えている。来月末にはここからロケット「羅老」が打ち上げられ、続いて来年4月には「羅老」の第2次打ち上げが予定されている。

 韓国政府は、「羅老」の後に続く後継ロケットの韓国型発射体(KSLV2)を、韓国独自の技術で2018年までに開発する計画だ。2段型宇宙ロケットの「羅老」は、1段目の液体ロケットがロシアから導入された。(朝鮮日報 李永完(イ・ヨンワン)記者)




出典: http://www.spaceref.co.jp/

時事問題: 北、攻撃するなら日本=若手将校が影響力-米専門家

2009-06-19 00:48:53 | 佐鳥新の教授&社長日記
226事件を連想させるような記事です。
そうならないことを祈るのですが・・・


6月18日12時25分配信 時事通信

【ワシントン17日時事】米シンクタンク「国際政策センター」のセリグ・ハリソン・アジア研究部長は17日、下院外交委小委員会で証言し、「北朝鮮との戦争があるとすれば、北朝鮮が攻撃するのは韓国ではなく日本だ」との見方を示した。ハリソン氏は今年1月に訪朝し、北朝鮮の政府や軍部高官と会談している。
 同氏は「金正日総書記が病気で日常の公務を減らしてから、海外経験のない国粋主義的な若手将校たちが指導部で強い立場にある」と指摘。これらの将校は、金総書記が2002年、訪朝した小泉純一郎首相(当時)に日本人拉致問題を認め、謝罪したことに憤激していたと述べた。
 さらに、国連安保理制裁によってこれらの若手将校が一層立場を強め、「日本との戦争になった場合の北朝鮮の軍事力について、非現実的な分析を行っている」と警告した。


出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000062-jij-int

宇宙関連情報: 韓国 SaTReC Initiative社がアラブ首長国連邦へ人工衛星を輸出

2009-06-18 07:00:00 | 北海道衛星
2009-06-10 SaTReC Initiative社がアラブ首長国連邦へ人工衛星を輸出

韓国唯一の衛星体系開発専門企業で大徳所在のSaTReC Initiative社(代表パク・ソンドン)は独自の技術で開発した人工衛星「DubaiSat-1」を打ち上げのため6月11日に韓国からカザフスタンへ移送すると6月9日に発表した。

DubaiSat-1は6月11日に仁川国際空港を出発し、モスクワを経て23日ごろにカザフスタンのバイコヌールへ到着、来月25日にウクライナのYSDOが製作したDnepr発射体に搭載されて打ち上げられる予定。

DubaiSat- 1はSaTReC Initiative社がドバイの政府出資機関であるEIAST(Emirates Institution for Advanced Science & Technology)と共同で開発した衛星で、2.5mの解像度を持つ重量180kg(直径1.2m、高さ1.25m)の小型衛星。同衛星は打ち上げが成功すれば宇宙からドバイの環境や災害を監視することになる。

こうした中でアラブ首長国連邦の現地マスコミもDubaiSat-1の打ち上げに大きな関心を示しており、SaTReC Initiative社が開発したDubaiSat-1の打ち上げについて詳しく報道している。『Khaleej Times』『Gulf Today』『Gulf News』『7Days』『Al Wahda』『Emirates Business』など現地の有力新聞が一斉にDubaiSat-1の打ち上げの秒読みが始まったことを報じている。

事業責任者である SaTReC Initiative社のキム・ビョンジン副社長は「人工衛星は高価であると同時に非常に精密な製品なので打ち上げ場所までの移動においても振動や周囲環境などに対する細心の配慮が必要。この3年間の努力の総仕上げであるだけに万全を期したい」と話している。(大徳)


出典: http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: 今後10年間の衛星市場、急成長

2009-06-17 07:00:00 | 北海道衛星
2009-06-09 今後10年間の衛星市場、急成長 :ユーロコンサル予測

欧州の宇宙関連市場コンサルティング企業 ユーロコンサルによると、今後10年間の衛星市場は、過去10年間(1999-2008)より50パーセント増加すると予想している。製造予定の衛星数は1185機となる。

衛星製造及び打上げによる売り上げ予測では約18兆円(178Bドル)に達する。市場には政府系と民間が含まれる。ユーロコンサルの専門家によると、現在の経済危機による衛星ロケット産業界への影響は限られていると見ている。「一部の民間衛星運用会社が資金問題で困難な状況に陥ることはあるが、政府機関による宇宙技術開発への需要は依然として高い。」として堅調な市場成長を予想している。

政府機関による衛星需要は民需への応用分野に高く、また、民需と軍需両方で770機の衛星打上げが予想される。この3分の2は民需か軍民デュアルユースとなっている。民需衛星の内、過去10年間よりもさらに政府系の衛星の割合が高くなる。

