タイトル: 農薬の蛍光スペクトルの可視化080718
研究期間: 2008年7月18日
文責 : 佐鳥新(北海道工業大学)
人体に害悪を及ぼす物質に汚染されているかどうかを非接触に検査する手法に蛍光を利用できるかどうかを検討する。一般に、分子に対して十分に高いエネルギーを持った光や電子を照射すると、何らかの励起(又は分解)が起るはずであり、エンルギー緩和の過程で発光現象が発生することが期待できる。励起方法は、真空中ではプラズマの照射もしくはプラズマ化を伴う素過程での励起・脱励起を利用する方法が一般的ではあるが、大気中の場合には、強い紫外線かコロナ放電が良いと思われる。そこで、その予備実験として今回は汚染物質の検体として農薬を用い、ブラックライトを励起光としたときの蛍光の発光現象をハイパースペクトルカメラで撮影した。実験に用いた5種類の農薬のうち、2種類について蛍光現象が見られたので報告する。
【検体として用いた農薬の種類】
(1)トレボン (エトフェンブロックス乳剤)
(2)トルネード (インドキサカルMP水和剤)
(3)ホスビット (DDVP)
(4)バサグラン (ペンタゾン)
(5)ラウンドアップ (クリホサートカリウム塩)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/92/4396d23fe1fba028ada10a9943749e1a.jpg)
図1 蛍光撮影の方法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/47/30d0f3cae0931c0c9a60b1a3a6547e8f.jpg)
図2 農薬の蛍光撮影写真: HSC1700による露光モード40回撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/05/e45ddbfc144ad383ffbb2711a0514d99.jpg)
図3 農薬の蛍光スペクトル
研究期間: 2008年7月18日
文責 : 佐鳥新(北海道工業大学)
人体に害悪を及ぼす物質に汚染されているかどうかを非接触に検査する手法に蛍光を利用できるかどうかを検討する。一般に、分子に対して十分に高いエネルギーを持った光や電子を照射すると、何らかの励起(又は分解)が起るはずであり、エンルギー緩和の過程で発光現象が発生することが期待できる。励起方法は、真空中ではプラズマの照射もしくはプラズマ化を伴う素過程での励起・脱励起を利用する方法が一般的ではあるが、大気中の場合には、強い紫外線かコロナ放電が良いと思われる。そこで、その予備実験として今回は汚染物質の検体として農薬を用い、ブラックライトを励起光としたときの蛍光の発光現象をハイパースペクトルカメラで撮影した。実験に用いた5種類の農薬のうち、2種類について蛍光現象が見られたので報告する。
【検体として用いた農薬の種類】
(1)トレボン (エトフェンブロックス乳剤)
(2)トルネード (インドキサカルMP水和剤)
(3)ホスビット (DDVP)
(4)バサグラン (ペンタゾン)
(5)ラウンドアップ (クリホサートカリウム塩)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/92/4396d23fe1fba028ada10a9943749e1a.jpg)
図1 蛍光撮影の方法
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/47/30d0f3cae0931c0c9a60b1a3a6547e8f.jpg)
図2 農薬の蛍光撮影写真: HSC1700による露光モード40回撮影
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/05/e45ddbfc144ad383ffbb2711a0514d99.jpg)
図3 農薬の蛍光スペクトル
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