現在の防衛や安全保障関連の懸念から、専用の衛星や民間商業衛星の利用を増加させるが、軍事専用の衛星製造は一部の国に集中すると見ている。

市場の成長には明らかに3つの国のグループが存在する。総じて言えば、地球観測、気象観測、ナビゲーション、通信分野の衛星を調達することに集中する。さらに宇宙科学や宇宙探査ミッション、そして技術実証衛星市場が期待されている。

地球観測では今後10年間でもっとも期待される分野で、230機が期待されており、宇宙機関、多国籍宇宙機関、軍民協力利用などで発注される。

今後10年間で12兆円(116Bドル)については、商業利用市場よりも政府系市場が2倍程度と大きいが、供給側は国内とは限らなくなり、国際調達が増加する。これらの衛星投入軌道位置はLEOが41パーセントで、その他は高軌道の地球軌道のGTO、MEO、HEO、そして深宇宙探査となっている。

商業衛星市場では依然として通信放送サービス向けの静止衛星が中心となり、衛星数でも金額でも過去より三分の一以上成長すると予想している。

静止通信衛星市場については、わずかに新規参入があるものの、ほとんどが既存衛星の取り替え需要が大部分であり、88機の衛星打上げられ、その4分の三は注文も過去4年間に契約されたものである。

静止通信衛星以外では、通信衛星市場では、180機の衛星が打上げられる予定である。これらにはLEO通信衛星のオーブコム、グローバルスター、イリジウムの次世代衛星、光学及びレーダ地球観測衛星のインフォテラ、ギオアイ、ラピッドアイ等が含まれる。これらの市場価値となる9500億円(9.5Bドル)は73パーセント増加するものの、静止衛星市場に比べると依然として小さな市場に留まる。


出典: http://www.spaceref.co.jp/

御覧になりましたか?

2009-06-16 10:30:08 | 北海道衛星株式会社研究員USK
BS-hiのアインシュタインの眼にてハイパースペクトルカメラが紹介されました。
放送は、計3回あり残りは、

6月18日(木)午前8:15~8:59 #77 食中毒 しのびよるミクロの悪魔

となっております。

私は、BS-hiが映らないので見れません。

是非、御覧になった方々ご感想をお寄せください。

宇宙関連情報: 世界の軍事支出、過去最高に 米中露の勢い強く

2009-06-16 07:00:00 | 北海道衛星
2009-06-08 世界の軍事支出、過去最高に 米中露の勢い強く

スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(Stockholm International Peace Research Institute、SIPRI)が8日発表した2009年版年鑑によると、08年の世界の軍事支出は、米国によるイラク戦争の影響や、ロシアの世界舞台への復活、そして中国の台頭などから増加し、総額1兆4640億ドル(約144兆円)となった。

 これは、前年比で実質4.0%増、10年前と比較して45%増。世界全体の国内総生産(GDP)の2.4%に相当し、人類1人あたり約217ドルの額となった。

 世界1位は米国で、世界全体の42%を占めた。また、中国は849億ドルで世界全体の6%を占め、初めて世界2位につけた。中国とロシアの軍事費は、過去10年で3倍近い増加となっている。

 上位15か国のうち、1999年以降軍事費が減少したのは日本とドイツのみで、それぞれ1.7%減、11%減だった。(c)AFP

http://www.spaceref.co.jp/

宇宙関連情報: 2050年頃に有人火星探査を実施=中国科学院が計画を発表―中国

2009-06-15 12:00:00 | 北海道衛星
2050年頃に有人火星探査を実施=中国科学院が計画を発表―中国
6月12日14時48分配信 Record China

10日、中国科学院が発表した報告によると、中国は30年頃に月面着陸を成功させ、50年頃には有人火星探査を行う計画であることが分かった。写真は昨年10月、北京で開かれた科学普及展。有人宇宙船「神舟7号」や月周回衛星「嫦娥1号」の模型などが展示された。

出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000017-rcdc-cn.view-000

宇宙関連情報: 野口宇宙飛行士長期滞在時のリアルタイム交信イベントの募集

2009-06-15 07:00:00 | 北海道衛星
野口宇宙飛行士長期滞在時のリアルタイム交信イベントの募集について
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090612_iss_j.html

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に6か月間
の予定で長期滞在する野口宇宙飛行士の軌道上イベントについて、企画提案の
募集を行います。
 下記をご覧の上、応募くださいますようお願いいたします。
 なお、実施可能日、時間帯はISSの状況、宇宙飛行士の活動状況に応じて設
定されるため、現時点では明確にできないことをご了承願います。

                 記

I 募集概要
 募集内容:交信イベント 数件程度(20分)

 実施時期:上記内容いずれも平成21年12月頃~平成22年4月頃
      (スペースシャトル、ソユーズ、プログレスのドッキングに係る
      準備および作業期間中を除く)

 実施概要:・NASAテレビ映像配信を利用したリアルタイム交信
      ・原則として日本時間平日20時から4時頃までの間の20分間
       (ただしISS運用状況に応じて変更となる可能性があります。)

 募集締切:平成21年7月3日(金)

 選定結果発表:平成21年8月7日(金)

II 条件等
 応募条件:・交信に係る音声回線敷設、NASAテレビ受信用アンテナの調達等
       の経費は応募者負担とする(ただし、教育的交信イベントにつ
       いては学校、非営利団体主催の場合は相談に応じさせていただ
       きます)
      ・ISS運用状況によってスケジュールが流動的なため、突然のス
       ケジュール変更に対応していただけること
      ・NASAテレビで放映された映像(ISS内で交信する宇宙飛行士の
       映像)の、他組織による使用に同意いただけること
      ・公共性の高い内容であること
      ・公序良俗に反しない内容であること
      ・商品販売、企業宣伝目的ではないこと
      ・ISSへの持込品を伴わず(ただし、すでにISSにあるものを使用
       することは可)事前準備のために宇宙飛行士の時間を要するこ
       となく実施できること

 評価基準:
      ・イベント企画内容、実施方法について、多数への波及効果が期
       待できること
      ・宇宙でしかできない、宇宙だからできる内容が盛り込まれてい
       ること
      ・宇宙とのリアルタイム交信の臨場感を、放送、ウェブサイト、
       携帯端末などを複合的に活用して効果的に伝えること
      ・幅広い世代へ語りかけ、宇宙と地球、そして世代を繋げる内容
       とすること
      ・「きぼう」を教室として、地上との違いを実演するなど、宇宙
       環境を効果的に利用した教育的内容であること
      ・教育効果を高めるため、宇宙との交信前後において宇宙をテー
       マとした学習を行うこと

      ※基準を満たす応募が多数の場合は、評価基準に基づき、選定を
       させていただきます。また、同様の応募内容であった場合、抽
       選とさせていただきます。

III 申請先:
 下記あてに郵送またはファックスで申請をお願いいたします。(様式自由)

 宇宙航空研究開発機構 広報部
 住所:〒100-8260 東京都千代田区丸の内1-6-5丸の内北口ビル
 FAX:03-6266-6911

宇宙関連情報: インドと10月宇宙実験 ISS後にらむ 藻類培養、「植物工場」の可能性探る

2009-06-14 12:00:00 | 北海道衛星
インドと10月宇宙実験 ISS後にらむ 藻類培養、「植物工場」の可能性探る

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が今年秋、インドと共同で回収型の人工衛星を使った生命科学実験を行うことが分かった。日本とインドが共同で宇宙実験をするのは初めて。宇宙大国入りを目指すインドと協力関係を築くことで、米スペースシャトルや国際宇宙ステーション(ISS)の運用終了後も長期的に科学実験の機会を確保していく狙いがある。(長内洋介)

 ■回収型衛星使用

 共同実験に使うのは、インド宇宙研究機関(ISRO)が開発した回収カプセル型の実験衛星「SRE2号」。JAXAの小型実験装置などを搭載し、10月にインド南東部沿岸から打ち上げる。

 実験装置にスピルリナという原始的な藻類を入れ、高度約625キロの軌道上で培養。約2週間後、帰還カプセルを海上で回収する。光合成に与える無重力の影響を遺伝子レベルで分析し、宇宙で食糧を生産する「植物工場」の可能性などを共同研究する。

 JAXAは近くインド側と協力協定を締結し、6月中にも実験装置を輸送。研究には東大、中央大、茨城大なども参加する。約2年前、インド側から共同実験の提案があり、研究者レベルで検討を続けていた。

 日本は昨年からISSの実験棟「きぼう」で宇宙実験を始めた。しかし、米国はISSの運用計画を2015年までしか示しておらず、その後の見通しは不透明だ。ISS計画が打ち切られると、日本は宇宙実験の場を失うことになる。

 回収型衛星はISSと比べて短期間で小規模の実験しかできない半面、低コストで運用しやすい利点がある。日本では平成14年に1基を打ち上げたが、その後の計画はない。JAXAはインドとの協力関係を深め、今後も継続的に実験機会を確保したい考えだ。

 ■生命科学を研究

 一方、15年に有人宇宙飛行を目指すインドは、宇宙での科学実験を強化している。回収型衛星は07年に1号機を打ち上げ、材料分野の研究を独自に行った。今回の2号機は、日本の先端技術を習得して生命科学研究を加速させるのが狙いとみられる。

 JAXAは中国との間でも来年以降、有人宇宙船「神舟」または回収型衛星を使って、半導体の結晶成長に関する共同研究を行う方向で協議しており、ISS計画に参加していないアジアの宇宙新興国との連携を模索する動きが活発化しそうだ。

出典: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000140-san-soci

宇宙関連情報: 超高速インターネット衛星「きずな」による皆既日食の映像伝送

2009-06-14 07:00:00 | 北海道衛星
超高速インターネット衛星「きずな」による皆既日食の映像伝送について
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090612_kizuna_j.html

 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」という。理事長:立川
敬二)は、独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。理事長:宮
原 秀夫)、自然科学研究機構国立天文台(以下「NAOJ」という。台長:観山
正見)と共同で、7月22日(金)に、硫黄島から超高速インターネット衛星
「きずな」(WINDS)*1を用いて今世紀最大となる皆既日食*2の映像伝送実験
を実施する予定です。実験では地球局を硫黄島に設置して、「きずな」による
155Mbpsの回線で複数のハイビジョン映像を伝送し、アジア・太平洋地域向け
アンテナを使用した高速データ伝送能力を実証するとともに、実験映像を広く
公開します。

【背景】
 今世紀最大の日食となる7月22日(金)の皆既日食は、日本の陸地で観測で
きる皆既日食としては46年ぶりであり、また次回は26年後まで起こらないなど、
非常に珍しい貴重な自然現象です。JAXAとNICTは、この機会を捉え、今後計画
されている「きずな」を利用したアジア・太平洋島嶼国との実験に向けた第一
歩として、硫黄島・父島(東京都小笠原村)からの皆既日食の映像伝送実験を
実施する予定です。

【伝送実験の概要】
 光ファイバーなど、高速な通信回線のない硫黄島からのハイビジョン映像中
継の実現のために、NICTは2.4mのアンテナを有する車載型地球局で「きずな」
に向け155Mbpsの速度で日食の映像を送信します。「きずな」衛星はアジア・
太平洋地域全体をカバーするアクティブフェーズドアレーアンテナ(APAA)を
用い、東京都小金井市や茨城県鹿嶋市などのNICT、JAXA地球局に向けて映像を
中継し、さらにNICTが有する地上高速ネットワークJGN2plusなどを経由して
NAOJに送られます。実験映像は上野にある独立行政法人国立科学博物館をはじ
め、各地の科学館、放送局等へ配信され、広く公開される予定です。
 このように本伝送実験はブロードバンドの宇宙通信ネットワークと地上高速
光ネットワークが連携した高度な通信実証であるとともに、稀有な天体現象を
ネットワーク経由で多数の方に共有いただくことを目指す内容となっています。
(補足資料、図1)。

 なお、現地天候等の条件によっては日食映像の伝送が行なえない場合もござ
いますので、あらかじめご了承ください。

【硫黄島での日食時間帯】(国立天文台より)
硫黄島での食の始まり   10時1分から
皆既日食の時間帯     11時25分から11時30分まで(最大11時28分)
食の終わり        12時52分

<用語 解説>
*1 超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)
アジア・太平洋地域のデジタル・ディバイドの解消、衛星利用の高度化等に必
要なギガビット級の超高速衛星通信技術の確立を目的に、JAXA及びNICTが開発
した研究開発衛星で、平成20年2月23日にH-IIAロケットで打ち上げられ、平成
20年6月30日からは定常運用が開始されています。衛星通信能力として、「き
ずな」に搭載されているNICT開発の再生中継器を用いることで、小型地球局
(VSAT)を用いて最大155Mbpsのメッシュ接続による通信が可能です。また、
1.1GHz帯域幅のベントパイプ型の衛星中継モードを用いれば、世界最高速の
1.2Gbps伝送が可能です。

*2 2009年7月22日(水)皆既日食
今回見ることのできる皆既日食は、皆既の時間帯に太陽の高度が高く、皆既の
時間が長いなど非常に条件のよい皆既日食です。トカラ列島から小笠原の範囲
で日食がみられ、日本の中で皆既日食が起きるのは46年ぶりです。我々は、太
陽、月、地球のという天体が起こす皆既日食の織りなす自然の躍動をハイビ
ジョン映像で伝え、この希有な天体現象の素晴らしさを世界中の皆様と共有し
たいと考えております(補足資料、図2)。

補足資料
図1 「きずな」による日食中継の概要図
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090612_kizuna_j.html#ref1
図2 これまで発生した日食による観測画像例
http://www.jaxa.jp/press/2009/06/20090612_kizuna_j.html#ref2